ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シアター・アクト~』初日前会見が11月4日(土)に、東急シアターオーブで行われ、森公美子、朝夏まなと、廣瀬友祐、梅田彩佳が登壇した。
本作は、大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』で主演を務めたウーピー・ゴールドバーグがプロデューサーを務めた大ヒットミュージカル。2009年にロンドン・パレイディアム劇場で開幕すると、連日スタンディングの大ヒットを記録した。日本では、2014年に初演され、以降、再演を繰り返し、今回は5度目の上演となる。主演のデロリス役はWキャストで、2014年の日本初演より同役を務める森と朝夏が続投する。
森は「前回公演で引退だと思っていたんですが、1年もしないうちに再演となったとき、やり残したことがたくさんあったので、やらせてくださいという気持ちでいっぱいでした。まぁちゃんにもたくさんお世話になり、稽古でも色々と教えていただきながら、舞台に立てる幸せを感じています。ぜひお誘い合わせの上、来ていただきたい。毎回、これが最後じゃないかなと思っているんですが、今回はとても最後感があります。この作品に出会えたことの幸せを感じています」と本作への思いを語った。
一方、朝夏は「去年の公演は半分以上、止まってしまったので、リベンジでもあります。こんなに短いスパンで再演させていただけることはなかなかないので、体の中にデロリスが残っている感じがして、お稽古をしながら発見もあったし、新キャストに刺激をもらいながら、また新たなデロリス像が作り上げられたと思います。お客さまと一緒に、また2023年度版の『シスターアクト』を作り上げたいと思います」と意気込んだ。
また、今年はデビュー21周年となる朝夏だが、改めて2023年を「色々な役に出会うことができて、今までやってこなかった挑戦もできました。自分のコンサートもさせていただき、改めて自分がここまでこられたのはたくさんの方の愛や応援があってこそだと実感する年になって、背中を押してもらいました」と振り返り、「来年も努力をし続けて、これからも成長していきたいと思います」と言葉に力を込めた。
今回から本作に参加する廣瀬はデロリスの幼馴染で警察官のエディ役を石井一孝とWキャストで演じる。廣瀬は「学生時代の夢が叶い、アフロになれたことに大満足をしております」とにっこり。続けて、「場当たり中も客席で観ていて、改めて楽曲の素晴らしさとエネルギーに感動していました。その感動を新しいエディとしても、カンパニー一同としても、届けたいと思っています」と話した。
メアリー・ロバート役の梅田も本作への参加は今回が初。「ロバートがすごく好きで、演じてみたいと思って、実はオーディションを受けたことがあるのですが、落ちてしまったので、今回、お声かけてくれてすごく幸せです」と笑顔で明かした。そして、「1年前にも公演を観に来ていたので、このセットに立てるんだ、この衣装を着られるんだと一つひとつ感動で初日を迎えられるのが幸せです。頑張ります」と思いを述べた。
改めて、本作の見どころを聞かれると、森は「教会に来るまでのデロリスは、人の愛を知らずに生きてきた人間です。1幕で教会に入るまでのデロリスのズベ公さ。それから、世間を知らない人間が、シスターたちに出会って変わっていくところを皆さんに感じて欲しいと思っています」とコメント。
朝夏は「シスターたちが主役でもある作品ですので、(デロリスが)最初にみんなに歌を教えて一緒に盛り上がる1幕のラストのシーンは見どころだと思います。ぜひそこを観ていただきたいです」とアピールした。
なお、公式YouTubeでは、2023年公演のPVやカーテンコールの振付動画も公開されているので、そちらも要チェックだ。
Sister Act PV【2023年Ver.】
https://youtu.be/msRoZ9i5WZQ
Sister Act みんなで踊ろう!カーテンコール振付動画(2019年公演より)
https://youtu.be/A93WO1EdjJk
ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シアター・アクト~』は、以下の日程で上演。
東京公演:11月5日(日)~11月29日(水) 東急シアターオーブ
大阪公演:12月6日(水)~10日(日) 梅田芸術劇場メインホール
静岡公演:12月23日(土)~24日(日) 静岡市清水文化会館マリナート