取材:記事・写真/RanRanEntertainment
平成仮面ライダー20作記念映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』が22日に初日を迎え、東京・新宿バルト9で行われた舞台挨拶に、「仮面ライダージオウ」から奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、「仮面ライダービルド」からは犬飼貴丈、高田夏帆、武田航平、水上剣星と劇場版ゲストの大東駿介、福崎那由他、山口恭平監督が出席した。
本作は、平成という時代を駆け抜けてきたヒーローたちに突き付けられる「仮面ライダーは虚構の存在だ」という衝撃の事実、そして平成仮面ライダーの歴史そのものを消し去ろうとするシリーズ最大の敵に、「仮面ライダージオウ」の常磐ソウゴ(奥野)と「仮面ライダービルド」の桐生戦兎(犬飼)を中心とした歴代の平成ライダーが挑む姿が描かれる。
会場の後方扉から登場したキャスト陣は熱い声援で迎えられた。登壇者たちが自身の演じるキャラクター然とした挨拶をするたび、大きな声援が起こった。犬飼は、仮面ライダービルド」の桐生戦兎役になりきり、「勝利の法則は決まった!」とポーズを決め、会場から喝采を浴びた。奥野も常磐ソウゴ役の口ぐせ「なんかイケる気がする」をなぞらえて、「なんか、この映画大ヒットする気がする!」とコメントして、会場のファンを喜ばせた。明光院ゲイツ役の押田も「早くお前らに映画を観せたくて、ウズウズしている」と役にちなんだ挨拶を披露。ほかのキャスト陣もそれぞれに映画の見どころを語り、舞台挨拶は大いに盛り上がった。
「仮面ライダージオウ」のキャスト陣は昨日試写を見たことを明かし、犬飼から「僕らはまだ観れていないんだけれど、どうだった?」と聞かれると、奥野は「皆さんに早く届けたいという思いがあったのでドキドキと嬉しさで胸がいっぱいです。トリハダが立つような映画だった」と興奮気味に感想を話し、観客の期待をあおった。押田は「前半はコメディ調なところがあって、いつもの僕らとは全然違うキャラを演じているのが見どころ」と話す。犬飼は「ジオウチームとビルドチームの映画は初めてで、どういう化学反応が起きているか、すごく楽しみです」とまだ未鑑賞の同作に期待を込めた。
今回ゲスト俳優のスーパータイムジャッカー・ティード役を演じた大東はライダーシリーズにあこがれていたことを明かし、参加に大喜び。「ライダーが魔王になっている未来から来た役なので、世界を悪いほうに持っていったやつに対して『俺のほうが(世界を)よく出来るんじゃないか』という気持ちを持って演じました」と役作りを振り返る。またタトゥーが入ったティードのビジュアルについては、ティードの「闘志」を表したいと思い、自身が提案したものだということも明かしていた。
物語の鍵を握るアタル役の福崎は「皆さんと同じ立場で、仮面ライダーを好きな少年として映画の中にいられるよう気を付けました」と現場を振り返っていた。
「仮面ライダー龍騎」から助監督を務め、ずっとライダーシリーズに参加してきた山口監督は、「演出家として育ててもらったことと、ファンの皆さんのおかげで仮面ライダーが20作も続いたことの恩返しがしたいという思いで作りました」と本作を手がけた心境を語る。また、「懐かしいライダーも出てきます。できる限りバイクも出しましたし、キックもバンバンやりましたし、最後に大爆発もします!」と盛りだくさんの内容であることを矢継ぎ早に話して熱くアピールした。
最後に犬飼は「仮面ライダーは時代とともに生きているヒーローだからこそ、ここまで愛される存在になったのかなと思います」ときっぱり。奥野は「今作は、『仮面ライダーはフィクションだ』ということが1つのテーマになっていますが、『僕たち仮面ライダーはいつの時代も確かにここにいます』」と強いメッセージを送った。
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』は全国公開中