2024年5月29日 21:46

草彅剛「みなさんが“おいごばん”をしていただいき大満足」映画『碁盤斬り』大ヒット御礼舞台挨拶

映画『碁盤斬り』の大ヒット御礼舞台挨拶が5月29日(水)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、主演の草彅剛が登壇。さらに、草彅演じる格之進の故郷であり映画の重要なキーとなる彦根藩からスペシャルゲストとして<ひこにゃん>、本作にも出演している落語家の立川談慶、棋士の藤沢里菜がサプライズゲストとして登壇した。

「大ヒット御礼ということで、みなさんがたくさん“おいごばん”（映画にハマった人が何度も『碁盤斬り』を観に行くこと）をしていただいた。とても良い映画になっているので本当に僕も満足です（笑）」と冒頭からご機嫌で草彅節を炸裂。「聞くところによると、（映画を観ているのは）つよぽんのファンよりもおじさんの方がすごい多いらしくて。つよぽんのファンは出遅れているのかなと思っていましたが、今日はつよぽんファンの方がたくさんいらっしゃってますね」と客席を見渡しニッコリの草彅は、上映後の舞台挨拶のため「ネタバレOKということで、今日は楽しい話を出し惜しみなく（笑）、いろいろとお話していきたいと思います」と気合を入れた。

本作が泣ける映画で映像も美しいというMCの言葉に対し、草彅は「白石監督はバイオレンスのイメージがあって、血みどろの世界という感じ。（斎藤）工くんと斬り合うシーンはあるけれど、いつもの白石監督のテイストとは違っていて、監督も（時代劇）初挑戦。新しい挑戦をしている感じがあるので、監督のファンの方もいい意味で驚かれる作品」とコメントした。

本作のイベントでは、映画の中とのギャップが指摘されがちな草彅。この日もMCの質問に「はい！」と元気よくハキハキと答え、寡黙な柳田格之進とは大違い。「僕、声大きいかな？マイクいらないんじゃないの？マイクなんていらないよ」とマイクなしでトークを開始するなど、自由でありながらも観客を置いてけぼりにすることなく、みんなで楽しい舞台挨拶を作り上げていく草彅。「今日の僕、元気だな」とニヤリとしながら、生声でトークを続けた草彅は「TOHOシネマズ日比谷なのに、生の声がこんなに通る！」とウキウキ。「大きいけれど満員御礼ですからね、ありがとうございます！」と感謝の言葉も忘れずに何度も伝え、大きな拍手を浴びていた。

後半には、ゲストのひこにゃんが登壇。ステージに上がる際には、手を差し出してエスコート。無事にひこにゃんがステージに上がると「ひこにゃーん、会いたかったよ！」とガッチリと握手。ひこにゃんの兜を触りながら「彦根城を使わせてもらってありがとうございます」と撮影許可のお礼を伝えた。草彅は、格之進が濡れ衣を着せられる前の回想シーンを彦根城で撮影したと明かし、「ひこにゃんいなかったよね？」と問いかけを開始。次々と飛んでくる質問にちょっとびっくりのひこにゃんの姿に「ひこにゃんってシャイなの？」とツッコミを入れるなど、この日のトークも絶好調の草彅。さらに、ひこにゃんの顔をまじまじと見つめ「ちょっとフレンチブルドッグみたいな感じ」とひこにゃんの顔を触り始め「この辺のフォルムがクルミちゃんに似てるかも！」と愛犬との共通点を指摘、目尻を下げていた。

長屋の大家・八兵衛を演じた落語家の立川談慶や本作にエキストラ出演した囲碁棋士の藤沢里菜も登場し、場内はさらに盛り上がった。