トップ > PICK UP > 和田雅成、富田鈴花(日向坂46) らが世界初ミュージカルへの自信と手応えを語る!  『ヴィンチェンツォ』東京公演開幕直前会見レポート

2023年8月19日 00:30

和田雅成、富田鈴花(日向坂46) らが世界初ミュージカルへの自信と手応えを語る!  『ヴィンチェンツォ』東京公演開幕直前会見レポート

『愛の不時着』などの話題作を手掛けるスタジオドラゴン原作、Netflixにおいて世界190ヶ国以上で配信された大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』。あるイタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)が莫大な富と利権を握る巨大組織に挑む復讐劇が、世界で初めて舞台化される。壮大な物語の主人公コンシリエーレのヴィンチェンツォを演じるのは和田雅成、ともに組織に挑む弁護士ホン・チャヨンを富田鈴花(日向坂46)、そしてヴィンチェンツォ達と敵対する悪徳弁護士チェ・ミョンヒを佐藤仁美が務める。

8月18日(金)、東京公演初日を前に、和田雅成、富田鈴花、上田甚大、竹内將人、鈴木壮麻、佐藤仁美による会見が行われた。

今回は全20話の原作を約3時間半の舞台に凝縮し、さらにミュージカルで描く挑戦的な舞台となっている。演じてみた感想を聞かれた和田は「3時間半という大作ですが、それぞれが各自のシーンに責任感を持って次の人に繋げているので、演じている側としては全然長さを感じていません。楽しいです」と笑顔を見せる。富田が「ぎゅっとまとまっているので、抜けているシーンもあるんです。どうやって深みを出すかを大事にしています」と話すと、上田も「端折られている部分をどう繋いでひとつの物語を完成させるかを工夫しています」と頷き、竹内は「みなさんがおっしゃる通りです。シーンの転換が早いし、シーンごとに感情が違うので大変。でもやりがいがあります」と苦労と楽しさを語る。鈴木は「(和田と)マッコリを一緒に飲むところが好きですね。あれだけで3時間やりたい!」と話し、和田から「飲みに行けばいいだけですよ」と突っ込まれていた。

続いて、個性的なキャラクター揃いの作品でハマり役のキャストや好きなキャラクターを聞かれた和田が「ヴィンチェンツォはハマり役ですよね。スタジオドラゴンに行った時に、ソン・ジュンギさんに似ていると言われました」と自信満々に答えるが、佐藤からは「えー?」と疑問の声が上がる。改めて「それぞれ良いところも悪いところも含めてぴったりだと思います。悪いところも含めて人間の魅力だと思うので、みんな魅力的です」と笑顔で語った。

既に行った神戸公演の手応えを尋ねられると、和田は「お客様がすごく集中して観てくださっていると感じました。展開が早いけどついてきてくれる。その熱をしっかりいただきながら東京に来ました」と話す。鈴木も「お客様がすごく温かくて、助けていただいています」と話し、竹内は「一見シリアスだけど基本コメディなので、お客様が笑ってくださると楽しいなって思いますね」と観客への感謝を伝えていた。また、展開が早く、次々にストーリーが移り変わるため、上田は「とあるシーンでお客さんも涙を流していて。その後に出るのが大変」と明かす。佐藤も「出にくいよね、ごめんなさい空気を壊して」と頷いていた。

ミュージカル版の見どころについては、和田が「音楽があるので場面転換がしやすい」という点をあげ、竹内も「面白いシーンはセリフで笑いをとって、シリアスなところは歌で思いを乗せていく。メリハリがついています」と話す。富田の「音楽が加わってさらにキャラ立ちしていると思う。音楽で役柄が表現できるのも素敵ですよね」という言葉に、佐藤も「皆さんがおっしゃる通りで、音楽のおかげで幅が広がっているし観るところがたくさんあって楽しい。曲調もキャラによって違うので」と話し、鈴木が「音楽が世界を広げてくれているよね。ダンスもあって、アンサンブルの皆さんが縦横無尽に活躍していてそこも見どころです」とまとめた。

好きなセリフを聞かれると、富田がヴィンチェンツォの「後悔は生きていく上で最高の地獄。このセリフが何度か出てくるんですが、場面によって考え方が変わってくるので、毎回刺さります」と答える。鈴木が「家族はどんなことがあっても家族」をあげると、竹内が「家族が一つのテーマ。それぞれの家族でいろんな関係性が進んでいくのが面白いですよね」と頷いていた。

続いて稽古場の雰囲気について質問が出ると、キャスト陣は「稽古中は段取りが多かったので必死で、余裕が出てきて和気藹々とした雰囲気になったのは劇場入りしてから」と明かす。富田は「仁美さんが毎日パンとかコーヒーとかを供えてくれたり、私の机が汚いのを整えてくれたり、お姉さんみたいでした」と話し、佐藤は「いつも『お腹が減った』って言うから食べるものをあげたり(笑)」と仲良しエピソードを語った。

また、約5年ぶりの舞台出演となる富田の印象を聞かれると、キャスト陣は口々に「度胸がある」「飲み込みが早い」「アドリブがでるのも早かったもんね」と絶賛。本人は「まだ殻を破っている途中ですが、みなさん温かいカンパニーです。色々な方がアドバイスをくださって、たくさんの刺激を受けてヒナが生まれそう」と手応えを語った。

最後に富田が「兵庫から公演がスタートし、今日から東京公演です。まだまだ千秋楽まで駆け抜けていきたいですし、心の底から来てよかったと思っていただけるお芝居にしたいです。全員一丸となって頑張りたいと思います」と意気込み、和田が「いろんな人の助けがあってここまで来ました。残念ながら松井(工)さんが体調不良で、東京公演出られないかもしれませんが、代役の方が入ってくれて舞台に立つことができます。松井さんが帰ってくる場所を守って上に上がって行けるカンパニーだと思います。千秋楽まで応援お願いします」と自信を持って宣言した。

ミュージカル『ヴィンチェンツォ』
兵庫公演: 終了
東京公演: 8月18日(金)~21日(月) 日本青年館ホール
大阪公演: 8月25日(金)~27日(日) サンケイホールブリーゼ

トップ > PICK UP > 和田雅成、富田鈴花(日向坂46) らが世界初ミュージカルへの自信と手応えを語る!  『ヴィンチェンツォ』東京公演開幕直前会見レポート

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています