“アジアのプリンス”チャン・グンソクが、11月26日、27日、29日、さいたまスーパーアリーナにて、アジアツアー『2012 JANG KEUN SUK THE CRISHOWⅡ』の追加公演を開催し、遂にファイナルを迎えることとなった。
今年7月のソウル公演を皮切りに、横浜、上海、台湾、大阪、名古屋、福岡、シンセンで行われた公演は、チケットが発売と同時にソールドアウト、のべ約16万人を動員し大盛況を収めた。その勢いを受け、ファン待望の追加公演が実現。
「大人のための遊園地」をテーマにした本公演は、構成や演出など全てチャン・グンソク自らプロデュースしたもの。歌手チャン・グンソクとしての魅力を思う存分発揮し、ファンを魅了し、アジアツアーのラストを華やかに飾った。
26日に引き続き、27日も平日の夕方からの公演にもかかわらず、満員のファンで会場は埋め尽くされ、開演前から熱気があふれていた。“Welcome to Magic World”と書かれたアーチが舞台上に掲げられ、スクリーンにマジシャンに扮したチャン・グンソクが写し出されると、大歓声があがる。そして、ステージ中央からグンソク登場!『200miles』を熱唱しライブがスタートした。「ウナギだけのためにオレが作ったマジックワールドへ、ようこそ!今夜も一緒に遊んでみよう!」と叫び、『お願い!My Bus』『Let me cry』と続けて披露すると、会場のボルテージは早くも最高潮に。
「みんな、お元気でしたか?めっちゃ会いたかったよ。ウナギからたくさんの応援をもらって追加公演になりました。みんなの為にすごく色々準備をしたのに、これで終わるのは残念・・・。今週で終わるのはヤダー!」と、グンソク。公演途中には、今回ツアーを振り返る映像も流れ、充実した思いとなごり惜しい気持ちを素直に言葉にした。
それぞれのテーマによって演出や衣装を替え、会場はまるでテーマパーク。お神輿の台座に乗って登場したり、大きなクモの巣が中央ステージに出てくるなど様々な演出でファンを喜ばせ、グンちゃんワールドへどんどん引き込まれていった。スクリーンいっぱいに雨が降り、『Rain』を聴かせると、『Bye Bye Bye』では、クレーンに乗って2階3階の客席まで近づく。ステージ構成も、メインステージの他、花道でアリーナ席を囲み、更にその先にもステージを広げ、多くのファンに近づけるように工夫されていた。
『Crazy Crazy Crazy』では、ヴァンパイアのようなグンソクが登場。ファンたちは一斉に、この曲のテーマカラーのパープル色のペンライトに持ち替え、会場全体を幻想的なシーンを共に作り出した。
一転して、『Hello Hello』や『Oh my Darling』を披露すると、キュートなグンちゃんに皆キュン死状態。『In my dream』をアコースティックギターの弾き語りで聴かせ、ファンをとろけさせた。
トーク中には自身がイメージキャラクターに抜擢された、韓国トラベルプリペイドカードを紹介する場面も。「最初にお話をいただいたときは、ビックリしました。僕で大丈夫かな?と。でも、銀行とかカードのモデルになるには、信用が必要ですよね。」と語り、「僕は、お財布の中にお金が入っていなくても、このカードだけは入っています(笑)。皆さんも韓国旅行をするときには、ぜひ使って見て下さい。Aタイプ、Bタイプ、そしてCタイプもありますよ。」と笑顔でしっかりPR。
また、「昨年も言ったけど、人気はバブルみたいなもの。人気よりも自分のやりたいことをやるのが、チャン・グンソク。バレンタインデーには、ウナギたちとパーティをやったよね。おじいちゃんやおばあちゃんになっても、チョコや飴をあげたり・・・ずっと出来るかな?オレがおじいちゃんになっても一緒にいてくれる?」とファンに声をかけ、「おじいちゃんになっても一緒に餅を食べながら、演歌でコンサートをやっても面白いかもね(笑)。」と言うと、会場からは「頑張って!」と声がかかり、大きな拍手が送られた。
『守護星』『I Will Promise You』と曲は続き、ライブのラストが近づいてくると、「舞台の上に立つと、あっという間に時間が過ぎていくね。昨年、『THE CRISHOW』というブランドを作って、何ができるのかずっと考えた。」と振り返り、「来年も『THE CRISHOW』ができるかわからないけど・・・、たぶん出来る!来年のコンセプト等を考えています。来年もまた『THE CRISHOWⅢ』というタイトルで日本に来るから楽しみにしていて下さい。」と告げると、会場のファンは大喜び。
「今年は本当にありがとう!デビュー20周年、ウナギパワーをたくさんもらいました。いつまでも、みんな頑張って!オレも頑張るから。」と心からファンへ感謝の気持ちを伝え、『My Precious』を届けた。
最後の曲『一緒につくったメロディ』を、みんなで一緒に歌うと、ファンたちは色とりどりの風船を手にし、大きく振った。風船には「We are with you 20 th WE ARE TEAM JANG KEUN SUK」と記され、ファンたちのサプライズのお祝いに感激したグンソクは、「ありがとう!」と叫び、この日一番の笑顔を見せた。
アンコールでは、スペシャルゲストとしてBIGBROTHERが登場。チャン・グンソク& BIGBROTHERのダンスミュージックユニット「TEAM H」の新曲2曲を披露。来年には「TEAM H」の「Lounge H」ツアーを開催することも発表した。クラブと化した会場は、ノンストップで最後まで盛り上がり続け、全19曲3時間に及ぶSHOWの幕は閉じた。
俳優のみならず、歌手としてもその才能は留まるところを知らない。常にファンの為に100%を、いやそれ以上を目指し、努力を惜しまないチャン・グンソク。2013年は、またどんな新しい姿をみせてくれるのか、期待が高まる。