寺西拓人 中村麗乃 城田優 山口祐一郎 フランク莉奈 太田基裕
ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表が3月28日(金)に行われ、山口祐一郎、城田優、フランク莉奈、中村麗乃、太田基裕、寺西拓人、演出の山田和也が出席。公演に向けた思いを語った。
本作は、2006年の日本初演以来、熱狂的な支持を集めているミュージカル作品。ロマン・ポランスキー監督のカルトムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手がけ、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手がけ、1997年にオーストリア・ウィーンで世界初演された。日本ではミュージカル界で唯一無二な圧倒的な存在感を誇る山口がクロロック伯爵を演じ、演出に山田を迎えて上演。今回は、城田をダブルキャストに迎え、6年ぶり6回目の上演となる。
演出の山田は「20年近くこの作品が上演されています。それほどお客さまに愛していただいているとても幸せな作品だと思っています。山口さんと、今回、初めての皆さんとご一緒できるということで、今まで以上に面白いものがお届けできるのではないかと思いますので楽しみにしていてください」と挨拶した。
今回、クロロック伯爵を演じるのは、初演から本役を演じ続けている山口と今回、初出演となる城田。山口は、「山田さんと20年やってきましたが、途中から早く相棒がこないかなとずっと思っていたんです。その時に頭に最初に浮かんだのが城田さん。今回、ようやくいらしていただけました。今、ホッとしています。この2025年、皆さんとご一緒に素敵な作品になればと思っています」と期待を寄せる。
それを聞いた城田は「ありがたいお言葉をいただきましたが、僕自身も帝劇で客席から何度も観ていて、いつか演じられたらいいなと思っていたので、念願の初ヴァンパイア役です。日頃からいつも背中を押してくれる、チャーミングで笑わせて和ませてくださる山口さんとダブルキャストとして参加できることを心から嬉しく思います」と出演を喜んだ。
ヒロインのサラ役はフランクと中村のダブルキャスト。フランクは「ミュージカル界に飛び込んでから初めての目標がサラでした。13年間、いつかサラを演じたいと願い続けて、この度、やらせていただけることになり幸せな気持ちでいっぱいです。歴史の長い作品に参加させていただける喜びと、これまで皆さまが作り上げてきた作品に出させていただく責任を持って頑張りたいと思います」と力を込めた。
一方、中村は「すてきなキャストの皆さまが集まっていて、その中に私もご一緒させていただけるのは夢のようだと思っています。この世界でどうやってサラを演じていこうと考える日々が幸せで、とても楽しみです。精一杯務めさせていただきます」とコメントを寄せた。
アブロンシウス教授の助手・アルフレート役は太田と寺西がダブルキャストで務める。太田は「アルフレッドはお客さまと一緒にこの物語を旅する、非常に重要な人物だと思いますので、たっぷり汗をかきながら右往左往しながら反応して、楽しく、一生懸命演じていけたらいいなと思っております」と意気込んだ。
また、寺西は「長い間、愛されてきたこの作品に参加できることをすごく光栄に思います」と話すと、役衣裳のカツラを気にする様子を見せ、「巻き毛がすごい首に刺さってかゆくて…」と苦笑い。改めて「これにしっかり慣れて千穐楽まで頑張りたいと思います」と語って場を和ませた。
timeleszとしても活動する寺西。多忙な日々を送っていると思われるが、寺西は「いろいろなお仕事をさせていただいているので、1個1個を楽しむという気持ちでやっていれば自然とできています」と笑顔を見せる。
“国民の元カレ”という呼び名について聞かれると、「誰が言い出したんでしょうね。すごい遊び人みたいな感じで、困っています」と困惑しつつも「面白がってくださっているのはありがたいなと思います」と話した。
「本公演にメンバーは観に来るのか?」という質問には「来させますよ、もちろん。新しい子たちはお芝居に触れる機会が今までなかったと思うので、ミュージカルって素敵だなと思ってもらえるような働きをしたいと思います」と語った。
ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は、以下の日程で上演。
【東京公演】5月10日〜31日 東京建物 Brillia HALL
【愛知公演】6月7日〜15日 御園座
【大阪公演】7月4日〜12日 梅田芸術劇場メインホール
【福岡公演】7月19日〜30日 博多座
公式サイト https://www.tohostage.com/vampire/