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2019年2月10日 13:53

屋良朝幸、“コール・ポーター”の魅力は気持ちわるさ!豪華キャスト競演 ミュージカル『Red Hot and COLE』製作発表

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

ミュージカル『Red Hot and COLE』の製作発表が2月8日(金)都内にて行われ、主演・屋良朝幸のほか、共演の鈴木壮麻、彩吹真央、吉沢梨絵、矢田悠祐、木内健人、彩乃かなみ、真瀬はるか、そして翻訳・演出の小林香が登壇した。

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ブロードウェイで活躍し、アメリカのポピュラー音楽史にその名を刻んだソングライターと、その名曲をたっぷり紹介するシリーズ「ブロードウェイ・ショウケース」の第3弾は、「ビギン・ザ・ビギン」に代表される作詞作曲家コール・ポーター(1891~1964年)の光と影、そして彼による全26曲の名曲が散りばめられたミュージカルとなっている。

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製作発表では始めに、ピアノの伴奏に乗って、屋良のソロによる「I’m a gigolo」と8名全員による「Friendship」の2曲の歌唱が披露され、会場から拍手喝采を浴びた。

続く会見では、屋良が「I’m a gigoloをもっと情感たっぷり歌いたかったです。まさか、この場で歌うことになるとは、一切思ってなくて…。まだまだ練習の段階ですが、本番にはもっと素敵に、コール・ポーターを歌いたいと思いますので、楽しみにしていてください」と語るも、コール・ポーターの楽曲について「今まで経験した中で一番難しいんじゃないかと思っていて、歌詞とかメロディーとかすごく気持ち良くないところがあるんです。その気持ち良くないところがコール・ポーターの良さだと理解しながらやっていくのは新鮮で面白いなと思います」と意気込んだ。

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会見後に行われた囲み取材でも“気持ちわるさ”が話題になり、鈴木が「半音が多い。♯、♭だらけ」と解説。屋良は「分かり易い喩えでいうと“ヒップポップのステップから急にバレエに行く”みたいな、それくらいの振り幅。ダンスだけは引っ張っていこうと」と弱気発言も飛び出す。その得意なダンスについて「タップダンスもあるし、振付の加賀谷一肇くんがかっこいい振付を用意してくれた」とアピールするも「普段僕のやっているヒップホップとかバックミュージックみないな踊りとは違うので、(ダンスも)新しいチャレンジです」と気を引き締めていた。

会見では、屋良以外は複数の役柄をこなすキャストたちから稽古の状況などが明かされた。翻訳・演出の小林香は「複数役を務める方がたくさんいるので、稽古場では『どんどん引き出しを開けてください』という話をしました。昨日も吉沢梨絵さんが突然腰の曲がったおばあちゃん役として出てきて、彩乃さんが笑って歌えなくなるということがありましたが、決められた枠をはみ出して、皆が自由に稽古を進めているところです」と稽古の状況を語った。以下はキャストたちのコメント。

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4役を演じる鈴木壮麻:(楽曲について)すごくドラマチックで、リズミカルで、ちょっともの悲しげ。一人1パートを8人で歌う難しいコーラスなどを消化しながら、踊る!ステップを踏むというかなりレベルの高いことをやっています。そこをクリアしながら役に入って感情を乗せるというのを楽しみながら、もだえ苦しんでいます。

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4.5役を演じる彩吹真央:宝塚歌劇団で“Kiss me,Kate”という作品が上演されたときから、コール・ポーターのファンで、私の誕生日がコール・ポーターと一緒なので、これもご縁かな。いろんな曲を聞いていたので、この話を聞いたとき嬉しく思い、稽古場では幸せです。小林香さん、音楽監督の岩崎廉さんとは何度もお仕事させていただくのですが、お二人がタッグを組まれるのは初めてなので、どういう世界が生まれるのだろうとワクワクしています。

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吉沢梨絵:たちがいろいろな役を演じ、彩りを添えることでコール・ポーターが(際だって)見えてくる。そのためにいろいろと試行錯誤しながらキャラクターを作っているところです。屋良君が『コーラスに付き合ってくれませんか』と言ってくれるくらい難しいです。今もこういうことなのかな?という曲が何曲もあるので、毎日1曲2曲やりながら、踊りも加わってくるので頑張りたいと思っているところです。

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矢田悠祐:僕は第2弾の“ロジャース/ハート”ではハートを演じたので、一役だったんですよ。いろんな役(6役)を演じるのは初めてで、大変なんですけど、稽古していてやり甲斐があって楽しいなと思います。

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木内健人:僕も6役を演じるんですけど、楽しく演じられればいいなと思っています。以前コール・ポーターのミュージカルに出演したことがあるんですが、そのときに思ったことは、音楽が背中を押してくれる瞬間がたくさんあった。ピアノでお稽古しているですが、本番はオケが入ってもっともっと重厚になって今から楽しみです。

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彩乃かなみ:他の皆さんが抱えている数より少なめで、(コールの妻)リンダ役を通しでさせていただいています。見ている中で梨絵さんが面白かったり、自分の役を果たしながら梨絵さんの面白い部分が目立つようバランスを考えながら作っていくところがとても楽しいです。ただ歌うだけでなく踊りがふんだんに入っているので、ついていくのが大変なんですけど、楽しいものがお届けできると思っております。

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真瀬はるか:座長の屋良さんがすごく柔らかに肝が座っている感じなので、私としては助かっていて、私たちがチャレンジしやすい環境、雰囲気になっています。少人数の作品にもかかわらず、いろんな役を演じているので、お客さまにとって目が足りない。ぜひ何回も観に来ていただければうれしいなと思っております。

【東京公演】3月1日(金)~17日(日)全20公演 銀座 博品館劇場
【大阪公演】3月21日(木・祝)全2公演 森ノ宮ピロティホール
【静岡公演】3月24日(日) 富士市文化会館ロゼシアター 大ホール
【愛知公演】3月27日(水) 刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール

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