3月19日(土)、渋谷・CBGKシブゲキ!!で、夢友プレゼンツ『手紙』が開催される。出演はキム・ホヨンとイ・チュンジュ。現在韓国のミュージカル公演に引っ張りだこの実力派ミュージカル俳優だ。
数週間後の公演を前にした現在の心境をインタビュー。ランランエンタメ!独占でお届けします!
キム・ホヨンは『アイーダ』、『プリシラ』、『ラ・カージュ・オ・フォール』、『ラ・マンチャの男』など、イ・チュンジュは『42nd STREET』、『DECEMBER』、『THE DEVIL』、『壁抜け男』などのミュージカルで活躍中の実力派ミュージカル俳優。キム・ホヨンは、昨年、夢友公演『親友物語〜その1』で来日している。先にキャスティングされたキム・ホヨンがイ・チュンジュを指名し今回の2人の公演が決定した。
夢友プレゼンツ『手紙』は、韓国ミュージカルをもっと日本の観客に紹介したいという思いからスタートした企画。昼夜2回公演となるがそれぞれ内容は異なり、昼(1部)では2人が初共演した韓国創作ミュージカル『MAMA, Don’t Cry』を中心とした構成で、作品ナンバーのほか、俳優たち自身が作品の魅力を語り合う内容となる。同作品は2010年に初演。天才的な頭脳を持つ一方で、気になる女性に想いを伝えられない物理学者・Vが、タイムマシンを開発し、中世へ行きドラキュラ伯爵と出会い変化を遂げていくストーリーで、その後3度再演が重ねられている人気作。夜(2部)は現在夢友公式サイトで募集が呼びかけられている一般から寄せられたエピソード、出演者2人のエピソードを紡ぐ、“癒し”をテーマにした内容になる予定だ。
Q:キム・ホヨンさんは、昨年、夢友公演『親友物語~その1~』にキム・ダヒョンさんと出演しましたね。当時流行していた日本のお笑いを取り入れたりして、観客を大いに沸かせていました。今回新企画に参加される心境、期待していることを教えてください!
キム・ホヨン:本当にありがたいです。『親友物語~その1~』を練習していたときは、僕の日本語のギャグを日本の皆さんがどう受け入れてくださるのか期待半分、心配半分でした。でも本番での反応がすごく良かったので本当にいい記憶として残っています。そして今回、またいい思い出を作る機会をくださった関係者のみなさまに感謝しています。これまでの夢友コンサートでは歌を披露することが中心でしたが、今回は客席とコミュニケーションを取る場面が増えると思います。今までと違った新しいものを作ることに対しての期待も大きいですし、また日本の方々がどう受け入れてくださるのか楽しみです。言語の壁はありますが、新鮮で良かったと思って頂きたいですし、感情の交感ができたらと思います。
Q:イ・チュンジュさんは夢友主催公演は初めてですね。出演が決まった時の心境、そして現在の意気込みをお聞かせください。
イ・チュンジュ:昨年秋に大阪で行われた公演にゲスト出演したんですけど、すごく楽しくて幸せな時間でした。機会があればまた日本で公演がしたいと思っていたので、今回の話をいただけて本当に嬉しかったです。日本は僕が4歳まで育った国なので、僕にとっては特別な国です。前回よりもっとドキドキするし不安もありますが、観客の皆さんが楽しくて良かったと思えるような公演にしたいと思ってます。
Q:2人は舞台共演して親しくなったと聞いていますが、お互いはどんな存在ですか?
キム・ホヨン:いい弟、いい後輩です。チェンジュさんとの初共演は2015年の『MAMA, Don’t Cry』ですが、初めて会ったのはその前に『THE DEVIL』のショーケースでMCを務めた時です。その時、チュンジュさんが僕のことを不思議な目で見ていた記憶があります(笑)。僕が持ってない、甘くてロマンチックな声を持っていて、『MAMA, Don’t Cry』のペアのなかで僕たちが一番声質が合っていたと思います。また見た目と違って真面目だし(笑)。今回また一緒にやりたいと思った大きな理由は彼の真面目さと声ですね。
イ・チュンジュ:ホヨン兄さんと初めて会ったのは『THE DEVIL』のショーケースですが、その前から好感を持っていました。“キム・ホヨン”っていえば有名ですから(笑)。それで僕から近寄っていきましたが、先輩だからといって気難しいところもなく心を開いてくださいました。そして『MAMA, Don’t Cry』で初共演することになって。当時は役作りが大変で、相談することも多かったんですが、人としても俳優としても参考になるたくさんのアドバイスをいただきました。そのお陰で、自信を持って公演に臨むことができました。一緒に舞台に上がるのが楽しかったです。イタズラされていじめられることはありますが(笑)、いつも可愛がってくださって感謝していますし、本当に大好きな人、尊敬する先輩です!
Q:お互いのミュージカル俳優としてのチャームポイントを挙げるなら?
キム・ホヨン:ミュージカルでは歌が重要ですが、声もいいですし、もちろん歌もうまくて真面目です。ミュージカル俳優として、これだけチャームポイントがあれば十分ですが、もっと素晴らしいのは作り上げたキャラクターに満足せず、他の俳優の演技をモニタリングしたり、周りに相談してキャラクターを発展させていこうとするところが彼の魅力です。見た目はそんなに格好良くはないけどね(笑)。
イ・チュンジュ:これほど演技もうまくて賢い人はいません! 僕が信じてアドバイスを聞くことができる先輩です。演出家や誰かがやってほしいことを言うだけでそれを体現できる俳優です。俳優としてとても素晴らしいところが、外面の派手さで隠れている感じがしますが(笑)、本当に賢い俳優さんなんです。
キム・ホヨン:(それを聞いて)イ・チュンジュは良く理解していますね。(一同爆笑)
Q:現在発表されているのは、1部では『Mama,Don’t Cry』の魅力をナンバーとトークで日本のみなさんへお届けする、2部では募集したエピソードやお2人のエピソードを紡ぎ合わせた癒しの内容になるそうですが、両方とも興味津々な内容です。2人にとってもチャレンジだと思います。特にここを楽しみにしている、ここに注目、というポイントを挙げてください。
キム・ホヨン:『Mama,Don’t Cry』は 2人芝居ですから、 1人で複数の役を演じますし話の流れも速いので、韓国の観客も理解するのが難しかった人が多かったと聞いています。ですから、日本の観客の皆さんがこの公演を韓国で観ていたらより難しかったのではないかと思います。字幕があったわけでもないですし完璧に理解するのは難しかったはず。今回、僕たちがそういう分かりずらかった部分を教えてあげたいです。この作品をご覧になった方は理解できなかったり、気がかりだった部分をを晴らす機会、まだご覧になってない方には新しいミュージカルをご紹介する機会になると思います。
2部は観客の皆さんからいただいた手紙から、僕たちの素直な話を交えつつ、お互いの思い出を共有する時間になります。言語も感性も違いますが、舞台と客席とが一つになれる時間にしたいと思います。時に涙も、時に爆笑もある、お互いの接点を見つけられるように一所懸命に準備しています。
Q:日本滞在中、楽しみにしていることはありますか?
キム・ホヨン:前回来日した『親友物語』の時に、渋谷のCOMME des GARÇONSで買い物をしました。今回も行く予定です。また、僕は楽屋で着ているほど日本の浴衣が気に入っているのですが、日本の旅館で浴衣を着る経験がまだないので、ぜひ旅館に行って、温泉を楽しみながら浴衣も着てみたいです。
イ・チュンジュ:日本は生まれ育った国ということもあり、これまで色んな場所へ行きました。でも、東京は久しぶりなので楽しみです。元々食べることが好きなのですが、なかでも和食が好きなので滞在中に和食をたくさん食べたいです。さらにご当地のお酒もたくさん飲んでみたいです(笑)。
Q:最後に、公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします!
キム・ホヨン:新しい公演というのは、準備する僕たちも観客の皆さんも期待半分、心配半分なのではないかと思います。今回の公演は、僕ら2人だけではなく観に来るお客様もこの日の雰囲気づくりに欠かせない存在だと考えています。ですから公演を観に来るというよりは“一緒に作る”という気持ちで、心を開いてお越しいただけたらと思います。キム・ホヨンとイ・チュンジュの部屋に遊びに来て一緒におしゃべりするみたいな感じで楽しんでいただけたらと思います。
イ・チュンジュ:去年ホヨンさんが出演した『親友物語』は好評だったと聞いていますので、プレッシャーを感じています(笑)。1部では『Mama,Don’t Cry』を日本で初披露、2部では観客の皆さんとコミュニケーションを取りながら作るというのもやはり簡単なことではありません。僕たちにとっては海外公演でもありますし、緊張していますが、一所懸命に準備しますので皆さんも気軽に、心を開いて来ていただけたらと思います。
本公演のチケットは現在絶賛発売中。また1部と2部のチケットをセットにして購入するとスペシャルパッケージがプレゼント(先着100枚限定)。スペシャルパッケージの中身は、キム・ホヨンデザインし韓国で販売されている「HOY靴下」のほか、スタッフが厳選した韓国スペシャルグッズとのこと。
詳しくは夢友の公式ホームページまで。
公演名:夢友プレゼンツ『手紙』
日時:2016年3月19日(土)1部15:00/2部18:30
会場:CBGKシブゲキ!! (東京都渋谷区道玄坂2-29-5 ザ・プライム 6階)
料金:6,500円 (税込/全席指定)
1部+2部スペシャルパッケージ:13,000円 (韓国スペシャルギフト付き/先着100名)
出演:キム・ホヨン、イ・チュンジュ
主催/企画:夢友
夢友公式サイト http://www.yumetomo.info/