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2022年3月4日 18:00

鈴木おさむ作・演出 尾上松也主演舞台『怖い絵』公開比嘉愛未、佐藤寛太ゲネプロ&初日前会見!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

舞台『怖い絵』の初日前会見と公開ゲネプロが3月3日(木)によみうり大手町ホールで行われた。会見には、作・演出の鈴木おさむと尾上松也、比嘉愛未、佐藤寛太(劇団EXILE)、崎山つばさ、寺脇康文が登壇した。

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左から)鈴木おさむ 崎山つばさ 寺脇康文 尾上松也 比嘉愛未 佐藤寛太

 

本作は、名画に隠された恐怖の背景を解説した中島京子著の「怖い絵」にヒントを得て、鈴木おさむが絵画とミステリーを繋ぎ、紡いたオリジナルストーリーによる舞台である。物語に合わせて厳選された怖い絵が何作も登場し、劇場でも美術館でもない新感覚のエンタテインメントを届ける。

レストランのオーナーでもある絵田光(尾上松也)は、怖い意味を持つ絵画を集めるのが趣味の男。光は「怖い絵」に秘められた物語から、事件の真の姿を浮かび上がらせていく。

罪深き人たちを自分のレストランに招き復讐の代行を行っていく。本当に存在する絵と、そこに隠されたメッセージ。光が今回解き明かす罪とは?

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作・演出の鈴木おさむは「中島京子さんの「怖い絵」をある時、本屋さんで手にとったのが出会いです。見たことがある絵にもこんなに怖い意味があるんだと知りました。その後、中島京子さんの監修で「怖い絵」展が開催されて観させていただいて、この「怖い絵」を基に舞台にできないかなとずっと思っていました。怖い絵がたくさん出てきて、美術館と劇場の間みたいな、有りそうで無かった物語をできないかなと思って、やることになりました」と、本作が生まれた経緯を説明。尾上松也とは、数年前に知り合って、共に歴史好きということもあって何かできないかと話していたそうで、今回声をかけ実現した。

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レストランのオーナーでもあり投資家、そして絵画コレクターでもある絵田光役の尾上松也は「私もおさむさんと随分前からご一緒させていただきたいと思っておりました。脚本が出来上がってくるまで、どんな話になるのか未知数なところがありました。芸術と演劇が一体となった新感覚のエンターテイメントになったのではないかと思います。今からとてもワクワクしています」と話した。

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大手建設会社社長、火山武の愛人、美山翼役の比嘉愛未は「クラブのママで愛人、謎めいた役を演じます。」と舞台は3年振りで緊張していると話しながらも、新しいチャレンジに意欲を見せていた。

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絵田光のアシスタントで、若き絵描き剣緑役の佐藤寛太は「僕も舞台は2年振りです。初日から千秋楽まで毎日新しい感覚とつかめたらと思っています。」と挨拶。


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フェミニンな空気をまとった警視庁の刑事、鷹野雄二役の崎山つばさは「まだこれから発見していくことも多いと思いますし、一日一日大切にしながら、最後まで走り抜けていけたらと思います」と緊張感を覗かせた。

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火山建設の社長、火山武役の寺脇康文は「火山と書いて、ひやまと読むのですが、頭もちょっと逆立っております。超サイヤ人じゃございません。マグマです」と笑わせた。「みんなで本読みをする直前に本をもらって、これ覚えられるの?台詞が入り組んでいるからね」と脚本をもらった時のことを寺脇が振り返っていると、尾上松也も「大変でしたね」とすかさず相槌を打っていた。

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「怖い絵とミステリーを繋げていくために、絵のリサーチから始めましたが、かなり大変でした。絵の物語はすごく面白いものがいっぱいありましたが、それをこの物語と繋げていくのは至難の業でした」と鈴木。「膨大な台詞量です。百戦錬磨の方が集まりましたが、僕は、百選練磨の方が苦労する姿を見ているのは個人的には楽しいです。」と笑いながら、「でもそれでチームワークがよくなっていくんです。一個のトンネルの穴を開けるのにみんなが必死になっている様がすごくかっこいいなと思いました」と5人の俳優たちに敬意を表していた。

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また、稽古場の様子について「松也君と寺脇さんが主となって、遊んでいくコーナー?(笑)アドリブ的な感じで笑いを作っていくところがあって、毎日いろいろやってくれるんです」と明かし「二人とも経験値があり過ぎて、どんどん広げていくんです」と、いろいろ見てきた鈴木からみてもすごかったそうで「そこの空気感も舞台に残しています。すごい怖い話や悲しい話があるのですが、楽しい部分とのギャップがうまくできたのではないかと思います」と出来上がりに自信を見せた。

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松也も「僕と寺脇さんのところは決めずにだんだん絞っていくというスタンスでやっていこうとおさむさんがおっしゃっていたので、やり過ぎるぐらいでいこうと思ってやりました。稽古場で笑いが起きようが起きなかろうが、寺脇さんに全部受け止めてもらうことをしていましたので、ご苦労をおかけしました」と寺脇に頭を下げた。
すると、「形態模写とかもね。あれをやって欲しいな。原監督の選手時代。」と寺脇が無茶ぶりをすると、松也は「ここで?原監督やるんですか?」と言いながらすぐに、バットを構えホームランを打って見せた。「ものまねすごいですよね。毎日違うものまねをやってくれるんです。海老蔵さんから、えなりかずきさん。」と鈴木がいうと「大友康平さんもありますね。」と寺脇。松也は「本番やるかどうかはわかりません。絞っています」と付け加えた。

崎山つばさは、そのアドリブシーンを「どこで振られるかわからないのでひやひやしています。でも楽しい思いもさせてもらっているので、怖さもありながら自分がどれぐらいできるのか試す時間でもあるのかなと、でも怖いです」と最後に本音を漏らした。

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最後に尾上松也から、皆さまに向けてメッセ―ジが届けられた。
5人の出演者というミニマムなスタイルで上演しますから、出演者、スタッフ一同一丸となって、皆さまに楽しんでいただける今までに見たことのない楽しい演劇をお届けしたいと思っております。何度でもできれば劇場に来ていただいて、いろいろな謎、ミステリーを発見すると同時に絵画にも興味を持っていただけたらと思っております。劇場でお待ちしています。

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尾上松也演じる絵田光は、怖い意味を持つ絵画を集めるのが趣味の男。才能溢れる若き画家剣緑(佐藤寛太)は絵田光のアシスタントを務めている。その緑が姉のように慕っているのが美山翼(比嘉愛未)だ。翼は火山建設社長、火山武(寺脇康文)の愛人である。火山武の妻ミカが自殺し、その真相を追うのが刑事、鷹野雄二(崎山つばさ)。

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舞台セットは大きな額縁となっていて、登場人物も絵画のように見える。
物語に合わせて、ポール・ドラルーシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」やフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」などの「怖い絵」が数々登場する。絵画に秘められた物語が事件の謎を解く鍵になってくる。どんな絵画が出てきて、そこにはどんな物語が潜んでいるのか、そして、会見でも触れられた楽しい部分がどこまで繰り広げられるのか。アドリブたっぷり、おそらく毎日違う舞台が届けられる。劇場でも美術館でもない新たな空間に誘われる。

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『怖い絵』

日程:東京公演 2022年3月4日(金)~3月21日(月・祝)よみうり大手町ホール
大阪公演 2022年3月24日(木)~3月27日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

作・演出:鈴木おさむ
監修:中野京子(「怖い絵」シリーズ)
出演:尾上松也 比嘉愛未 佐藤寛太(劇団EXILE) 崎山つばさ 寺脇康文
プロデューサー:坂田佳弘 矢野浩之
主催:東京公演 関西テレビ放送 サンライズプロモーション東京
大阪公演 関西テレビ放送
企画・製作 関西テレビ放送
制作協力Soymilk Co.
公式サイト https://www.ktv.jp/kowaie-butai/

 

【あらすじ】
都内のはずれにある大きな屋敷。そこは様々な絵画に溢れた一日一組しか客を取らないセレブに人気のレストラン。レストランのオーナーは絵田光(尾上松也)。彼は投資家でここを趣味で経営している。投資家をしながら、実は怖い意味を持つ絵画を集めるのが趣味の男。「怖い絵」に秘められた物語がその事件の真の姿を浮かび上がらせ、罪深き人達に復讐の代行を行っていく。本当に存在する絵と、そこに隠されたメッセージ。世界中の名画には、実は隠された恐怖の真実があった・・・

 

 

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