左から:今野大輝、菅田琳寧、佐々木大光、中村嶺亜、本髙克樹、矢花黎
『MASSARA』ゲネプロ公開と初日前会見が9月4日(水) に新橋演舞場で行われ、7 MEN 侍の中村嶺亜、佐々木大光、本髙克樹、菅田琳寧、今野大輝、矢花黎が出席。初日に向けた意気込みを語った。
本作は、7 MEN 侍がグループとして新橋演舞場で単独主演を飾る公演。物語は、高校時代を共に過ごした仲間が、あることがきっかけで再集合するところから始まる。青春時代に思い描いていた未来像とは違う今の自分にやるせなさを感じながらも、日々を過ごす彼ら。しかし、仲間との再会をきっかけに、写真に写された過去の思い出をなぞり今の自分と向き合っていく。
中村は、自身が演じるハルキについて「僕と似ているかはわからないですが、僕の憧れるリーダー像に近いと思っているので、この1ヶ月楽しく演じられたらと思っています」とコメント。
タカ役の佐々木は「タカは普段の自分と変わらない自由奔放で、周りをかき乱す。その中でも引っ張るところもある、とてもやっていて楽しい役をやらせていただいています。1ヶ月間、新橋演舞場でタカとして楽しみたいと思っています」と話した。
また、単独初主演となる心境を聞かれると、中村は「新橋演舞場に7 MEN 侍で立つのは初めてで、それを座長という形で1ヶ月間も出させてもらえるのはすごく光栄です。これまでも錚々たる作品がありますが、『MASSARA』もそれに並んで胸を張れる作品に僕たちがしていけたらと思っています」と思いを寄せた。一方、佐々木は「これまで先輩方がやってきた舞台、受け継がれてきた舞台もありますが、今回はこの先も後輩の子たちに受け継がれていくものを作りたいという思いでここに立っています」と熱弁した。
7 MEN 侍は、8月19日(月)から「7 MEN 侍 LIVE 2024 and JOY!~全国ホールツアー~」も開催中のため、本公演と並行してライブ活動も行なっている。そのため、メンバーとともに行動する機会も多いようで、佐々木が「一緒にいすぎです。この間は、北海道から帰ってきて、そのまま埼玉の稽古場まで行ったのですが、移動もずっと一緒。途中ファミレスでみんなでご飯を食べて」とぼやくと、中村も「ホテルも相部屋だからね」と笑いながら同意。ツアー先では、生活リズムが近いペアで相部屋をしているそうで、中村と菅田、佐々木と今野、本髙と矢花というペアでホテルに宿泊するという。
矢花は、本髙とのペアについて「他のメンバーが、生活リズムが合うように組んで余った二人」だと言い、「(自分たちは)生活リズムが合わない二人」だと苦笑した。本髙も「朝日を浴びたい人と浴びたくない人で朝はバチバチなんです。僕は浴びたくないので」と意外な二人のやりとりを明かした。
会見の最後には、矢花は「自分たちのライブツアーと並行しながら組み立て、いよいよ初日が開くというのは感慨深いものがあります。丸1ヶ月くらい毎日歌っているので、自分のペースでできるのかなと独特の安心感があります。ゼロから作った舞台を感じて、楽しんでいただければ」、今野は「僕自身、新橋演舞場に立たせていただくのは初めてになります。先輩方が数々の舞台をやられてきた中で、僕らが新しく舞台を作り上げて、いつか後輩たちにやってもらえる素敵な舞台を作り上げてきました。楽しみにしていてください」と呼びかけた。
また、菅田は「“まっさら”がテーマです。皆さんがどういう色に染まるのか。この舞台を通して自分の色ってなんだろうと考えてもらえれば嬉しいです」、本髙は「日常にある皆さんに近しいストーリーが展開されていくので、自分を投影できるところもあると思います。これまでの僕たちの伝統にプラスして新しいエンターテインメントが組み込まれています。今、僕たちができる全てのエンタメが詰まっています」とそれぞれ思いを述べた。
そして、佐々木は「僕たちとユースときてくださるファンの皆さんと一緒に作り上げていける舞台にしたいと思います。そして、後輩たちに受け継がれていく伝統的な舞台になるよう頑張ります」と意気込み、中村は「今、ツアー中ということもあり、めちゃくちゃ仕上がっている状態なので、このまま『MASSARA』を続けられることを嬉しく思っています。来てくださる皆さんが、この作品を通して真っ直ぐ前向きになったり、何かを受け取ってもらえたら。僕たちと出会った頃の“まっさら”な思い出から今に至って色づくまでを思い出しつつ、これからもともに色をつけられたらいいなと思います」と語って、会見を締めくくった。
『MASSARA』は、2024年9月4日(水)〜29日(日)に新橋演舞場で上演。