取材:記事・写真/RanRanEntertainment
――印象に残っているシーンはありますか?
つかさと麻友が一対一で本音をぶつけ合うシーンは、原作でもすごく好きなシーンでしたし、出来上がったものを見てくださった方が「どっちの気持ちもわかる素敵なシーンになっていた」と言ってくださったので、そこはすごく印象に残っています。
――原さんご自身は、麻友ちゃんに近い部分はありますか?あるいは、つかさに近い部分がありますか?
麻友ちゃんの気持ちには共感できる部分があります。直接的にこういうところがというのはないですが、根底の寂しさとか孤独感みたいなのは誰しも共感できるポイントなのではないかなと思います。つかさちゃんの純度100パーセント好きっていう気持ち、真直ぐな女の子にはすごく憧れますが、好きだからこそ愛されたいという思いで、相手に依存してしまう麻友ちゃんの人間らしさは、私を含め見てくださる方が共感できるポイントなのかなと思います。
――有馬君みたいな男の子のことはどう思いますか?
クールな感じだけど優しいですよね。余裕がある人は素敵だなと思いますね。
――原さんは今、高校2年生。ご自身の高校生活と共通点はありましたか?
そんなに共通する部分がないので、逆にすごく楽しかったです。理想のこういう青春したい!みたいなのをここで体験できたので、貴重な経験ですね。
――憧れの世界なのですね。
憧れの世界でした。こんなキラキラした青春、私もしてみたいと思いました。
――今までもいろいろな役を演じてきていらっしゃいますが、これからどんな役を演じてみたいですか?
いままでは何か背負っている役が多かったので、それもすごく自分の武器だなと思うのですけど、逆に、超コメディにも挑戦したいと思います。今回は原作があって、キャラクターを作るという作業がすごく難しくて、自分の中で苦戦もしたのですけれど、めちゃめちゃ楽しかったので、また客観的な視点を使った芝居をやってみたいなと思っています。
――お芝居に限らず、今後やりたいこと、あるいは今嵌っていることはありますか?
ラジオに嵌っています。人が話しているのが好きで、一人で話しているよりも身内のノリみたいな二人の空気感で話しているのが好きなので、ラジオを聴くのに嵌っています。お話するのが私自身そんなに得意ではないっていう(笑)のがあって、ちょっと勉強できたらなって思っています。
――どんなラジオ番組ですか?
これをいつも聴いています、というのは無いのですけど、でもよく聴くのは「オールナイトニッポン」かな。三四郎さん、霜降り明星さんとか、声優さんのラジオもよく聴きますね。
――最後に、ファンの皆さまと映画をご覧になる皆さまにメッセージをお願いします。
好きっ!という純粋な気持ちがぶつかりあっていて、こんな青春したいと思えるような作品です。ひた向きに頑張るつかさちゃんがとにかく可愛いですし、隼人君、長谷部君にキュンキュンできるポイントがたくさんあるので、ぜひ存分に胸を鳴らしていただけたらなと思います。どうぞよろしくお願いします。
――ありがとうございました。
前編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/movie/76368.html
映画『胸が鳴るのは君のせい』
2021年6月4日(金) 公開
監督:髙橋洋人
脚本:横田理恵
音楽:KYOHEI(Honey L Days)
出演:浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.) 白石聖 板垣瑞生 原菜乃華
原作:紺野りさ「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)
制作協力:ドリームプラス
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映
公式サイト:https://munekimi-movie.com/
Ⓒ2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会
〈衣装クレジット〉
ワンピース ¥58,000 (ADELLY/Office surprise)
サンダル ¥17,000 (HIMIKO/株式会社 卑弥呼)
その他スタイリスト私物
〈お問い合わせ先〉
Office surprise (03-6228-6477)
株式会社 卑弥呼 (03-5485-3711)
文:高橋美帆/撮影:篭原和也