
ミュージカル『レベッカ』の新ビジュアル解禁と製作発表記者会見が、2026年3月26日(木)に東京都内で行われ、海宝直人、豊原江理佳、朝月希和、明日海りお、霧矢大夢、演出の山田和也が登壇。公演への意気込みを語った。
本作は、イギリスの作家ダフネ・デュ・モーリアのゴシックロマンス小説を原作とした、サスペンスとロマンスが絡み合う重厚なミュージカル。イギリスの広大な敷地“マンダレイ”を舞台に愛と罪の衝撃の物語を描き出す。日本では、2008年4月に、シアタークリエ・オープニングシリーズのミュージカル公演第1弾として上演。約3カ月、全日程完売の大ヒットとなり、2010年には大劇場バージョンとして帝国劇場でも公演した。その後も、2019年にシアタークリエ開場10周年記念ラインナップの締めくくりとしても上演されるなど、人気を博した作品だ。今回の上演は、キャストを一新し、7年ぶりの再演となる。
演出の山田は、「たくさん再演を繰り返しているミュージカルはありますが、この『レベッカ』は間隔が結構、開いています。なので、再演と言っても感覚が違うんです。毎回、セットを新しく1から作っていて、結果として演出も1からやっています。再演という感覚とは違うミュージカルです」と本作について言及。
さらに、「ウィーンの初演は大きな劇場で、たくさんのセットを入れ替えて、ラストシーンにはスペクタクルな場面もある。つまり、大劇場のために書かれた作品でした。これを東宝はシアタークリエで上演しており、それは作者たちが意図したことと違うことを始めてみようという野心的な企画だったのかなと思います。いろいろな国でも上演されている作品ですが、これほど小さい劇場で上演している国はほかになくて、それが私たちの『レベッカ』の最大の特徴になっているのかなと思います。今回、また新しいタイミングで、皆さんと作り上げることができるのはすごくワクワクしています」と本作への思いを語った。

マキシム・ド・ウィンター役の海宝は、「まさに稽古が始まったばっかりですが、先輩方が大事に作ってきたこの『レベッカ』という作品に新しく参加させていただけることはとても光栄です。そして新たなキャストとして新しく作品を作っていこうという思いで今、溢れております」と挨拶。役柄については、「どういうエネルギーで『わたし』に対してパワーを投げられるのかが、重要な役柄だと思っています。マキシムの変化が細やかに描かれているというよりは、楽曲の力やシーンのダイナミックスさで描かれていくので、そこをしっかりと掴んで演じていきたいです。マキシムは中盤から後半にかけて、かなりエネルギーが必要な楽曲があるので、しっかりと表現できるようにしないといけないと考えています」と思いを明かした。

「わたし」役は豊原と朝月のダブルキャストで演じる。豊原は「この歴史のある作品に、『わたし』というとてもやりがいのある役で参加させていただけることを光栄に思いながらも、とても緊張しております。今までのどの作品よりも毎日、お腹がキュっとなる思いがありながら、でもやりがいも感じながら稽古させていただいています。ここから5月の本番までに、どんなふうに中身が詰まっていくのか、毎日キャストの皆さんと一緒に切磋琢磨して頑張りたいと思います」。

朝月は「この作品の再演を待ち望んでいらっしゃる作品ファンの皆さまが多くいらっしゃるということを今、すごく感じております。ゆえに、この『わたし』というお役に向き合う責任感や、緊張、不安が背中にずっしりとあります。演出の山田さんからいただくお言葉を自分の中で大切に噛み砕いて、キャストの皆さまと精一杯頑張ってまいりたいと思っております」とそれぞれコメントを寄せた。

また、ダンヴァース夫人役は、明日海と霧矢のダブルキャスト。明日海は「シアタークリエで初演されていたこの作品を観させていただいたときに、(本作の)音楽が大好きになりました。それからはウィーン版の音源をずっと聞いていましたし、公演を観たくて海外まで行っていたので、今回、こうしてキャスティングしていただいて本当にうれしいです」と本作への出演を喜び、「これまで演じてこられた方、そしてスタッフの皆さまが愛情をたくさん繋いできた作品だと思いますので、私自身も心を込めて、愛情を込めて、演じられればと思っております」と意気込んだ。

そして、霧矢は「この作品の中で、ダンヴァース夫人はとても重要な、そして強烈な存在感を放つお役です。ですので、演じさせていただくことが決まったときは、胃がキリキリしたり、悪夢を見たり、それこそレベッカの亡霊に取り憑かれたような感覚があって、稽古が始まるまでは本当に気が重い状況でした。ですが、いざ皆さまとお会いして、この作品を作り上げていくという段になると、楽しみな気持ちの方が大きくなり、自分が一体どうダンヴァースとして変化していくのかを自分自身も楽しみながら、皆さまに再び愛される作品にしたいなと思っております」と思いを話した。
この日の会見では、新ビジュアルのアンベールが海宝によって行われた。海宝は「『レベッカ』の何かが起きそうな空気感がビシビシ伝わってきます。最初にデザインを見たときにかっこいいなと思いましたし、どのように皆さんと並ぶのか楽しみにしていたのですが、素敵なビジュアルに仕上がっているのではないかと思います」と新ビジュアルへの感想も語った。

ミュージカル『レベッカ』は以下の日程で上演。
東京公演:2026年5月6日(水)~6月30日(火) 日比谷シアタークリエ
福岡公演:2026年7月10日(金)~12日(日) 博多座
大阪公演:2026年7月17日(金)~19日(日) 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
愛知公演:2026年7月24日(金)~26日(日) 御園座
東京公演(シアター1010):2026年8月 1日(土)・2日(日) シアター1010

