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2025年3月1日 11:05

【後編】相葉裕樹インタビュー「新たな扉を開いていけたら」 ハジケ・る ポップコーン一座「テイ・る オブ ナイトメア」~不思議の国の給仕係~

――自分の意見を取り入れてもらえることでやりがいもより大きくなりますよね。

そうですね、もちろん責任も大きいと思いますが。特に今回は、オムニバス形式での初の試みになるので、お客さまに「良かった。楽しかった。また観たい」と思っていただいて、この先もシリーズになって続けていけるようになったら“勝ち”だと思います。それから、今回はコメディです。コメディはみんなで作っていくものだと僕は思います。お芝居は全てそうだとは思いますが、特にコメディは個人競技というよりも団体戦です。チームワークがとても大事だと思います。どこで攻めて、どこでひくのか。駆け引きや押し引きをみんなで作っていく。そうやって作ったものを観たお客さんが笑ってくださったり、感動してくださったら幸せです。今回、これまで観たことがないものを届けられたらいいなと思います。満足度の高いものを届けるのはすごくハードルが高いですし、今の段階ではお客さまは「この公演は結局、何をするの?」と思っていると思いますが(笑)。みんなで作って素晴らしいものをお届けできるように稽古に挑んでいきたいと思います。

――この4人の脚本家さんが揃うというのもすごいことですね。

本当にすごいと思います。それぞれが演者として活躍もされていて、脚本も演出もやられています。なので、そういう意味では、演者に寄り添った脚本になるのではないかなと感じていますし、きっとそれぞれの笑いの持ち味が出るような舞台になるとは思います。

――今日のお衣裳についても教えてください。

オープニングとエンディングの「不思議の国の給仕係」をイメージしたファッションです。僕は給仕係を演じます。この衣裳ではステージには上がらないので、あくまでもイメージです。アリスは日替わりゲストが演じてくださいます。今回は、エンディングも日替わりなんですよ。日替わりのゲストの方によってそのルートが変化するらしいので、どのようになっていくのかすごく楽しみです。

――エンディングが変わるというのは面白い試みですね。

僕はコメディが大好きなんです。今回は、4人の脚本家さんがコメディの要素をふんだんに入れつつも、サスペンスだったり、ミュージカルの要素だったり、いろいろな仕掛けを入れ込みながら、楽しく、面白く、不思議な物語になればと思います。

――ミュージカルの印象がありましたが、コメディもお好きなんですか?

好きですね。(本作で共演する)坂田(聡)さんや村上(純)さんとご一緒した「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」という作品が初めてのコメディだったのですが、「コメディってこんな面白いんだ」とそのときに感じて、「歌わなくていいなら、コメディで生きていきたい」と真剣に思ったくらいでした(笑)。まだ歌うことがあまり得意ではなかった時期なので、こんな世界もあるんだと衝撃でしたし、コメディを主戦場としている方を見て、かっこいいなと思っていました。その後に、る・ひまわりさんの“祭”シリーズに出会って、そして一昨年、昨年と座長で帰らせてもらいました。2部のコメディパートでは、とんでもないモンスターが生まれて(笑)。僕はまだまだできるかもしれないと可能性を見出していただいたと思います。それと同時に、相葉コメディができるんだと知らしめることができたのではないかなと(笑)。コメディもいけるというのをまたこの作品でもお見せできたらと思います。

――コメディ愛が伝わってきました。

(「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」で演出を務めた)後藤ひろひとさんの演出を受けたときに、稽古場ってこんなに楽しいんだと感じたんですよ。それまでは、稽古はしんどいものだと思っていたんです。悩んで苦しんで…。(後藤が)「早く稽古場に行きたくなるような稽古場を作ることをモットーとしている」とおっしゃっていて、まさにそうだなと思いました。僕もそれを味わわせてもらって、コメディって楽しいな、これをずっとやっていきたいと思ったのがコメディが好きになったきっかけだと思います。人を笑わせるってすごいことですよね。みんなが幸せになれると思います。

――ところで、この作品は「愛」をテーマにした作品ですが、相葉さんは「愛」と言われてどんなことが一番に思い浮かびますか?

難しい質問ですね。利己的な愛もあれば、尽くす愛もある。愛はすごく幅が広いですよね。愛があるからこそ戦いや戦争も起きるのだと思います。幸せなものでもあるし、幸せになれないものでもある。一概には言えません。誰かを愛するということは、その一方で愛されなかった人がいるということでもあると思うので、「愛してほしかったのに」という憎しみも生まれてしまうものなのかなとも考えてしまいます。ただ、愛がなければ何も生まれないと思いますので、愛は大切です。人には思いやりや愛を持って接したいと思います。

―改めて公演に向けての意気込みとメッセージをお願いします。

座長として責任を持って、演出の啓さんのもと、観たことのないようなオムニバス作品を作り上げていきたいと思います。まるで幕の内弁当のような、福袋のような、楽しい、面白い、怖い、不思議を詰め込んだ作品をお届けしますので、ぜひ遊びに来てください。お待ちしております。

ハジケ・る ポップコーン一座「テイ・る オブ ナイトメア」~不思議の国の給仕係~
2025年3月21日~3月30日 
I’M A SHOW
公式HP https://tale-of-nightmare.com/

脚本:岩崎う大(劇団かもめんたる)、池田テツヒロ、水川かたまり(空気階段)、ブルー&スカイ演出:加藤啓
音楽:オレノグラフィティ
出演:相葉裕樹、須賀健太、丘山晴己、横山賀三、村上純、坂田聡、オレノグラフィティ、紫吹淳
日替わりゲスト:伊藤裕一、広井雄士、前川優希、井康介、松田岳、spi、村井良大、上口耕平、平野良、内藤大希(出演日順)

衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:田中エミ

サイン入りチェキプレゼント

<応募方法>
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 (2)【前編、後編】の両方の記事を、リツートする。
 (3)ダイレクトメッセージから「相葉裕樹さん希望」と書き、申し込む。
<応募締切>
2025年3月30日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
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取材 文:嶋田真己 撮影:有田純也

 

 

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