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2017年6月21日 07:00

ネマニャ(ヴァイオリン)が2年半ぶり来日、ファンクラブ・ミーティングを開催

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

ネマニャ(ネマニャ・ラドゥロヴィチ Nemanja Radulovic)が2年半ぶりに来日し、公演の合間を縫って、6月19日東京・銀座ヤマハ銀座スタジオにおいて、「ネマニャ・ファンクラブ・ミーティング」を開催した。壇上にはネマニャ、そしてネマニャ自身が中心となって結成した弦楽六重奏アンサンブル「悪魔のトリル(レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル)」の5人のメンバーも参加した。

ネマニャは6月13日題名のない音楽会の収録(7月23日放送分)、そして6月17日、18日は読売交響楽団との共演でブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番を演奏。そしてこのあとは6月20日「悪魔のトリル」との京都公演と続く。

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「ネマニャ・ファンクラブ・ミーティング」は、はじめにトークショーが行われ、熱狂的なネマニャ・ファンと一体になり、会場は大いに盛り上がった。そしてネマニャと悪魔のトリルのメンバーによる情熱溢れる魂の演奏。

演奏曲目は、バッハのシャコンヌ、モーツァルトのアダージョロンド、そしてベリオ作曲バレエの情景。アンコール曲はJ.ウィリアムズ作曲映画「シンドラーのリスト」のテーマ、モンティのチャールダッシュ。多彩な選曲にファンは酔いしれた。

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【トークショーの模様】
ネマニャと悪魔のトリルのメンバー、ギョーム・フォンタナローザ(vn)とはヴァイオリンの先生が同じギョームさんのお父さんであり、ギョームさんは「ネマニャが14歳のときに、初めて私の家に来た。そのときは髪の毛は短かったよ。でも、ヴァイオリンはすばらしい腕前でした」と初対面時の感想をおもしろく語った。

ネマニャは日本について「馬鹿みたいに聞こえるかもしれないけれど、日本に来て、髪を洗うたびに素晴らしいと思う。日本は水がいいのか、シャンプーがいいのか分からないけれど、髪を洗うたびにこんなにかっこよく・・。ギョームに『この髪型どう?』と聞いたら『いいんじゃない』と同意してくれた」と髪の毛つながりで、おもしろそうに語ってくれた。

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次に、読響公演に話題が移り、読響の公演を聴いた方々の中から、○○子さんという方が発言された。「すごく感動しました。まず、ファースト・インプレッションは『ありえない!』。今まで聞いたことのないブルッフでした。すごく難しいところも『サラッ』としていて、他の演奏者が緊張感をもって、意気込みをもって臨むところを『サラッ、あれっ?』みたいな。でも、第3楽章はハイテクニックに脱帽でした」と完璧な感想を述べてくれた。

バッハのアルバム(2016年リリース)でのビオラ演奏について、ネマニャは「ビオラも勉強していて、シューベルトのアルペジョーネ・ソナタを演奏したときもビオラで演奏している」そうで、初めてでないことを強調した。

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最後にファンの皆さんから募集した質問の中から、

Q:ジョコヴィッチ(テニス・プレーヤー)とツィッターのやりとりをされているが?

A:SNSでつきあい始めた。2月にベオグラードでコンサートをやったとき、ジョコヴィッチが家族連れで来てくれた。

Q:ネマニャに録音してほしい曲は?

A:シベリウスのVn協は、好きなコンチェルトの中の1曲で、19歳までに多く演奏した。今は遠ざかっているが、熟成させて、いずれはレパートリーに入れたい曲。
ベートーヴェンのVn協はボクの協奏曲と言っていい曲。ぜひ将来皆さんに聴いていただきたい。
そして、最後にチャイコフスキーのVn協がリリースされることを発表した。ヨーロッパでは9月22日にリリースされることが決まっている。カップリング曲はロココ変奏曲。原曲はチェロの曲だがビオラに編曲、ネマニャがビオラで演奏しており、こちらも楽しみである。

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ユニバーサル・ミュージック、ネマニャ公式HP
http://www.universal-music.co.jp/nemanja/

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