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2019年12月19日 01:36

高橋一生、蒼井優とは“まさか夫婦役でご一緒できるとは思いませんでした” 映画『ロマンスドール』完成披露試写会

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

一目で恋に落ちて結婚した妻との日々を描き、ラブドール職人という型破りな設定とセンセーショナルな展開に多くの話題と共感を呼んだ、タナダユキの同名小説を映画化した『ロマンスドール』の完成披露試写会が1218()、東京・新宿バルト9にて行われ、主演の高橋一生、共演の蒼井優、三浦透子、きたろう、そして自らメガホンを取ったタナダユキ監督が登壇した。

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高橋と蒼井の二人が映画で共演するのは、『リリィ・シュシュのすべて』以来18年ぶり。高橋は「蒼井さんとはずっと共演したいと思っていたのですが、まさか夫婦役でご一緒できるとは思いませんでした」と笑顔で語り、さらに「最初にご一緒したときは、蒼井さんは14歳で、僕も20歳を過ぎていて、現場で遊ぶ?って言っても遊び方が違うんです」と振り返る。

蒼井は「私はカエルを捕まえていました。リリィとシュシュの2匹を市原隼人くんとかわいがっていました(笑)」、そして高橋は「僕なんか大人ぶっちゃって、ビリヤードに行くかってやってましたけど」と懐かしがっていた。

蒼井は「(当時)ご一緒していた方は、地元の知り合いみたいな感覚になって、現場では一生くんって呼ばせていただいたんですけど、途中でハッて気づいたんです。すごい先輩だと。今更“高橋さん”と呼んでもなと思って、恐る恐る一生くんと呼ばせていただいております」と恐縮気味だったが、高橋は「うれしかったですよ。地元の覇気の無いお兄ちゃんみたいな感じでよかったです」と満足げだった。

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高橋は蒼井との演技について「お芝居をさせていただくときに『会話はキャッチボールだから』って言われたりすることがあるんですが、ジャグリングのような、テーブルの下や上を行き交っているような、言葉ではない目線だけのときも・・・」と表現。

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一方、蒼井は「(高橋は)心でお芝居されることと技術で持っていくことの両方を持っていて、無敵って思いました。瞬発力と持続力があるので、ご自身の状態がどうであっても、理想とされるところに確実にたどり着かれる。私は一生さんの台詞を素直に聞いて、素直に返すということだけをしていました」と賛辞を送った。

すると、きたろうは「(二人が)エッチしているとき、なかなかきれいだよ。オレはものすごいエッチになってほしかったんだけど・・・」と口を挟んだが、高橋は「残念でした(笑)」と返す。きたろうは「二人が恥ずかしそうで、リアルでそれがいいんだよ」と太鼓判。

さらに、きたろうは高橋に「恋人がいるんじゃないの?」とツッコみ、高橋は「恋人はいないんですよ。本当に困りますよ。いつできるんですかね」と真顔で回答。きたろうは「急に落ちるよ、恋に。この映画みたいに」と笑わせた。

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三浦は今回の出演について「歌でばかりお仕事をお願いしていたのでいつか女優としてやりたかった」とタナダ監督に声をかけられたという。「お芝居を(監督に)見せたことがなかったので、恥ずかしさがありました。今作では酔っ払いシーンで歌っているので、(歌は)あまり期待しないでください」と語った。

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最後に、高橋は「僕にとって、失ってしまって二度と戻ってこないものとどう折り合いをつけて生きていくのかが(本作では)命題になっていると思います。皆さんが自分の人生と照らし合わせていただいて、前になかなか進めないと思っても、それでも進んでみるかと思えるような作品になればいいなと願います」と締めくくった。

映画『ロマンスドール』は2020124日(金)に全国公開となる。

 

 

 

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