スーパーマン!そのスーパーヒーローの誕生秘話が明かされる・・・夢のエンターテインメント超大作『マン・オブ・スティール』。8月21日、東京・六本木ヒルズアリーナにてジャパン・プレミアが行われ、新スーパーマンとして主役を務めたヘンリー・カビル、ザック・スナイダー監督、プロデューサーのデボラ・スナイダーとチャールズ・ローブンが登場した。
イベント開始直前まで見舞われた雷交じりの大雨が、スタートに合わせたかのようにすっかりあがり、会場は新スーパーマンの登場を待つ約1500人のファンの熱気で溢れかえっていた。
レッドカーペットにヘンリー・カビルが現れると、大歓声が会場に響きわたった。そんな熱い歓迎に笑顔で応え、握手やサインをしながら闊歩したヘンリー。「ハロー!東京にくることができてとっても光栄に思います。(東京は)私たちのワールドツアーの最終点になります。この映画を本当に楽しんで作ったので、皆さんもこの映画をぜひ楽しんで!」と呼びかけ、「ありがとうございます」と日本語で来場のファンに感謝の気持ちを述べた。
チャールズ・ローブンは「こんばんは(日本語で)。久しぶりに大好きな日本に帰ってこられて最高の気分だよ」と挨拶し、「長年親しまれ、よく知られたキャラクターを21世紀に持ってきたいというチャレンジだった。若い世代にぜひ紹介したいと思ったし、スーパーマンが何処からどうして来たのかを明かしたかったんだ。ある意味“移民”の話なんだ」と新しいスーパーマンを作った理由を説明した。
今回の新スーパーマンを探すために世界中を回ったという、スナイダー監督の妻でもあるデボラ。「ヘンリーは、人柄自体がスーパーマンの資質とマジカルを持っていたの。それと、なによりハンサムですものね~」と、ヘンリー・カビルを抜擢した経緯を明かし、会場から大きな拍手を受けた。
ザック・スナイダー監督は「僕もスーパーマンの大ファンだっただけに、少し心配にもなりナーバスにもなった。“スーパーマン”という大きなポテンシャルに見合った作品に仕上げなければいけないと感じたから」と本作の監督に決まったときの気持ちを語り、「映画を観てもらえれば分かるけど、日本のアニメからも大きな影響を受けているんだ。この作品は心血注いで一生懸命、みんなのために作った映画なので楽しんで観てもらえたら嬉しい」と親日家の一面もみせた。
ヘンリーは、自分が新スーパーマンに大抜擢されたことについて「俳優の出演オーディションというのは99%断られるものだから、あまり期待していなかったんだ。ザックから電話をもらった時、『YES』という答えを聞いて、ありがたがらなくてはいけないし、礼儀正しくしなくちゃ・・・でもクールでいなきゃ、とかいろんな気持ちになったよ(笑)。24時間くらい経って、やっと『これは夢じゃないんだ!』と実感したんだ」とふり返った。
さらに、「スーパーマンは色々な解釈をされてきたけれど、いつも共通しているのは“正しいことをしよう”とする人間性。神のようなスーパーパワーを持っているけれど、人間的な性質を持っているのが、一番の彼の強みなんだ」と、スーパーマンの魅力を伝え、「この作品は、75年の歴史があるスーパーマンの起源が描かれているので、僕がこの役を演じるということは本当に謙虚な気持ちにさせられるし、皆さんの温かいサポートが何よりもありがたい。日本中の皆さんにもぜひ楽しんで観て欲しい!」と力強くPR。
最後は、会場のみんなで「スーパーマン!」と空を指さして締めくくり、ヘンリーらは大きく手を振りながら会場をあとにした。
また、レッドカーペットには競泳の入江陵介選手や叶姉妹らも登場しイベントに華を添えた。
映画『マン・オブ・スティール』は8月30日より新宿ピカデリーほかで全国公開!