台湾の人気俳優チェン・ボーリンにインタビュー!!今を大切に生きています!

2013/11/2 06:37

台湾の人気俳優チェン・ボーリンが映画『ブッダ・マウンテン ~希望と祈りの旅~』のPRのために来日した。当初、公開初日は台湾での仕事のために来日が予定されていなかった。しかし、急遽スケジュールがかわり来日。公開初日から3日間、東京、横浜で多くのファンと触れ合ったチェン・ボーリンに、横浜のファンミーティングを前に合同インタビューを行った。

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―映画の中で、四川の綺麗な景色がたくさん出てきます。貨物の上から見た景色は?―

「実際の線路で撮影しましたが本当に綺麗なところで、あんなに綺麗な風景は見たことがなかったので、あの驚きは本心で『うわー』と出たんですよ」

―「見る人によって映画の結末がいろいろ考えられる」と監督が言われています。チェン・ボーリンさんが考える結末は?―

「監督はいつもそう言うよね(笑)。結末がひとつに絞れない開放的な結末は、この人物たちがこれからどの方向に行くかにより、いろいろな方向性があるのでひとつには絞れないわけですが、ユエチン(シルヴィア・チャン)はやっと自分の出口を見つけることができた、いわゆる解脱のような感じです。そして、ディン・ボーは、彼女の姿が見えなくなったのは残念でしたが、彼女のためにはよかったと思っているので、僕はあの結末でよかったと思います」

 ―役作りについてお聞かせください。―

「脚本の段階で、ディン・ボーというキャラクターがしっかりと書かれていて、僕とディン・ボーの育った環境は全然違うために、現地の生活習慣やいろいろなものに馴染むために1ヶ月くらい前から現地に入りました。それと、僕の父親役はこの作品のプロデューサーでもあるファン・リーさんが演じられ、“どうやって親子の関係を作り上げるか”を彼と一緒に話し合って演じました」

―自身とはまったく違う環境だと言う、ディン・ボーの背景をどのように感じ演じられましたか?―

「ディン・ボーは、最初バイクで物を運ぶ仕事をしています。青春期にあって未来の自分の方向性が見えず、自分の家に対しても失望し、愛に対しても自分の気持ちを表現する勇気も無い。青春期の迷いを抱えている青年です。でもその迷いは、お金が“ある・ない”ではなくて、誰にもがそういう時期があると思います。家庭環境も関係なく、ある日人生という道で、誰もが迷う時期…。僕はそのように、ディン・ボーを理解し演じました」

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―全員が心の痛みを持っているように感じました。その心の痛みにチェン・ボーリンさん自身はどのように向き合っていますか?―

「僕の場合は、自分の中で解決します。明るい性格なので、本当に悩んでいることは口には出しません。友人と一緒にいるのは楽しいので、楽しいことを一緒にやる。そうするといつの間にか、苦しみも悩みも癒される気がします。本当の苦しみは友人とは分け合わず、自分で解決するほうですね」

―ディン・ボーのセリフに「男性には女性にはわからない“多くのもの”を手に入れてこそ…」というのがあります。チェン・ボーリンさんが考える“女性にはわからない、多くのもの”とは?―

「うーん。それは状況によるかな…。うーん(しばらく悩んで)男があのセリフを口にすると言うことは、本当にその人を大事にしたいからです。ちょっと考えてもいいですか?「多くのもの」ってなんだろう。(悩みながら)若い時はそう思わないと思います。でもだんだんと年を重ね、“その年齢には持っているはずのもの”があると思います。男として、その“もの”を持たなければならない…。でも、自分はまだ足りないと考えていても、時間と年齢を重ね、またその“もの”が変わっていくはずです。だから…考えない方がいいですよね。すごく矛盾していますが(笑)。誰のために足りないと思うのか…。うーん。

―今、チェン・ボーリンさんが手に入れたい“もの”は?―

僕は“あこがれと夢”を手に入れたいと、それに向かって頑張っています。

―監督は「ブッダの教えるところの生きる目的とはなにか?を問いかける作品」とコメントされていますが、チェン・ボーリンさんにとって生きる目的とは?―

「人というのは、自然に生まれますが、生きるということは自然ではいられません、自然に生きることは難しいです。人生の目的は、『毎日、目にし体験する“旅路”』だと考えます。一日一日を積み重ね、どのように感動し、さまざまなことを経験して、人生を歩んでいくかです。それが人生の目的だと思います。僕は未来を見つめる方ではなく、今を大切にする方ですね」

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―ディン・ボーはキレやすい(カッとする)男でしたが、チェン・ボーリンさんは?―

「喧嘩と考えるなら、体力はないので…筋トレとかやってませんから(笑)身体よりも頭で語るタイプです。キレやすいかと考えるなら、キレても意味がないのであまり…。でも、一番怖いのは、その人を無視することですよね(笑)」

―ファンと久しぶりのふれあいになりましたね―

「ファンの皆さんと直接触れ合える機会ができて、とても嬉しかったです。ファンミーティングや舞台挨拶でお会いした皆さんが僕を見て喜んでいる姿を見て、嬉しかった。単純に喜んじゃいました(笑)」

―来日日程が当初より早くなりましたね―

「台湾で入っていた仕事が急にキャンセルになって、自分で『初日には行かなきゃ!』と日程を早めました。横浜は3回目ですが素晴らしいところですよね。最後に来たのは5年くらい前だから変わっていましたが…。新しい食べ物も増えたみたいです。もう台湾では食べられないものもありました。『(日本語でおどけながら)え!この台湾料理。見たこと無い!(笑)』実際に中華街はおいしいと思います。台湾の味とは違いますが、両方とも美味しい!」

映画に関する深いところの質問が多く、「今日のインタビューは」と苦笑いする一幕を見せたチェン・ボーリン。後半の3問は軽めの質問にトレードマークのえくぼを見せながらのインタビューとなりました。実は、関係者から「最後の1問」と日本語で声が掛かるも、すかさず「2問。2問。さぁ、早く」と日本語声を掛けていただき、質問にもちょっとだけブラックに答えるなど、本音インタビューとなりました。

 

 

 

 

 

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