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【後編】『アイの歌声を聴かせて』吉浦康裕監督インタビュー! ジュブナイル+AI+ミュージカルの普遍的なエンターテインメント

2021/10/28 18:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

――土屋さんのお芝居についてはいかがでしたか?

AIという特殊なキャラクターだったので、当初はご本人も悩まれていましたが、シオンが人間ではないということを強く意識する必要はないということと、非人間的な部分=ネガティブな感情が一切ないことなので、そこを意識して演じていただけるようお願いしたんです。作品を観ていただければ分かると思いますが、シオンは劇中で笑うことはあっても、泣いたり怒ったりは一切しないんですよ。なので、声にも怒りや悲しみという成分は乗せないで欲しいとお伝えしたら、その通りに演じてくださいました。すごく前向きで、明るくて、でもどこか変で、ズレていて、それでいて可愛げがあるキャラクターになったと思います。

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――サトミ役の福原さん、トウマ役の工藤さんも物語の中で非常に重要な役割でしたね。


シオンが異質な存在である以上、周りのキャラクターには地に足がついた芝居を求められますが、福原さんや工藤さんはそこにうまく馴染んだ演技をされていました。福原さんの演じてくれたサトミは、実質的な主人公ですが、設定上は主人公になりづらい性格をしているんですよ。優等生で華があまりなく、真面目でちょっと暗いところもある。でも、福原さんが声を当ててくださったおかげで、可愛げがあって応援したくなる健気なキャラクターになったと思います。これは福原さんの声の力に、すごく助けられました。

工藤さんは、今回、声優初挑戦ということでしたが、そうは思えないくらい上手でした。トウマは機械マニアですが、どこか女の子に好かれる可愛らしさも持ったキャラにしたいという思いがあったのですが、そこに見事にいい声を乗せていただいたと思います。トウマの声って、実は工藤さんの地声ではないんですよね。声をしっかり作っていて、普段の話し声よりも少し高めなんです。いろいろと考えて演じてくれたんだと思いますし、アフレコの時の休憩時間などにもすごく積極的に話しかけてくださって、真摯に向き合ってくれたので、監督としては幸せでした。

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――では、監督はこの作品を通して、どんなことを観客に伝えたいですか?


僕自身が今、観たいなと思うのは、とにかく楽しいと思える映画なんです。なので、その僕が観たいと思うような、楽しくて、元気になれるものを作ろうと思って、この映画を制作しました。言葉に出すとすごくシンプルに感じますが、でも、その楽しさを素直に受け止めて楽しんでもらえたらと思います。今、大変な世の中で、なかなか人と会うことすらできかったり、学校に入学したのに友人関係も築けなかったり、辛いこともあると思います。だからこそ、僕はポジティブな世界を描きたいんです。こうであったらいいなというものをストレートに描いていますので、それをストレートに受け取っていただいて、楽しんでいただけたら嬉しいです。

それから、映画においては、テクノロジーというものは悪者にされがちです。ですが、自分はフィクションは現実に影響を及ぼすことが絶対にあると思っているので、AIという題材をポジティブに描きたいという想いもあります。ですので、そういう意味でも素直に楽しんでいただけたらと思います。

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――改めて読者の方にメッセージをお願いします。


本作は、少年少女が活躍する王道ジュブナイルに、そこにSFやミュージカルが絡んだ、とにかくてんこ盛りな映画です。また子どもたちの話を中心に描いてはいますが、大人たちの物語も出てきますし、さまざまな視点から楽しめる作品になっていいます。そして、楽しい映画にしたいという軸はブレずに作ってきました。音楽も映像もスタッフの力で素晴らしいものになったので、ぜひ大画面の映画館で観て欲しいと思っています。よろしくお願いします!

――ありがとうございました!

 

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s「アイの歌声を聴かせて」最新ポスタービジュアル[744]

前編~
『 アイの歌声を聴かせて 』
10 月 29 日 (金) 全国ロードショー
配給: 松竹
© 吉浦康裕・ BNArts /アイ歌製作委員会

<STORY>
景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった!
シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。
彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。
ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!

 <CAST>
土屋太鳳 福原 遥 工藤阿須加 興津和幸 小松未可子 日野 聡
大原さやか 浜田賢二 津田健次郎 咲妃みゆ カズレーザー(メイプル超合金)

<STAFF>
原作・監督・脚本:吉浦康裕
共同脚本:大河内一楼 キャラクター原案:紀伊カンナ 総作画監督・キャラクターデザイン:島村秀一
メカデザイン:明貴美加 プロップデザイン:吉垣 誠 伊東葉子 色彩設定:店橋真弓 美術監督:金子雄司〈青写真〉
撮影監督:大河内喜夫 音響監督:岩浪美和 音楽:高橋 諒 作詞:松井洋平
アニメーション制作:J.C.STAFF 配給:松竹
歌:土屋太鳳
©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会
公式 HP:https://ainouta.jp/introduction.html
公式 Twitter/Instagram:@ainouta_movie


 

文・写真/嶋田真己

 

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