のん、大九明子監督、そして脳内相談役“A”が声で登場!映画『私をくいとめて』お悩み相談付き上映イベント
2020/11/25 00:09
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
12月18日(金)より全国公開される映画『私をくいとめて』の“お悩み相談付き上映イベント”が11月24日(火)、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演・のん、そして大九明子監督が登壇した。第33回東京国際映画祭にて観客賞を受賞。『勝手にふるえてろ』(2017年)以来、観客賞を二度受賞するのは初。大九監督は、「まず、お客さまを入れて映画祭を開催していただいたことに感謝です。私自身も毎日楽しく映画を観ていましたし、他のお客さまも喜びに溢れていて、映画館で映画を観るのは不要でも不急でもないと思えたなかで、私どもの映画が賞をいただくことができて本当に嬉しかったです」とお客さまに頭を下げた。
まず一つ目のお悩みは、「色々考えすぎて仕方がないと分っていても、考えすぎる。誰か私をくいとめて!」。まずはのんが「『私をくいとめて』を見ていただいたら、みつ子が代わりに感情を爆発してくれているので、ストレス発散になると思うんですが、どうでしょうか?」と回答。さらに「ベッドの上で暴れたりしたら、どうだろうと思います」とコメント、会場からはクスクスと笑いが漏れていた。
一方、大九監督が「私も考えすぎる性格なので、お気持ちは分ります。そういうときはどんどん考えちゃう」とお悩み相手に同調。のんは「(そういうときは)絵を描いたり、曲を作ったりとか作る方に向かっていきます。モヤモヤしているものを形にして解消しています!」とベストのアドバイス。大九監督も「仕事する。それで脳をパンパンにしておけば大丈夫」と答えた。
そして三問目は、「休みの前の日にはやりたいなと思う事を考えているのに、いざ休みの日になるとつい寝過ぎてしまったりと、後悔することが多いです。誰か私をくいとめて!」。これには大九監督も「それ私もそっくりそのまま。ダラダラしちゃうことが多いので、起きたとたんに動くようにしてます。休みの日に洗濯しようと思っている日には、起きてすぐに洗濯機に向かうとか・・・」と自身の対策を告白。のんは、「すごく難しいなと思ったので、ちょっと助けを求めてもいいでしょうか?ねえ、いるんでしょう?“A”」と劇中さながらに“A”へ助けを求めると、「いますよ。私はあなたですから」と突如“A”の美声が響き渡った。“A”って誰?
声だけ出演の“A”は「まず、朝起きることに命を注ぎましょう。けたたましい音のアラームをならすことをオススメします。曲はそうですね…運動会の徒競走で流れる曲(クシコス・ポスト)はどうでしょうか?まず朝をちゃんと決められた時間に起きれば、精一杯全力で休日を過ごすことができるでしょう。“さあ、自分を奮い立たせるのです!”」とアドバイス。のんは「けたたましいアラームということで、私ゆるいアラームをかけてました。参考になりますね」と同調。大九監督の「まだ映画を観る前なのに、こんな茶番。ごめんなさい(笑)」に会場はどっと沸いた。