アジアのみならず、全世界で注目を集めている新鋭アーティストB.A.P(ビーエーピー)が、5月25日、パシフィコ横浜にて記者会見を行い、今秋日本デビューすることを発表した。B.A.Pは、「Best(最高の)、Absolute(絶対的な)、Perfect(完璧な)価値を追求する」という意味を持ち、HIP HOPを中心とした骨太サウンドと完成度の高いパフォーマンスで多くの支持を受けている6人組の男性アーティスト。2012年1月の韓国デビューから僅か1年で6作品をリリースし、アジア・ヨーロッパなど世界各国で新人賞などの14のタイトルを獲得。そのクオリティーの高さで世界中から熱い注目が集まっている。そして、2013年2月には、韓国の音楽界史上最短記録となる初の単独ライブを開催。アジア、ヨーロッパ、日本からもファンが駆けつけ、のべ8,000人が集結。5月7日からスタートした『B.A.P LIVE ON EARTH PACIFIC』ツアーでは、アメリカ・ロサンゼルスを皮切りにニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコ、日本、台湾、シンガポール香港を巡る。日本公演は24日と25日の2日間行われ、デビュー前にもかかわらず10,000席が即日SOLD OUT。他の全ての公演のチケットも即日完売という人気の高さを誇っている。
多くの取材陣が集まる中B.A.Pが会見場に登場すると、いっせいにカメラフラッシュが瞬き、やや緊張した面持ちながら、メンバーのデヒョン、ジョンアプ、ヒムチャン、ヨングク、ヨンジェ、ゼロがそれぞれ日本語で挨拶。
日本デビュー決定について、「本当に嬉しいです。早く日本に来たいと思っていたので、実は今も信じられないです。日本の活動を頑張ります!」とヨンジェ。デヒョンは「僕たちは、いつも日本でデビューすることにたくさんの夢と期待を持っていましたが、このように早く実現できて本当に嬉しく思っています。皆さん、宜しくお願いいたします。」と感想を述べた。
日本デビューにおいて、ヒムチャンは「韓国と日本のテレビ番組の違いを知りたいです。」と、日本での活動を楽しみにしている様子。ヨンジェは「日本のファンの皆さんに、僕たちの早く聴かせてあげたいです。楽しみにしていて下さい!」と意気込んだ。
日本で何処かいってみたい所は?との問いに、「機会があればどこでも!来日は初めてなので、いま日本にいるということだけで胸がときめいています。」と満面の笑みを見せたゼロ。
この日は、前日(24日)に初の日本公演を開催したばかり。「B.A.Pの初めてのコンサートなのに、たくさんの方が来てくださって、本当にビックリしました。ありがとうございました。」とヒムチャンが笑顔で語ると、ヨングクは「日本に来るのは初めてにもかかわらず、たくさんのファンの皆さんに歓迎していただき、とてもありがたく思っています。まだアルバムを出すなどの活動をしていないのに、たくさんの愛を送って下さり心から感謝しています。」と感謝の気持ちを伝えた。そんな日本ファンの反応はどうでしたか?との問いに、それぞれが素直な気持ちを語り、会見のあとに行われる2回目の公演に向け、早くも気持ちが高まっている様子を見せた。
ヨングク:現在開催中のPACIFICツアーでたくさんの国のファンの方たちとお会いしていますが、日本のファンの皆さんともお会いすることができました。日本のファンの皆さんは集中して僕たちのステージを見てくれるで、僕たち自身も公演に集中しやすいです。礼儀正しくて、僕たちの言葉にもキチンと耳を傾けて下さるので心から感謝しています。デヒョン:日本のファンの皆さんは本当にステージに集中してくださるので、僕たちも心を込めて歌うことができますし、力いっぱい頑張ってステージに立つことができます。ジョンアプ:僕も同じ考えです。そして、日本のファンの皆さんは、椅子があるのに全員が立って応援してくれるので、本当に気分よくステージでパフォーマンスできます。ヒムチャン:初めてであるにもかかわらず、たくさんの声援と愛を送ってくれるので、本当に嬉しいです。これからもどうぞ宜しくお願いします。ヨンジェ:本当にたくさんの方にコンサートに来ていただいて感謝しています。そのおかげで頑張ってステージに立つことができました。ゼロ:メンバーみんなと同じ気持ちです。今は、これからの活動にたくさん期待してワクワクしています。会見中にも時折流暢に日本語を話すメンバーたち。「日本語の6カ月くらい勉強しています。アメリカ公演が終わったばかりで、ちょっと(日本語を)忘れちゃってます(笑)。」と照れるヒムチョン。ちなみに、日本語担当は、デヒョン、ヒムチャン、ヨンジェで、英語担当は、ジョンアプ、ヨングク、ゼロだという。
世界各国で賞を獲得し、世界中の人々に受け入れられている理由を問われると、ヨングクが、「僕たちが一番アピールできるのは、音楽的な部分。そしてステージで見せる、タフで男らしいパフォーマンスが、他のK-POPアーティストとは差別化された魅力として感じていただけるのではないでしょうか。」と胸を張り、「音楽的なインスピレーションは、R&Bやヒップホップ、ソウルミュージック、バラードなど、たくさんの音楽から影響を受けているので、色々勉強して僕たちのステージに生かしたいと思っています。これからは機会があれば僕たちが作った曲も披露していきたいと思います。」と意欲を見せた。
また、今回来日した初日に原宿出かけたとのこと。デヒョンが少しはにかみながらも「初めて日本に行ったら、ぜひどこかに遊びに行ってみたいと言っていたんです。原宿に行って、アイスクリームとかラーメンなど美味しいものをたくさん食べて、あちこち見物をしました。」と、嬉しそうに話す場面も。
続いて、「メンバーの良いところを紹介してください」という質問には、隣に座るメンバーについてコメント。
テヒョン→ジョンアプ:ジョンアプさんは、ダンスが上手です!
ジョンアプ→ヒムチャン:ヒムチャンお兄さんは、とってもハンサムでステキですよね。いつも弟たちの目線に合せて一緒に遊んでくれるんですよ~(笑)。
ヒムチャン→ヨングク:ヨングク君は、作曲の実力があります。リーダーとしての力も発揮してくれています。
ヨングク→ヨンジェ:まず、僕たちはお互いに褒め合うことが慣れていないんですね・・・(笑)。ヨンジェ君は、とても優しいボーカルです。そしてどんどんハンサムになってきて、メンバーとして誇らしく思います。
ヨンジェ→ゼロ:ゼロ君は、背が高くて顔も可愛いし、ダンスも上手で完璧ですよね。羨ましいです。(笑)
ゼロ→デヒョン:デヒョン先輩は、本当にハンサムで歌も上手。そして、歌を歌う時に感情を上手に伝えられるんです。最後に日本のファンに向けて、リーダーのヨングクから「日本デビューも決まりました。新しいアルバムも期待していて下さい。たくさんのファンの皆さんの期待に応えられるようにこれからも頑張っていくB.A.Pになりたいと思います。ありがとうございます。」とメッセージを伝え、今後の活躍を誓った。
会見の後、キングレコードの担当者からこれからの展望が語られ、日本デビュー曲については、オリジナル曲を日本の歌詞に変えてリリースすることも検討中とのこと。日本のアイドル『嵐』の曲も好きだというメンバーたち。音楽的にはヒップホップな曲が多いが、ライブパフォーマンスでは可愛い姿も見せてくれる。「新しいオリジナリティーを目指したい」というデビュー曲はどんな曲になるか、今から楽しみだ。日本語版PVも期待大。日本デビュー曲をリリースしたあと、年内を目標に全国アリーナツアーも計画中だという。あらゆる可能性にあふれるB.A.P。日本デビューが待ち遠しい!!
B.A.P Official HP http://bap-official.jp/
キングレコード HP http://www.kingrecords.co.jp/BAP/