取材・撮影/RanRanEntertainment
現在放送中のドラマ『クールドジ男子』(テレビ東京系)では紅野茜役を演じるなど、数々のドラマに出演し、今後の活躍に期待が集まる清田みくり。6月8日(木)から上演される、劇団papercraft 第9回公演『人二人』では、主人公の“私”役を務める。清田に『人二人』への意気込みや役作りについて、俳優業への思いなどを聞いた。
――まず最初に、『人二人』への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください!
マネージャーさんから電話で聞いて、びっくりしましたし、私で大丈夫かなと不安にもなりましたが、純粋に嬉しかったです。ただ、どの気持ちもじんわりと広がっていくような感覚で、心が温かくなりました。
――劇団papercraftの作品への出演は、2022年の第7回公演『世界が朝を知ろうとも』以来、2度目になります。『世界が朝を知ろうとも』では、どんなことを感じましたか?
『世界が朝を知ろうとも』はダークな色合いが強い作品で、人が虫になってしまう世界を描いていました。私が演じたのは、その虫を捕まえるという、いわゆる人身売買になるような犯罪をしている女の子でした。現実とはかけ離れた設定の役だったので、想像をしながら演じたのですが、すごく難しかったです。自分としてはかなり挑戦になった作品でした。
――作・演出の海路さんからはどんな演出がありましたか?
海路さんが、台本を書いた時の気持ちをたくさん話してくださって、「しっかりと受け止めて重く演じてほしい」とおっしゃっていただきました。前回はオーディションで選んでいただいたのですが、そのオーディションの時にリアルな設定でお芝居をさせていただき、それを見て選んでいただいたのだと思うので、同じような演技をということだったのだと思います。
――難しかったという同作ですが、本番では手応えを感じましたか?
手応えよりも難しいという思いが強いままでした。ただ、千穐楽に近づくにつれ、初日に感じていた緊張感はなくなっていったので、そういう意味では良かったところもあったと思います。またこうして呼んでいただけるとは思っていなかったので、驚きましたし、またいつかご一緒できたらいいなと思っていたので本当に嬉しかったです。
――では、舞台で演じることの面白さはどんなところに感じましたか?
開幕するまでは、舞台から観客の皆さんの顔が見えたらより緊張してしまってお芝居がきちんとできないんじゃないかなと不安でしたが、そんなことはありませんでした。観客の皆さんの反応も感じることができるというのはすごく楽しいと思いましたし、観客の皆さんがいることが力になるんだと感じました。
――逆に、難しかったり苦労したことは?
もしかすると他の舞台作品は違うのかもしれませんが、台本にト書きがほとんど書いてなかったので、セリフばかりの台本の中から心情を想像するのが難しかったです。言っていることと思っていることが違うというのはよくあることなので、必ずしも書いてあるセリフ通りの気持ちでいるわけではないんですよね。行間を読み取って演技しないといけなかったのが苦労したところでした。『世界が朝を知ろうとも』は、その場で起こった30分間を切り取った作品だったので、特にそう思ったのかもしれませんが。
――確かに映像作品の方がシチュエーションを細かく設定する必要があるので、ト書きも多いのかもしれませんね。
もちろん、(舞台でも)動線などは決まってましたが、細かな動きはある程度、自由になったので、完成させるまでには苦労が大きかったです。あとは、舞台はスタートしたら止められないというのもありました。舞台にいる間は、集中力をオフにはできないので、感覚が尖っていくような瞬間がありました。止められないからこそ、面白いこともあり、難しいこともあるなと思いました。
――6月から上演される『人二人』も、「ある朝突然、もう一人の私を名乗る“私”が現れる」という面白い設定の作品ですね。
「2人で1人だと言われる」というのは、全ての“私のもの”が“私たちのもの”になるということです。お気に入りのものもお金も大事な人も…。私が演じる“私”はそれを受け入れられずにいる人物です。受け入れられないことはワガママなのか。我慢しなくてはいけないことなのか。すごく考えさせられました。観客の皆さんは私に感情移入することで世界に入り込めると思うので、皆さんをこの世界に連れていけるように頑張ります。
――清田さんがもし、“私”の立場になったらどうしますか?
絶対に受け入れられないと思います(笑)。
――では、共演者の方の印象は?
“もう1人の私”を演じる秋乃(ゆに)さんとは初共演で、ビジュアル撮影の時に初めてお会いしました。関西の方らしく共通点も多かったので、すぐに距離を縮められました。10歳近く離れているのですが、すごくフランクに話しかけてくださって安心しました。稽古場でご一緒できるのが楽しみです。
――改めて、『人二人』への意気込みをお願いします。
“私”は、“もう1人の私”を受け入れられないでいますが、その混乱している姿は見ていて面白いと思うので、そこは意識して演じたいと思います。結末が最後まで分からない作品です。リアルに見えるようにしっかりと役を作っていきたいです。
劇団papercraft 第9回公演『人二人』は、6月8日(木)〜11日(日)に、神奈川県・横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールにて上演。
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