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2020年7月8日 15:43

【後編】富田健太郎インタビュー!舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』で「一人でも多くの人が知らなかった世界を知るきっかけになれば」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

――デビューのきっかけはスカウトだったそうですが、もともと、芸能界に興味があったんですか?

いえ、特別に興味があったわけではありませんでした。ドラマや映画を観るのは好きでしたが、それもそこまで詳しいわけではありませんでしたし…。

――スカウトを受けて、とりあえずやってみようかな、と?

そうですね。もともと目立ちたがり屋ではあったので(笑)。なので、やってみたいと両親に相談して、そうしたら両親が、「人生一度きりだし、やってみたらいいんじゃない」と背中を押してくれて、今につながります。

104s

――「役者として生きていこう」と決心した、ターニングポイントとなったのは、どんな出来事がきっかけだったのですか?

高校を卒業して大学進学をした時です。学生生活か芸能の仕事かを悩んでいたので、それならば1年間休学して、その間にお仕事がなかったら芸能の仕事を諦めて学業に専念しようと自分の中で決めました。ありがたいことに、休学していた期間に舞台のお仕事をいただいて、そこから意識が変わったように思います。

097s

――芸能のお仕事でも、モデルだったり歌手だったりと、道はたくさんあったと思いますが、その中で役者を選んだのはなぜですか?

なんでだろう…自分でも考えたことはなかったです。でも、この仕事を続けていく以上、映画や舞台などいろいろな作品を観ないといけないなと、最初は義務的に思って観ていたら、自分の知らない世界がこんなにもたくさんあったんだということに気づきました。知らないことを知るのはすごく楽しかったですし、それを教えてくれる世界に自分も表現者として携わりたいという思いが年々強くなっていって、今に至っているんだと思います。

――では、演劇・ミュージカルに出演することは、富田さんの中でどんな魅力を感じていますか?

自分の身一つでお客さまの前に出て、生のお芝居を届けることができる場所なので、僕の中ではすごく大切な経験です。映像のお芝居とはまた空気感が違って、その時その時でお芝居が変わるので、そのライブ感を自分も楽しみながらやっています。僕は、舞台に立つことはすごく好きです。

070s

――逆に、ドラマや映画などの映像作品はどうですか?

自分がこの作品で演じる役は、どういうポジションで何を伝えるための役柄なのかということまで細かく考えて演じています。映像に収まったときに、小さなお芝居に意味が出てくると思うので、監督と意見交換をしながら、仕草や声のトーンまでより繊細に作り上げていきたいと思っています。舞台とはまた違った魅力があり、映像作品に出演するのも大好きです。

――役者の仕事をしていて、一番充実感を感じる瞬間は?

作品を作っている間は、自分一人では作れないものをみんなで力を合わせて作っていると感じられる瞬間が何度もあって、それを感じることができるのもこの仕事の魅力だと思いますが、僕はやっぱり「終わった時」です。演出家の方や共演者たち、スタッフさんたちと話し合って、一つの作品を作って、それが無事に撮り終わった時は充実感を感じますね。

075s

――今年は自主制作映画の公開も控えているそうですね。映画制作に思い入れがあるのですか?

年々強くなっているとは思います。僕が今まであまり挑戦していないジャンルだからということもありますし、「映画の中でも活躍できる俳優になりたい」というのが自分の目標の一つでもあるので、それに向かっていきたいという思いもあります。

――なるほど。では、富田さんの理想の役者像は?

どんな作品であっても、自分が出演することによって観ている皆さんに何かしらの感情をお届けすることができる役者になりたいというのが一番です。それは今もこれから先もずっと変わらずに思い続けていることだと思います。

――ところで、富田さんは、中国の大手動画プラットフォームとYoutubeで配信されている「速食物語 Season2」という中国製作のWeb番組に出演していましたね。中国語の勉強も始められたとか?

はい、とても難しいです(笑)。今は、番組では自己紹介や簡単なフレーズだけ僕も中国語で話しているのですが、それ以外の会話は通訳の方に教えてもらわないとまだ分からないので、早く話せるようになれるように頑張ります。

055s

――同番組はお料理番組ということですが、普段からお料理をされているんですか?

料理は好きで、自炊もしています。

――どんな料理がお得意なんですか?

最近はちょっと男飯っぽくなってきてしまっていますが(笑)、以前は、一汁三菜作っていたんですよ。味噌汁はだしから取って、それからご飯と、おかず、もう一品、付け合わせまで作ってました。今はちょっとサボっています(笑)。でも、僕の作るクラムチャウダーは美味しいと思います!(笑)。ホワイトソースから全部手作りで作るんです。

――すごい! 料理を始めたきっかけはなんだったんですか?

イタリアンレストランでバイトをしていたことがあって、キッチンで働いているときに料理を作る楽しさを覚えました。その時は実家に住んでいたので、親に教わって、家族に作るようになって、徐々に好きになりました。

079s

――お休みの日はどのように過ごしているんですか?

普段は割とアウトドア派なので、天気がいいときはドライブに行ったり、公園で散歩したりして過ごすことが多いですね。それから、キックボクシングにも通ってます。雨の日は映画を観て家で過ごすという生活です。

――富田さんのプロフィールの趣味の欄に「一人旅」とありますが、一人で旅行に行くのも好きなんですか?

はい、何も気を遣わなくていいので、気楽に行けるんですよ。それから、旅行先で知らない人とコミュニケーションをとるのも面白い。自分のことを分かってもらって、自分もその人のことを知っていくと、毎回、人って素敵だなって思います。刺激的な非日常感があるのも一人旅の醍醐味だと思うので、そういう意味でも一人旅は大好きです。

――これまでどんなところに行ったのですか?

初めて行ったのがニューヨーク。その後、タイ、香港、マカオに行きました。次はベトナムにいきたいと思ってます。

 ――ありがとうとございました! では、最後にファンの方々にメッセージをお願いします。

 これからも一つひとつ丁寧にお仕事を続けて、皆さんの何か一つでも心に残る作品を提供できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!

088s

舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』は以下の日程で上演予定。

【東京公演】7月18日(土)~28日(木) Bunkamuraシアターコクーン
※新型コロナウイルス感染予防対策のため、チケットは一旦払い戻しの上、再販売が決定。詳しくは以下の公演公式サイトをご確認下さい。

公式サイト:https:// www.bib-stage.jp

【仙台公演】8月8日(土)~9日(日) 東京エレクトロンホール宮城
【札幌公演】8月15日(土)~16日(日) 札幌市民ホール
【大阪公演】8月21日(金)~23日(日) シアター・ドラマシティ
【東京凱旋】8月27日(木)~30日(日) なかのZERO大ホール

インタビュー前編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/ranran/67714.html

(文:嶋田真己/写真:篭原和也)

 

 

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