佐藤勝利の主演で『モンスター・コールズ』が2024年2月、3月に東京・PARCO劇場および大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される。
原作は、『混沌(カオス)の叫び』三部作で知られるアメリカの作家パリック・ネスによる小説で、2016年には映画化され(邦題「怪物はささやく」)世界的に高い評価を受け、その後18年に英国のオールド・ヴィック・シアターで舞台版が初演された。19年にはローレンス・オリヴィエ賞で「Best Entertainment and Family」(現:Best Family Show)を受賞。20 年には日本での初演が予定されていたがコロナウイルスの影響により断念。4年の時を経て、満を持して、英国チームと日本人キャストというワールドワイドな取組みにより、日本初上演を迎える。
演出を務めるのは、18年の初演時の演出家であり、今作が日本での初演出となるイギリスの演出家、サリー・クックソン。本作の演出では、視覚的な美しさとダイナミックなムービング、吊りロープで縁取られたむき出しの白いステージを使用し話題を集めている。
主演を演じるのは佐藤勝利。孤独と絶望に苛まれる13歳の少年・コナーをどのようにえんじるのか、期待が高まる。コナーの家に現われる謎めいたモンスター役に山内圭哉。末期癌を患っている母親役には瀬奈じゅん。コナーと離れて暮らす父親役には葛山信吾。母親の入院中にコナーの面倒を見ることになる祖母役には銀粉蝶と、日本初演に向けて手練れの俳優陣が勢揃いする。
佐藤勝利 コメント
情報解禁の今日、実は僕の誕生日なので、記念日に発表できるなんて嬉しいです(笑)。海外の方々との作品創りは初めてで、演出の仕方もきっと違うと思いますし、刺激的な日々になると思いますので、楽しみです。今までに経験したことのない、思いもよらないリクエストやアドバイスをいただけると思うと、ワクワクします。サリーさんが演出されたイギリスのオリジナル版の舞台映像を拝見した時に感じた海外作品っぽさ、それと同時に感じた再現することの難しさ。今までにないことに、挑戦できることを楽しみにしています。
実はこの作品は、2020年に上演される予定で、お話も伺っていました。原作や台本も読んでいて、このような作品に出られるなんて光栄だと思っていたところ、残念ながら、コロナ禍となり発表されることもなく延期となってしまっていました。この4年の間に自分の経験値も期待値も上がっていて……、それと比例するようにプレッシャーも大きくなってはいます。ただ、そのプレッシャーをいい作品にするエネルギーに変えてがんばりたいです!
今日で、また1つ歳も重ね、コナーという役の13歳とはまた離れてしまったのですが、僕はデビュー当時からあまり顔が変わっていないと言われることがあるので(笑)、見た目的には心配ないのかなと思っています。今までで演じた中でも一番若い役ですが、『ブライトン・ビーチ回顧録』で14歳の役をやっているので、その経験を活かしながら創り上げたいと思います。
家族愛を描いた作品で、コナーは特に心の動きが大きい役です。セットの仕掛けなどワクワクするところも多く、ダークファンタジーの良さが詰まった作品になると思いますので、楽しみにしていてください!
舞台『モンスター・コールズ』
出演 佐藤勝利 山内圭哉 瀬奈じゅん 葛山信吾 銀粉蝶
/半澤友美 高橋良輔 大津夕陽 森川大輝 倉知あゆか 池田実桜
東京公演: 2024年2月10日(土)~3月3日(日) PARCO劇場
※チケット発売日: 2023年12月16日(土)
大阪公演: 2024年3月8日(金)~3月17日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
※チケット発売日: 2024年2月12日(月・祝)