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2012年5月6日 00:46

イ・サンヨプ ファースト ファンミーティング in JAPAN

『マイダス』(2011 SBS)、『ミスリプリー』(2011 KBS)などで注目を集め、いま話題の人気俳優、イ・サンヨプ。日本でも4月13日からテレビ東京で放送が開始された『恋するメゾン。~Rainbow Rose~』でK‐POPスター、超新星のゴニルやKARAのジヨンと共演をしつつ、彼のその存在感は群を抜いている。そのイ・サンヨプの日本で初めての単独ファンミーティングが開催された。

2012年5月4日(金・祝)、会場に集まったファンの気持ちが通じたのか、彼がファンを思う気持ちが通じたのか、それまで振っていた雨が止み、夕日が光るなか、ファンミーティングの幕が上がった。会場に入ったファンは、びっくりしたのではないだろか?「近い!こんな近くで彼と会えるの?」と。常々、「ファンのみんなと近くでコミュニケーションをとりたい」と思っているイ・サンヨプ。彼自身の強い希望で、今回は特に“至近距離”セッティングがされたのだ。ファンにとっては、この上なく、うれしい。すぐそこにイ・サンヨプがいるのだから。

白のコットンスーツで初夏を思わせるようなさわやかな印象のイ・サンヨプ。会場の後ろから、客席を通って、ステージに上がった。『サランエ パボ(愛のバカ)』で歌声を披露。手拍子で彼を応援しているファンも「この曲!?」と思ったことだろう。日本でもミリオンセラーを記録した『世界中の誰よりきっと』(1992 中山美穂&WANDS)が原曲だ。

緊張からか途中歌詞を間違えてしまう場面もあり、恥ずかしそうにペロっと舌を出したイ・サンヨプ。そんな彼の自然な仕草と、POPな曲が彼とファンの緊張を徐々にほぐしていった。歌い終わると「緊張していましたが、歌が無事に!?に終わってホッとしています。」と。初めてのファンミーティングを前にして、リハーサルから緊張していたそうだ。なぜ、この曲を選んだのかといえば…。「もちろん韓国でも有名な曲ですが、日本のヒット曲なら、ファンの皆さんにも楽しんでいただけるかと思って。」とファンと楽しい時間を過ごしたいという彼の思いから選ばれたそうだ。

日本語を勉強中という彼の最初の挨拶はきれいな日本語だった。「はじめまして。イ・サンヨプです。お会いできて光栄です。僕のファンミーティングに来ていただいて、ありがとうございます。」と。彼の突然の日本語での挨拶にファンは大きな拍手を送った。また、日本語での失敗談も聞かせてくれた。なんと『恋するメゾン。』の制作発表会での席でのことだったそうだ。大きな声で元気よく挨拶をしたにも関わらず、「はじめまして」を「はじめました!」と言い間違えてしまったのだという。

その後、ファンもOKのフォトセッション。両手でピースをしたり、ハートを作ったり、手を振ったり、ファンの要望に丁寧に応えていた。

現在、放送中の『恋するメゾン。』のいくつかのシーンがスクリーンに映し出されると、どことなくかわいらしいセオの姿が目の前にいるイ・サンヨプとダブり、愛らしく感じられる。中でも海辺でのキスシーンがスクリーンに映ると、ファンからは悲鳴に似た声が上がった。そして、そのシーンの撮影後のVサインをしている姿には、「かわいい!」という思いを込めて笑い声までが。「韓国の絶望から希望を見出していくために下宿屋をはじめたある家族の話です。心温まる話ですので、ぜひご覧下さい。」とイ・サンヨプの口から直接アピール。

そして、撮影秘話もファンに披露。下宿屋が舞台であるために、韓国人俳優だけではなく、日本やアメリカ、カナダなど各国の俳優が出演しているこの『恋するメゾン。』。はじめは意思疎通が上手くいくか不安だったそうだ。しかし、視線だったり、演技を通して息が合ってきて、いまでは友達のように接することができるようになり、うれしいという。そして、チョンジュでの撮影時、伝統料理を食べた際、彼らが勝手が分からないため、イ・サンヨプが手取り足取り面倒をみていて、自分自身食べることができなかったというエピソードまで聞かせてくれた。

また、俳優イ・サンヨプとは少し世界が違う、歌手である超新星のゴニルやKARAのジヨンとの共演については、共演を楽しみにしていたという。NGは誰かが多いのではなく、多国籍の俳優が集まるなか、言葉が違うことからちょっとした行き違いが起きることもあるらしい。ご飯をかきこむシーンで何度もNGが出て、きつかったこともあったそうだ。これからは何か撮影中、おもしろいことがあったら、イ・サンヨプ自身がツイッターにツイると宣言したので、ぜひ彼をフォローして、楽しんでみてはどうか。すぐそばで撮影が行なわれているような感覚でになれるかもしれない。

プライベートに迫る質問タイムがスタートした。

Q1:来日は何回目?

A1:3回目!

Q2:日本の印象は?

A2:街中がキレイで美味しいものや遊べるスポットがいっぱいありますね。

Q3:好きな日本料理は?

A3:味噌ラーメン!ビール!!(連呼しながら、親指を立てて、Good!)

Q4:日本女性の印象は?

A4:ステキです!(クスっと笑って、ちょっと考えて)親切で純粋でまるで少女みたい。そばにいるとリラックスできます!(ワー、うれしいとファンの歓声が上がる)

Q5:印象に残っている作品は?

A5:『大王世宗』です。王の息子として生まれ、父にはむかうこともあったが、後、父を理解し、父に従う役でした。演技しながら、その役に没頭できて、胸がいっぱいになったり、ワクワクする経験ができました。そして、その記憶が軍隊に行っても“また演技をしたい”という気持ちを持ち続けさせてくれました。(ファンも“あの役は良かった!”というように拍手を送った)

Q6:いままでの役で自分に近い役は?

A6:正直に?(笑)『恋するメゾン。』のセオ、バカセオです。「では、サンヨプさんはプレイボーイなの?」という突っ込みには「うーん」、言葉を詰まらせつつ、そんなことないとジェスチャーで答えた。

Q7:仲の良い芸能人は?

A7:みんな驚くかも知れませが…。スーパージュニアのイェソンさん、ユン・ゲサンさん、オン・ギジュンさん、SS501のヨンセンさんです。

Q8:友達とはどんなところで遊んでいるの?

A8:みんなの共通の趣味はゲーム。あとは美味しいものを食べに行ったりですね。

Q9:好きな日本の俳優は?

A9:ドラマ『プライド』が好きなので、木村拓哉さんや竹内結子さんです。セオみたいな性格だけど(笑)、僕は木村拓哉さんと共演したいです。

 

続いて、ファンからも直接質問を受けた。抽選の際には「シャッフル!シャッフル!」と少しおどけたそぶりを見せていたイ・サンヨプ。ドキドキしているファンを尻目に。そして、当選したファンは「私?」と驚き、イ・サンヨプは気さくに答えていった。

Q1:どんな人と結婚したい?

A1:(よく考えてから)僕を理解してくれて、やさしい人!それに料理が上手くて怒らない人。何より僕を褒めてくれる人。まだ若いので、具体的には考えられないですけど…。

Q2:シャッフルダンスが得意だとか。踊ってください。

A2:(やる気満々のポーズをして)挑戦します!と音楽にあわせて踊り出す。ファンも手拍子で応援。しかし、「もう無理。」と断念。「ここのステージが滑らないから、次回はぜひすべるステージでお見せします!」と約束。期待しよう、次回を。

Q3:ファンのことを覚えている?

A3:僕にメッセージをくれるファンは覚えています。そして、いつもファンを覚えようと思っています。僕が今日、ここでキョロキョロしているわけは、皆さんを覚えるためです!(ファンにはたまらない言葉だ)

Q4:理想の恋人のタイプは?

A4:理想のタイプは恐くない人です!それが重要!!

Q5:5月8日の誕生日は誰と過ごす?

A5:ドラマの撮影中だから、きっと現場でスタッフとですね。韓国では5月8日は父母の日なので、例年家族で過ごしていました。

 

ファンには念願の2ショットタイム。しかし、残念ながら、選ばれしファンのみとなる。そこで、サンヨプクイズで勝者を決めようと。必死になるファン。難問を潜り抜け、6名が残る。そこで、さらに選抜しようとじゃんけん大会になるが、ほかのファンからも「ぜひ6名お願い」と温かい声が上がった。彼の温かい気持ちがファンにも伝わったのだろう。和気あいあいとした時間となった。なかには男性の姿も。ファンの肩を優しく抱いたり、男性とは肩を組んだり、腰をかがめて背をあわせたり、ハグをしたり、ファンを気遣いながら、撮影。幸運なファンは天にも上る思いだったに違いない。

会場のファンの温かい気持ちから意外に早く決着がついた選抜大会。サンヨプクイズには続きがあった。「いままで良い人の役が多かったので、悪役をしてみたい。」「撮影中の寝不足よりも満足できる演技ができなかったときにもどかしさが辛い。」など俳優としての思いや、「手のきれいな人がいいですね。でも、足も捨てがたい。」とセオ並みの発言があったり、「10日間の休みがあれば、韓国や日本、中国を旅行してみたい。」という希望が語られた。

そして、イ・スンギがリメイクしたことで有名な「すべてあげるよ」(原曲チョ・ギュマン)をスポットライトを浴びながら熱唱。いままで、ファンの顔を見たいという思いから、会場も明るい状態で行なわれていた。スポットライトを浴びているときが幸せだという自分自身の気持ちを抑えて。「辛いときは思う存分泣いて、僕の胸で。君に僕はふさわしくないけど、すべてをあげるよ。僕のありったけの愛を。」という歌詞。甘美な歌声と甘い歌詞にファンの心はとろけた。

 

握手会、サイン会の準備も終わり、イ・サンヨプが再登場する際、5月8日の彼の誕生日を祝うサプライズプレゼントがファンから贈られた。「Happy Birthday」とバースデイケーキ。少し照れながら、突然の出来事に感動するイ・サンヨプ。「ありがとうございます。いま、本当に気持ちがいっぱいで言葉が出ません。本当にありがとうございます。」と。そして、29歳の誓いとして「皆さんが僕の演技を見て、落胆しないように一生懸命がんばります!」と宣言した。それに対して、ファンも「がんばって!」と拍手で応援を送った。

握手会では、今回のコンセプト「ファンと近くで…」をまさしく実践。一人一人、丁寧に言葉を交わし、一瞬だけでも彼とファン2人だけの時間を作っていた。時にはおどけたようなかわいらしい仕草、時には男ぽい仕草、時には礼儀正しい仕草、いろいろなイ・サンヨプの顔を見ることができた今回のファンミーティング。「今日はこのようにファンミーティングを開くことができて、本当にうれしく思っています。皆さんの姿を胸に刻み、これからも演技をがんばります!」とファンに手を振り、深々とお辞儀をしてステージを去り、すべての幕を下ろした。

photo:Yasuhiko Akiyama  

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