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2022年8月26日 11:11

ミュージカル『キングアーサー』製作発表 浦井健治「かなりのイケメン揃いです!ド派手でダンスありアクロバットあり殺陣あり。でも繊細な心で紡ぐ群像劇になると思います」

取材・撮影/RanRanEntertainment

2023年1月に上演されるフレンチミュージカル『キングアーサー』のプレイベント(製作発表)が8月25日(木)に都内で開催された。アーサー王を演じる浦井健治はじめ、伊礼彼方、加藤和樹、太田基裕、平間壮一、小南満佑子、宮澤佐江、小林亮太、東山光明、石川禅、安蘭けい、演出のオ・ルピナが出席した。

 

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上段左から:小林亮太、小南満佑子、太田基裕、平間壮一、宮澤佐江、東山光明
下段左から:オ・ルピナ、石川禅、伊礼彼方、浦井健治、加藤和樹、安蘭けい

 

本作は、ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』などで知られるドーヴ・アチアが、イギリス・ケルトに伝わる騎士達の物語を、フレンチロックミュージックをベースに多彩な音楽で描いたヒット作の日本版。本国フランス版は、2015年9月にパリで初演された。今回、演出を手掛けるのは、2020年に韓国ミュージカルアワーズ演出賞を受賞するなど、今、韓国で最も注目される演出家オ・ルピナ。

天から下される運命に立ち向かう主人公アーサーを演じるのは、浦井健治。最強の騎士として評されアーサーの敵として立ちはだかるメレアガンを演じるのは、伊礼彼方/加藤和樹(Wキャスト)、アーサーに忠誠を誓うが恋敵となるランスロットを演じるのは、太田基裕/平間壮一(Wキャスト)、アーサーの妻グィネヴィアは、小南満佑子/宮澤佐江(Wキャスト)、アーサーの甥ガウェインは小林亮太、アーサーの兄ケイは東山光明、アーサーに仕え導く魔術師マーリンは石川禅、アーサーの異父姉であるモルガンは安蘭けいが演じる。

プレイベント(製作発表)は、歌唱披露からスタート。
1曲目は「奪われた光」。メレアガンを演じる伊礼彼方と加藤和樹の二人がまず登場し、歌い始め、小南満佑子、宮澤佐江、小林亮太、東山光明も加わり熱唱。
2曲目の「魔法に導かれて」は、浦井健治、小南満佑子、宮澤佐江の3人に続いて、伊礼、加藤ら出演者皆が登場し歌唱。

 

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続いて行われたトークセッションには、演出のオ・ルビナも登壇。「はじめましてミュージカル『キングアーサー』の演出を務めます、オ・ルキナです。素敵な作品に参加できて嬉しく思います。素敵なスタッフ、俳優の皆さんとご一緒できて光栄であり、とても楽しみです」と日本語で挨拶。

 

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浦井は、楽曲のお気に入りのポイントについて「『キングアーサー』はフレンチロック。いわゆるグランドミュージカルとは少し毛色が違ったシャウト、(加藤)和樹と(伊礼)彼方のどこまでも高い、それもこの時間に出す(笑)、役者としてはやり甲斐を感じる楽曲です。このメンバーだからこそ出せる音を紡いでいけたらと思います」と、直前に披露された加藤と伊礼のパフォーマンスにも触れながらコメントした。

 

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安蘭は「かなり強い女性を演じることが多いのですが、今回のように悪が入った役は、宝塚を辞めてから初めてかもしれません。楽しみです。(石川)禅さんとタッグを組んでいるような感じもあるので、負けないようにしたいです。勝負じゃないから(笑)楽しみです。オ・ルピナさんとも初めてなので、どういう演出をされるのか楽しみにしています。」と、舞台への期待を語った。

 

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殺陣が見どころの一つになる今作。伊礼は、個人的には誰との闘いが楽しみかと問われ「浦井健治でしょう。プレイベートでは負けませんからね」と笑わせた。「こうやって、浦井健治君とご一緒できて、なおかつ闘うシーンがある。重たい、皮の衣装をつけて、汗だくになると思うので、怪我をしないように」と話しながら、「一公演ぐらい勝たせてもらいたい」と再び笑わせた。浦井には「でも、エクスカリバーを抜くことができない」と突っ込まれていた。伊礼は「個人的には、『アイーダ』という作品でご一緒したとうこさん(安蘭けい)、彼女と愛し合った日々がありますから。12、3年前ぐらいですね」と安蘭との共演に思いがある様子で話しかけると、安蘭は「闘いはないけれどね」と答え、「私が抜こうかな エクスカリバー(笑)」と返す場面も。

 

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加藤は『1789-バスティーユの恋人たち-』でフレンチロックに浸ったという。改めて今回楽曲を聴いて「すごく感情的なメロディライン。今日は歌だけでしたが、今回のアンサンブルキャストは踊れる方ばかりなので、ダンサブルな表現、音楽だけでなく見た目にもできると思います。時には切なく、悲しく、を表現できるのではないかと思います。お客さまは観ていて楽しめると思います。歌うのは難しいですけれど」とフレンチロックの魅力を伝えた。

 

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東山はアーサーの兄役。「自由奔放に、飄々と、憎めないキャラを作りたい」と役への意気込みを語った。太田は「殺陣をするときに、怪我をさせない、しないようにしたい」と話す。平間は「全員が全身を使ってやっている、まるでサーカスを見ているような、ミュージカルと違った楽しみ方ができるのではないか」と話した。

 

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小林は「別作品(『鬼滅の刃』竈門炭治郎役)で刀を振っています。でも西洋剣術は両手を使います。浦井さんには『なるべく呼吸は使わないように』と言われました。」と西洋の殺陣への意気込みを話した。

演出のオ・ルピナは、注目ポイントとして「フランスミュージカルの『キングアーサー』はフランスミュージカルの特徴である華やかなショーの部分が多いですが、その部分だけをアピールするのではなく、キャラクターの感情、成長と苦しみを細やかに表現していきたいと思います」とコメント。

最後に浦井は、「この作品はすごくド派手で、ダンスあり、アクロバットあり、殺陣あり、フレンチロックということでガンガンのキラキラした作品だと思うのですが、物語の中では本当の正義であるとか、それぞれの群像劇を繊細な心で紡いでいくといった、感情を大切にする作品になるのではと思っております。皆さん、かなりの体力勝負になると思うので、ケガ人なく、一人も欠けることなく、大千秋楽まで駆け抜けていけたらと思っております。かなりのイケメン揃いだと思います。禅さんを筆頭に(笑)。安蘭さんも(笑)。本当に楽しんでいただける作品になると思います」と締めくくった。

ミュージカル『キングアーサー』
東京公演:2023年1月12日(木)~2月5日(日) 新国立劇場 中劇場
群馬公演:2023年2月11日(土祝)~12日(日) 高崎芸術劇場 大劇場
兵庫公演:2023年2月24日(金)~26日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 
愛知公演:2023年3月4日(土)~5日(日) 刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール
日本版台本・演出:オ・ルピナ
翻訳・訳詞:高橋亜子
音楽監督:竹内聡
振付:KAORIalive
出演:アーサー:浦井健治
メレアガン:伊礼彼方/加藤和樹 (Wキャスト/五十音順)
ランスロット:太田基裕/平間壮一 (Wキャスト/五十音順)
グィネヴィア:小南満佑子/宮澤佐江 (Wキャスト/五十音順)
ガウェイン:小林亮太
ケイ:東山光明
マーリン:石川禅
モルガン:安蘭けい
主催・企画制作:ホリプロ
公式サイト: https://horipro-stage.jp/stage/kingarthur2023/

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