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2023年12月15日 18:45

【後編】新たな技術と普遍的なテーマが魅力のアニメーション 中島良×中村ゆりか×真山りかインタビュー 映画『死が美しいなんて誰が言った』

左から)中村ゆりか 真山りか

――映画全体の見どころ、注目してほしいポイントを教えてください。

中村:タイトルもインパクトがあり、重たいのかなという印象を抱くかもしれません。でも、新たな技術を用いたアニメーションで、好奇心を持って見てもらえると思うし、少人数のキャラクターがそれぞれ強い意志を持って生きているのでそこも魅力的です。とにかく映像美がすごくて、AIを使った動きなども驚くほどのこだわりを持って繊細に作られています。キャラクター、映像、題材など、深く心に刺さる作品になっていると思います。

真山:キャラクターそれぞれの生きることへの渇望がすごくて、共感できるところと共感できないところがあります。見終わった後に、「こういう人もいるよな、自分ならこうだな」とたくさん考えてほしいです。それぞれのキャラクターに長いセリフがあって、そこはすごく印象的なので、そこに注目してもらえたらと思います。ティザーでも見られますが、私演じるユウナはゾンビ化してしまいます。その姿はとても醜くて美しくて、相反する言葉がずっと共存しあっていると思うので、そこを楽しんでもらえたらと思います。

中島:アフレコが終わったあと、みんなげっそりして出てくるんですよ。魂の叫びをしてくれるシーンがあって、すごく疲れたんだと思います(笑)。登場人物が少ないし、ワンシーンが長くて濃密な感情のやり取りも多い。それが大きな魅力です。ゾンビが出てきてアクションもあって、エンタメ要素も強いことをお伝えしたいです。怪獣も出てきます。少年の夢が詰まっています。

作中で、「リカ先生、なんで生きたいと思うんですか?」ってセリフがあって、それに「悔しいのよ」って返すんです。怒りが原動力になっているところもあって、理不尽な世界に負けないで生きていこうとする姿が作品のテーマ。今って世界中に理不尽なことがたくさんあると思っていて、生きること自体に価値を置くというよりは、誰かを生かして自分も生かされている、バトンを渡す人間関係に魅力があることを伝えようとしています。

――ご自身が演じたキャラクターにどんな印象を持ちましたか?

中村:ゾンビ化が進んでいる中で、私が演じたリカはもう諦めているというか、どっちでもいいと思っている。死ぬ時は死ぬし生きる時は生きる。でも監督が言ったように主人公に生きる理由を聞かれて「悔しいから」って答えるのは、「このままじゃ終われない」って気持ちがあるから。怖いのは怖いけど、誰もが怯えて逃げて、でも逃げ場がない状態。リカ先生の、迷いなく生きる道を進む姿に強さと魅力を感じます。私なりに、役の存在感をちゃんと引き出せたらという思いを込めて寄り添いながら演じました。

真山:ユウナというキャラクターは、現代に多いタイプの女の子なんじゃないかなと思っています。若さゆえのメンタルの弱さ、欲望に忠実なところ、感情表現がわかりやすいところがあったり、喜怒哀楽がはっきりしていたり。共感もできるし、自分自身はユウナが近くにいたら少し苦手だなって思うけど愛らしいし守ってあげたくなります。でもすごく強い一面もある。心の一番大事な部分は隠して、周りには演じた自分を見せている。そこが今の若者っぽいと思いつつ、見てくださる皆さんにも共感と応援をしていただけたらと思います。

――最後に、楽しみにしている皆さんや、この作品が気になっている皆さんへのメッセージをお願いします。

中島:この作品の原案は、廣津里香さんという詩人が書いた詩集です。 55年ぐらい前に亡くなった方で、その詩集を読んだときにすごく共感できました。世界への怒り、生と死に対する激しい感情が描かれている。昔の作品だけど、今の世の中とシンクロしていると感じました。自分たちの世界をどう解釈してどういう思いを受け取れるかは、場でしか見られないものだと思います。アニメファンの方は、僕たちの好きだったアニメが描かれていると思ってほしいです(笑)。

中村:それぞれとらえるものが色々ありますからね。ストーリー性がすごく高くて、刺さるものが必ずあると思います。

真山:私自身アニメが好きなんですが、今って作画とか技術的なとこに視点が寄っているところがあると思います。この作品は、画像生成AIとモーションキャプチャーを使って人が作っていることをすごく感じられます。アニメファンが「ありがとう」と言える作品だと思う。制作の努力をすごく感じられると思うし、それに合わせて、ストーリーの良さ、自分たちが生きている世界に目を向けられる作品です。

中島:映画を劇場で見る意味ってみんなで見ること。ライブとかにも近いですよね。作品を見て、今の自分や世の中について改めて考えられるのが映画というメディアだと思うので、それをみんなで共有していただけたら嬉しいです。

長編アニメーション映画『死が美しいなんて誰が言った』
12月22日(金)からの劇場公開

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取材 文・吉田沙奈  撮影・有田純也

 

 

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