後段左から:新谷姫加、染谷俊之、長谷川初範、美弥るりか、上山竜治
前段左から:岩崎う大、剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子、河原雅彦
明治座創業150周年ファイナル公演 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』製作発表会見が12月19日(火)に都内で行われ、藤原紀香、剛力彩芽、染谷俊之、上山竜治、長谷川初範、新谷姫加、美弥るりか、高島礼子、脚本の岩崎う大、演出・共同脚本の河原雅彦が登壇。公演への意気込みを語った。
本作は北条司の大ヒット漫画を原作に、明治座の創業された時代でもある明治時代に設定を変え、怪盗キャッツアイの3姉妹が鮮やかな盗みの大一番を披露するオリジナルストーリーを舞台化。
物語の主人公となる怪盗キャッツアイの次女・来生瞳を藤原、長女・来生泪を高島、三女・来生愛を剛力が演じる。また、舞台版のオリジナルキャラクターとして3姉妹の営む喫茶店に現れる謎の人物を美弥、瞳の恋人で警察官の内海俊夫役の染谷が務める。
藤原は、1997年に公開された映画『CAT’S EYE キャッツ・アイ』で泪役を演じていることから、「大好きな作品に人生で2度もご縁があった幸せを噛み締めています」と本作への出演を喜ぶと、「古き良き明治後期、江戸時代の文化が残りながらも西洋の風を感じる時代に『キャッツアイ』って面白そうじゃないと脚本を待ち望んでいました。実際に脚本を読むと、明治座さんならではの特殊機構、舞台装置を使った派手で華やかな世界観が描かれていて、お客さまも明治時代にトリップして観られるだろうなと思います。歌もあり、ダンスもあり、ショー要素あり、空を飛んだり…色々なことがあるので、お客さんが喜んでくれるだろうと思いますが、待って、それを演じるのは我々だと(笑)。力を合わせて、一丸となって突き進んでいきたいと思います」と熱弁した。
一方、剛力は「私は初舞台が明治座さんで、緊張しっぱなしだったけど楽しかった思い出があり、そこから舞台が大好きになりました」と振り返る。そして、「三女の愛ちゃんをやらせていただけるという話をどの世代に言っても、『ぴったり!』と言っていただけるんです。そのキャラクターを皆さんイメージしてくださっているんだなと思いますが、私は発明とか得意じゃない(笑)。ですが、しっかりした愛ちゃんに見えるようにしたいと思います。盛りだくさんな作品になっていると思いますので、楽しい気持ちで見に来ていただけたら嬉しいです」と語った。
そして、高島は「大好きな『キャッツアイ』の泪姉さんをやらせていただけるというので、緊張していますが楽しみにしています」と挨拶し、「初めて共演する方がほとんどで、刺激を受けながら、私も負けずと頑張りたいと思います。とにかく冬の寒い時期に足を運んでくださる皆さんの心の中に少しでも長く生き続ける作品になるよう一生懸命頑張りたいと思います」と意気込んだ。
今作では、宙乗りにも挑戦するという藤原だが、「人生初ですので、ドキドキしています。どんな感じになるのかなと楽しみ」と笑顔を見せ、「キャッツアイらしい“飛び”になるんじゃないかと思っています」と目を輝かせた。
現在、愛之助は新作歌舞伎「流白浪燦星」に出演し、ルパン三世を演じている。お互いに人気漫画原作の舞台に携わっていることから、「昔から、誰しもが愛している作品をやるのはすごく難しいこと。リスペクトや責任もあるので、頑張ってやろうと。ただ『家に泥棒が多いね』と話しています」と明かし、会場の笑いを誘った。
また、美弥は、本作のビジュアル撮影で久々に燕尾服を着用したことを振り返り、「燕尾服を4年ぶりに着て、しばらく封印していた男役スイッチが入りました。『何をやっても様になる』と紹介していただいたからには精一杯かっこいい人物を演じたいと思っております」とアピールした。
明治座創業150周年ファイナル公演 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、2024年2月6日(火)〜3月3日(日)に明治座で上演。