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2020年11月1日 22:08

大竹しのぶ、学生服の高橋克実、段田安則を見て愕然!舞台『女の一生』初日前会見

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

舞台『女の一生』の初日前会見と公開ゲネプロが11月1日(日)に新橋演舞場で行われ、会見には主演・大竹しのぶ、共演・高橋克実、段田安則(演出を兼ねる)、風間杜夫、銀胡蝶、宮澤エマ、林翔太(ジャニーズ)が登壇した。

 

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本作は、杉村春子が初演し生涯に947回に亘って主人公の布引けいを演じ続けた名作。物語は、明治38年(1905)から昭和20年(1945)までを全5幕7場で綴り、天涯孤独の少女であった布引けい(大竹)が、拾われた家の長男・伸太郎(段田)の妻になって家業を守る40年間が描かれる。清国との貿易で一家を成した堤家は、その当主は既に亡く、妻のしず(銀胡蝶)が義弟・章介(風間)に助けられながら、困難な時代を処していた。しずに大変重宝がられたけいは次男・栄二(髙橋)とも気性が合い、お互いにほのかな恋心を抱くようになったが、けいの思慕とは裏腹に、しずは気丈なけいをを長男の嫁にと望んだ。堤家の次女役に宮澤、その夫役に林が演じている。

 

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大竹は「稽古をすればするほど、いいお芝居だとしみじみ思います。こういう状況でありますが、こういう状況だからこそ、やっぱり劇場はいいなと思ってもらえるよう、精一杯頑張りたいと思います」と意気込んだ。さらに、「(杉村春子が)演じ続けたいと思われた意味が、本当に分るくらいに素晴らしい舞台。本当にいい言葉がたくさんあるので、その言葉を伝えたいと思います」と語った。

 

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カツラをつけての髙橋は「分りにくいと思うんですが、高橋克実です。(カツラは)あと3パターンくらいあるんですけど、ぜひいろんなパターンを(堪能ください)。しのぶさんの足を引っ張らないよう精一杯頑張ります」と笑いを誘った。

出演を兼ねている演出の段田は「2割そこそこのバッターがどうして演出できるんだと。緊張やら責任感で身長も縮んでしまいました。今の時代にぴったりのところもいっぱいあります。最後に髙橋がいい台詞を言います。ぜひ、ご覧いただきたい」と語り、「16歳くらいから60歳前くらいまでを、しっかりと無理なく演じられるのは日本広しといえども大竹しのぶ以外になかなかいらっしゃらないと思います」と見どころをアピールした。

 

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風間は「大竹しのぶさんが伝説女優の役柄を見事にこなし、段田さんがデリケートな演出を行い・・・。テレビに魂を売った男(髙橋)が再び演劇の世界で、身を浄めたいということなので、毎日精進しています。それを支えているのが、私でございます。なんとか高橋克実君が再生するのを期待しております」と総評。さらに、演出の段田に対しては「伸太郎という難しい役をやられているんですけど、その上で人を演出するんですから大変な仕事だろうな。よくこんなつまらないことをするなあ。僕は演出しようなんて気持ちはこれっぽちもありません!どんな野心か分りません。ひたすら感心しております」と称賛した。

 

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そして、林は「この中で最年少。段田さん、しのぶさん、克実さん、段田さん、エマさんよりも年上の役をやらせていただく。段田さんから、前回も同じ舞台で共演させていただいたときに、『林君の好青年な感じはよく見れたから、今回はガサツなおっさんでいこう』と言ってくださって、細かく台詞の言い方をひとつずつ指導してくださった。段田さんのおかげで林翔太が演じる野村精三ができたんじゃないかなと思います」と段田に感謝の意を表わした。

 

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10代の役を演じた大竹、段田、高橋。大竹は「学生服の二人を見て、愕然として・・・。自分はおさげを結っていると思って、自分の顔は見えないからいいけど、すごい世界に入ったなあと思いました」とコメント。段田は「ひとりだったら恥ずかしいですけど、ほかにもいるから、(恥ずかしさは)紛れるかと思いながら・・・。さすが大竹しのぶです。無理矢理の16歳ではなく、無理なく僕には見えたです」、そして高橋は「髪の毛をなでる芝居とかをやろうと思ってたんですけど、やりつけてないので、まったく髪の毛に手がいかないものですね(笑)」と三人三様の反応だった。

本作は11月2日(月)から26日(木)まで、東京・新橋演舞場にて上演される。

 

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