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2012年11月12日 14:23

イ・ビョンホン主演『王になった男』2013年2月16日(土)より全国ロードショー!

イ・ビョンホン主演『王になった男』2013年2月16日(土)より

新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国ロードショー!

 初日&日本版ポスター決定!

(C)2012 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
 
現在韓国で観客動員数1100万人を超える大ヒットとなっているイ・ビョンホン主演の宮廷歴史大作『王になった男』(配給:CJ Entertainment Japan)の初日が決定し、2013年2月16日(土)より新宿バルト9、丸の内ルーブルほかにて全国公開決定!

『王になった男』は国際的スターとなったイ・ビョンホンが、初の時代劇で王と影武者の一人二役に挑む宮廷歴史大作。イ・ビョンホンは、暴君として知られる朝鮮第十五代王・光海君(クァンヘグン)と、王に瓜二つだったために彼の影武者となる心優しい道化師のハソンの二役を演じた。

韓国では9月13日から公開され、『バイオハザードV リトリビューション』などのハリウッド大作を押しのけて興行成績No.1となり、11月4日には観客動員数1141万人を超えた。人口約5000万人の韓国では5人に1人が見たことになる。

イ・ビョンホンが出演した韓国映画の中で最高記録だった『グッド・バッド・ウィアード』の観客動員688万人をはるかに超え、現在韓国映画史上TOP5の大ヒットとなっている。

日本公開にあたっては、韓国版とは違う日本独自のポスターが作成された。金糸で竜が描かれた、王だけに許される赤い御衣に身を包んだイ・ビョンホンに、「王になりたい。操り人形ではない、本当の王に。」とコピーがかぶさるこのポスターは、11月下旬より上映劇場にて掲出される。王の心の叫びとも、影武者の思いともどちらにも取れるこのポスターから、すでに映画の“秘密”は始まっている。

2012年/韓国/131分/カラー/5.1chサラウンド/

日本語字幕:根本理恵

監督:チュ・チャンミン (『マバド』『拝啓、愛しています』)

脚本: ファン・ジョユン(『オールド・ボーイ』)

キャスト:イ・ビョンホン/リュ・スンリョン/ハン・ヒョジュ/キム・イングォン/シム・ウンギョン

配給:CJ Entertainment Japan

製作:リアルライズピクチャーズ

©2012 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved

公式HP:becameking.jp

公式FACEBOOK:http://www.facebook.com/becameking

公式twitter:https://twitter.com/becameking

 Introduction

暴君の影武者となった男は、15日間だけ“民のため”の王となった――。 

歴史から消された“真の王”を描く、絢爛豪華な宮廷歴史大作 

韓国を代表する世界的スーパースター、イ・ビョンホンが一人二役で時代劇に初挑戦!

絢爛豪華な王朝時代を舞台に、実在した朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る、史実にフィクションを取り混ぜた重厚な歴史大作だ。

2012年秋に封切られた韓国本国では、宮廷エンタテインメントとしての面白さ、そして暴君と聖君、二つの役柄を巧みに演じ分けながら、理想の政治的リーダーシップを訴えるイ・ビョンホンの名演が圧倒的な共感と感動を呼び、すでに国民的大ヒットを記録している。

主人公は、王と瓜二つだったために、毒殺の危機に怯える王・光海の影武者をつとめることになった道化のハソン。

大臣たちの陰謀の気配が渦巻く宮中での不安から、すっかり初心を忘れて暴君と化していた光海だが、ある日、病床についたことをきっかけに、妓生宿で腐敗した権力の風刺をしていたハソンが極秘の代役として王にすり替わる計画が実行される。

偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅力していく――。

理想を見失った時の王・光海と、正義感あふれる庶民のハソン。この表裏一体の両キャラクターを演じるイ・ビョンホンは、時にシリアスに場を引き締め、またユーモラスに場をなごませる。デビュー初期にしか観られなかったコミカルな芝居も取り入れ、みごとに緩急が効いた演技力は、まさに名優の風格! そして権力や利権争いばかりに躍起な政治家や役人たちを糾弾し、“民”の幸福を第一に置くことの大切さを説いた宮中での演説シーンは、普遍的な名場面として今後も語り継がれるだろう。国や時代を超えて我々が求める、「真のリーダー像」がここにあるのだ。

実際の光海は“誰よりもドラマチックな人生を送った暴君”とかつて評されつつ、最近は悲運の改革君主として再評価されている。朝鮮王朝を記録した『朝鮮王朝実録』の中の“隠すべき事は、残すべからず”という文章をもとに、想像して魅力的な人間ドラマに仕上げた脚本は、『オールド・ボーイ』で高い評価を受けたファン・ジュエン。卓越したストーリーテリングを見せる監督は若手注目株のチュ・チャンミンが当たった。

そして韓国映画界の第一線で活躍する超豪華キャストが集結!

まずテレビドラマ「トンイ」「華麗なる遺産」、映画『ただ君だけ』など、話題のニューヒロインとして今最も引っぱりだこの女優、ハン・ヒョジュが、二人の王の愛を受ける王妃役を妖艶かつ威厳たっぷりに演じる。また王の代役を計画し教育係となる“キングメーカー”の忠臣ホ・ギュン役には、『私の妻のすべて』が大ヒットを記録したリュ・スンリョン。王の正体を知りながらも、影武者を懸命に助けるチョ内官役には、衝撃作『トガニ 幼き瞳の告発』で双子の校長という悪役を演じて話題をさらったチャン・グァン。実直な御衛武士のト部将役には『マイウェイ 12,000キロの真実』のキム・イングォン。さらに『サニー 永遠の仲間たち』の主演で知られるシム・ウンギョンが、複雑な家庭環境を背負った毒見役の少女サウォル役を演じ、純粋な魅力を見せる。

日本でも根強いファンを持つテレビドラマ「トンイ」「イ・サン」「宮廷女官チャングムの誓い」など、韓流時代劇にはおなじみの名作や人気作がたくさんある。だが、この映画『王になった男』が他と一線を画すのは、我々が生きる同時代に向けたリアルな説得力である。本作が鮮烈に打ち出すのは、国政が不安定に揺れる現代社会こそが望む王の姿だ。暴君の替え玉となった聖君が放つメッセージは、混迷する今の時代に鋭く響き、痛快なカタルシスを感じさせるだろう。

Story

光海君8年(1616年)、王位をめぐる権力争いで混乱した激動の時代。

朝鮮王朝15代目の王・光海(イ・ビョンホン)は、かつて民衆のためを思う聖君だったが、自分の命を狙う者からの毒殺に対する恐怖心から、日に日に暴君と化していった。

宮中を飛び交う反対勢力による謀反の噂や、大臣たちの裏の思惑。その不安を振り払うように、わがままの限りを尽くす光海。そんな中、彼は数少ない信頼できる忠臣ホ・ギュン(リュ・スンリョン)に、自分の影武者になれる人物を探せと指示する。

ホ・ギュンが目をつけたのは、妓生宿で酔っ払いの客相手に漫談をしていた道化師ハソン(イ・ビョンホン=二役)だ。堕落した国政と腐敗した権力を面白おかしく風刺していたハソンは、王と瓜二つの顔立ちで、王のものまねも完璧だった。

何も知らずに宮廷に連れて行かれたハソンは、王と謁見し一晩を宮中で過ごす。

ところがある日、光海が謎の重病で倒れる事件が発生。王の治療の間、ホ・ギュンはハソンに王の代役をしろと命じる。

重大な極秘任務を、わずか銀20両の前金で引き受けたハソン。一介の役者に過ぎない彼が、ホ・ギュンの厳しい教育と監視の下、話し方から歩き方、国を治める方法まで、すっかり王になり切って演じはじめる。数百人が仕える宮廷の中で、誰にもバレてはいけない危険な任務だ。

正体を知っているのは、ホ・ギュンと、ハソンを側で見守るチョ内官(チャン・グァン)のみ。忠臣ながら生真面目すぎる武士・ト部将(キム・イングォン)や、王妃(ハン・ヒョジュ)にも実情は隠されていた。

目覚めた瞬間から始まる王の独特な日常の習慣や業務に、ハソンはとまどいながらも徐々に慣れていく。だが同時に、彼は民衆の幸福に向いていない政治の在り方に疑問を抱いていった。

そんな中、ハソンは15歳の毒味役の女官サウォル(シム・ウンギョン)の不幸な身の上話を聞く。役所からの搾取により生活が苦しくなり、父は監獄送りを経て死亡。他の家族とは離れ離れに。ハソンは彼女の悲惨な境遇に同情し、理不尽な政策への怒りを燃やす。

「民の金を搾り取る不届き者をどうしたらいいのだ?」

やがてハソンは、単なる光海の代役ではなく、自分の声で政務への発言を始める。

土地を持つ富裕者だけにその面積に比例して課税する「大同法」の実施を命じ、また権力の座を狙う大臣たちの陰謀により、謀反の濡れ衣を着せられていた王妃の兄ユ・ジョンホを無罪放免に。

ホ・ギュンは、王の自覚が芽生えてしまったハソンの勝手な暴走を諌める。しかし自らの安全と王位ばかりに気を取られて過敏になっていた光海とは異なり、おおらかな笑顔と優しさに満ちたハソンは下々の評判を呼び、「王はお変わりになられた」と宮中に感動が広がっていった。

だが、その変貌をきっかけに、いまの王は別人ではないかとの疑惑も広がり始める。

「王が二人いる」との宮中の噂を受け、王妃も疑いの目を向ける。確かに最近の王は、夫でありながら自分と夜を共にしないだけでなく、結婚した当時のような愛情を注いでくれた。王妃は自ら王に迫り、その正体が偽物であることを確かめる。

いよいよ潮時が近づいてきたようだ。ホ・ギュンは王妃に、影武者を使った事情を打ち明ける。時を同じくして、本物の王の容体も回復し、影武者のいた事実を消すためにハソンの抹殺を命じる。

そうと知らないハソンは王としての最後の職務を儀礼的にこなそうとするが、明の国の戦争に朝鮮から二万人もの民を派兵するという大臣たちの横暴な決定に我慢ならず、「そなたたちに大事な事大の礼より――余にとってはこの国と民が何百倍も大事である!」と、真の王とは何かを、体現する演説を行うのだった。

まもなく、王の毒殺を阻止しようとしたサウォルが身代わりに毒死するという凄惨な事件も起こり、ハソンの大臣たちへの怒りは最高潮に達していた。

そんな中、ついに王が偽物であるという噂が宮中を支配し、野心家で残忍な大臣パク・チュンソ(キム・ミョンゴン)を中心に謀反が起こる。

果たして真実は暴かれるのか? “影武者の聖君”が王位に就いた15日間はいかなる結末を迎えるのか――!?

Production Notes

史実をもとに、斬新な視点で描いた脚本

時代の暴君か、あるいは悲運の君主か――。17世紀に16年という短い期間在位していた朝鮮15代目の王・光海は、過去と現代での評価が極端に分かれる人物である。随所に敷かれた暗殺と逆謀の脅威により暴君となったが、最近になり、実利外交の対外政策や法などの民主安全策の再評価がなされて、改革君主だったと認識が改められている。

そんな光海が残した日記の中に、「隠すべき事は、残すべからず」という謎めいた一文があった(『朝鮮王朝実録』に記録)。その歴史に残されなかった「隠すべき事」という空白に着目し、独自にイマジネーションを膨らませたのが映画『王になった男』だ。両面性を持った光海を再フィーチャーするために、彼の代役を果たした他の人物がいたという新鮮な発想を加えたことで、魅力的な歴史フィクションに仕立てた。

監督のチュ・チャンミンは、コミカルな『マパド』(05)を大ヒットさせ、以降も『愛を逃す』(06)『拝啓、愛しています』(10)で注目される俊英だが、時代劇を手掛けるのは今回が初めて。かつてから歴史物には興味があったが、光海に特別関心を持っていたわけではないという。彼の心を動かしたのは、傑作と名高い『オールド・ボーイ』(03)の共同脚本などで知られるファン・ジョユンによる完成度の高いシナリオだった。

監督いわく、「光海はとてもドラマティックな人生を生きてきましたが、勝者の記録として残っている彼の内面は私たちにはよく分からない。しかしこのシナリオは、光海に姿はそっくりだが庶民であるハソンという架空の道化師を登場させることで、観客を深く共感させる物語になっていたんです」。

イ・ビョンホンの新たなる挑戦!

主演には、光海とハソンというコインの表裏のような二人の人物を、同時に演じ分けられる実力を持った俳優でなければ務まらない。チュ・チャンミン監督は、この役にはイ・ビョンホン以外は考えられなかったという。

「何より不可欠なのは、王らしい存在感があること。演技のうまい俳優は数多いですが、声のトーンと外貌のオーラに相応の風格がないと務まらない。実はシナリオの中にコミカルなシーンがあるため、その点のみ、イ・ビョンホンをキャスティングして大丈夫なのかどうか悩みもしました。しかし、彼が演技する姿を見て考えがすぐ変わりました。これはやはり、イ・ビョンホンでなかったら大変な事になるところだったとさえ思ったほど、素晴らしい演技を見せてくれたんです」。

イ・ビョンホンもまた、監督と同じく時代劇は初挑戦。しかも一人二役という難役を驚くほど見事にこなした。彼は光海/ハソン役についてこう語っている。

「一人二役というものは、役者なら誰でもプレッシャーを感じると思います。光海は歴史的な記録がありますし、韓国の人間なら誰もが知っているイメージがあります。だから自分が役作りをしなければいけないのは、ファンタジーの人物であるハソンの方でした。それで現在、光海が歴史的に暴君と聖君の二重的に解釈される部分があるのなら、この映画では光海とハソンにそれを分ければどうかな?という考えに至ったのです。光海とハソン、その二人の人物が合わさったのが本当の光海ではないか?と想像しながら、二人を演じ分けてみました。

今回のシナリオはハリウッド映画『G.I.ジョー』(2009年)の撮影中にもらって読んだのですが、ハソンがどこかとぼけていて面白いキャラクターだったのが、この映画に出演する決め手になりました。観客の皆さんには、これまでの僕とは違った新しい姿をお見せできると思います」。

物語は宮中での権力争いをめぐる濃厚な人間ドラマが展開するが、撮影現場の様子は終始穏やかで、和気あいあいだったという。二人の王に愛されるヒロイン、王妃役のハン・ヒョジュは撮影中の印象をこう語っている。

「イ・ビョンホンさんは今回初めてご一緒させていただいたのですが、とても情熱的に演技に集中されていて素晴らしいと思いました。(王の忠臣ホ・ギュン役の)リュ・スンリョンさんも同じく情熱的で、また私たち後輩にとても優しく、楽に接してくださって親近感がわきました。お二人のそういった魅力が合わさると最強だと思います」。

絢爛豪華なこだわり抜いた衣装

完成した映画は、先の読めない魅惑的なストーリー、達者な俳優陣の演技はもちろん、絢爛豪華な美術や衣装にも目を奪われる。チュ・チャンミン監督は、この映画を既存の時代劇と差別化するために、リアリティの再現に特別気を使ったという。

「ロケハンしながら王宮をいろいろ回ってみたり、資料調査をしたところ、既存の映画で見せていた空間や建築、衣装は、実際の当時のものよりずいぶん狭くて小さいものだと判明しました。それで、実際の王宮とまったく同じというわけにはいかないまでも、きちんとその感じを伝えられるように美術やセット、小道具などを作って、王が住む空間に関しては実際の規模に似せました。そして衣装監督には、服を最大限にゴージャスに見せてくれと注文しました。本当に素晴らしい生地を用意してくれ、メインの俳優たちだけではなく、たくさんの助演俳優たちの衣装まで、その生地を使っています」。

こうした綿密な時代考証のおかげで、史実にフィクションを交えた作りながら、ありえたかもしれない歴史を想像する楽しさと、説得力に満ちた時代劇が完成したのである。

【王になった男:予告編】

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