2016.12.08 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
アメリカでのワールドプレミアを前に、「スター・ウォーズ」最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のアジアでの最速の記者会見がザ・リッツ・カールトン東京で行なわれ、キャストのフェリシティ・ジョーンズとディエゴ・ルナ、ギャレス・エドワーズ監督が出席して作品への熱い思いを語った。
本作は、シリーズの原点『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』へとつながるストーリーで、ダース・ベイダーなど過去に公開されたシリーズに登場するキャラクターが出演する。エドワーズ監督は「詳しくは言えないけれどダース・ベイダー以外にもキャラクターは出てきます」と笑顔で語り、「スター・ウォーズ」ファンの期待をあおって、会場を盛り上げた。
さらに、小さいころから「スター・ウォーズ」を観ていたことを明かしたエドワーズ監督は「ダース・ベイダーを演出するのは私にとって夢のような時間だった。周りのスタッフたちもぼくと同年代のものが多く、ベイダーが現場に入ると、みんなが口をあんぐりあけて見入ってしまっていたよ」と大興奮。そんな監督は、「ベイダーにダメだししたら、フォースの力で殺されちゃうんじゃないかって思うほど、強烈な威圧感もあったけどね」と茶目っ気たっぷり語り、ワクワクしたという撮影を振り返った。
日本文化と深いつながりを持つ「スター・ウォーズ」にちなみ、エドワーズ監督は作品について「オープニングはまさにクロサワ(黒澤明監督)映画みたいにしたかったんだ。『盗むならベストから盗め』というでしょう?」と黒澤監督作品から大きな影響を受けていることも明かしていた。
また、撮影現場にはルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルも顔を出したようで、エドワーズ監督は「ルーク・スカイウォーカーはまさにぼくのヒーロー。彼のようになりたかったんだ。その彼が、ぼくが監督した『GODZILLA ゴジラ』のTシャツを着ていたんだよ。とても不思議な1日だった」と大感激の様子でエピソードを披露した。劇中でキャシアン・アンドーを演じるディエゴも「ハミルさんから(映画が公開されることで)『人生が変わる準備が出来ている?』と聞かれたんだ。僕にとっては、ルークと握手している時点で、もう人生が変わったよ」と興奮気味に語った。
初のプロモーション来日を果たしたヒロインのジン役を務めたフェリシティは、自身が演じた役どころについて「帝国軍への憎しみが、ジンの原動力になっているの。最初は一匹狼で誰も信頼していないけど、生まれも言語も違う仲間たちと友情を育み、同じミッションに挑むことになります」と分析した。そしてディエゴも、「献身的な真のヒーローだよ。どんなに犠牲を払おうとミッションを達成させようとする強い決意があって、チームワークの強みも理解している人物なんだ」と自身の役どころを分析していた。
本作では、帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を入手するため、デス・スターの開発者の娘でもある主人公・ジンと仲間たちが極秘チーム“ローグ・ワン”を結成し、難攻不落なミッションに挑む姿が描かれる。
本会見では、日本画家・柏原晋平さんによる『ローグ・ワン』をイメージした美しい襖絵が披露された。キャストと監督が、「希望」を表す星に色をつけるという趣向も用意されていた。
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日より全国公開!