取材:記事・写真/RanRanEntertainment
SF超大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』のジャパンプレミアが、13日にTOHOシネマズ六本木にて行われ、舞台挨拶に6年ぶり来日したリュック・ベッソン監督と、日本語吹替版の声優を務めたお笑い芸人・ゆりやんレトリィバァ、THE ALFEEの桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦が出席した。
本作は、『フィフス・エレメント』(97)などで知られるベッソン監督が自身が少年の頃に夢中になって読んだという原作コミック「ヴァレリアン」シリーズを4年がかりで映画化。西暦2740年。宇宙の平和を守る連邦捜査官ヴァレリアンとローレリーヌは、あらゆる種族が共存する“千の惑星の都市” アルファ宇宙ステーションを訪れる……。
ご機嫌な笑顔で登壇したベッソン監督は、「初めて日本に来たのは30年以上前のこと。それ以来、毎回素敵な経験をさせてもらっている。ありがとう」と親日家ぶりを発揮。「僕のことを信頼して、僕の映画が公開されるとみなさんが観に来てくれる。この長期的な信頼関係がこれからも続けばいいなと思っている。よぼよぼになっても、車椅子でも来日するよ!」と再来日を約束し、会場から大きな拍手を浴びた。
キモかわのエイリアンの情報屋トリオ“ドーガン=ダギーズ”の日本語吹き替えで声優を務めているTHE ALFEE(桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦)が登壇してベッソン監督と握手。3人そろっての吹き替えに初挑戦したALFEEのメンバーがベッソン監督に「世界中で公開されていますが、僕らの吹き替えはいかがでしたか?」と尋ねると、ベッソン監督から「世界中で最高なのは、日本とイタリアだよ」と答えが返ってきた。大喜びのALFEEのメンバーは「続編があるようならまた吹き替えで使ってください」とおねだりしていた。
その後、歌手のリアーナが演じている宇宙人ダンサー・バブル役で日本語吹き替えを務めているゆりやんが、コスプレにダンスをしながら登場して会場を沸かせた。そんなゆりやんにベッソン監督が「リアーナそのものだね」といいながら、少し間を開けてから「帽子が……(笑)」とコメントして会場は大爆笑。ゆりやんは負けじと「アイアム・ジャパニーズ・セックスシンボル!」と自己紹介して自分の存在をアピール。続けて、「調子に乗っちゃって。嘘つけ~」とお決まりの自虐ネタも披露。その後もボケをかまし続けるゆりやんに、ベッソン監督が「君は本物のエイリアンかい?」とあきれ顔で質問する場面も見られた。
イベント終盤には、監督から吹替えキャスト陣に映画に貢献したご褒美として星のネーミングライツ(命名権)がプレゼントされた。
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は3月30日より全国公開