トップ > PICK UP > 【後編】橋本祥平インタビュー 野球を通して描かれる戦時下の少年たち「当時を生きた少年たちの想いが届けば」 舞台「野球」飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail

2024年6月17日 18:40

【後編】橋本祥平インタビュー 野球を通して描かれる戦時下の少年たち「当時を生きた少年たちの想いが届けば」 舞台「野球」飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail

――普段とはまた違った大変さのあるお稽古になりそうですね。同じ体を動かすにしても、殺陣は慣れていても野球をプレイするという作品はあまりないと思うので。

そうですね、なかなかないですね。野球自体は好きなので楽しくできると思いますが、お芝居+α、野球の練習となるので、体と頭をうまく切り分けて向き合えたらと思います。

――西田さんの演出については、どのようなところが魅力だと感じていますか?

西田さんの演出は、独特の色があると思います。例えばセリフの掛け合い。会話だけでその関係性を分かりやすく、見やすく伝えてくれるのがすごいなと思います。照明の使い方も毎回、美しくて、そのシーンをより華やかに作ってくれていると感じます。

――西田さんの演出を受けて印象に残っていることは?

「考えなさい」という言葉は本当によくおっしゃってくださいました。「悲しい時こそ笑っていた方が悲しく見える」というように、表面的に演じるのではなく「常に疑って、考えて演じる」ということを教えていただき、今でもずっと自分の中で大切な言葉になっています。

――本作は戦争下での少年たちを描いた作品ですが、本作を通してどんなことをお客さまにお届けしたいと考えていますか?

このような悲しい戦争があったということは決して忘れてはいけないことだと思います。忘れないためにも、さまざまな形で語り継いでいかなくてはいけない。この作品もそのひとつの形になればいいなと思っています。以前に鹿児島を訪れた時に、戦争にまつわる場所を見学したことがあったのですが、やはり思うことが多くて。心にダイレクトに届いた気がしました。今回は、演劇というフィルターを通してお届けする形にはなりますが、当時を生きた少年たちの想いが届けばいいなと思います。僕はもちろん日本が大好きですが、今、戦争が起きて「銃を持って最前線に行ってください」と言われたら、なかなか難しいとは思います。ですが、当時の人たちは色々と思うことはあったと思いますが、日本を第一に考えて行動した。それは事実として舞台を通して伝えていけたらいいなと思います。

――ところで、橋本さんは昨年12月31日のお誕生日に30歳を迎えました。今年は、そういう意味でも節目の年なのかなと思いますが、“節目”は意識していますか?

以前はしていましたが、今はもうしてないです(笑)。

――以前というのは、30歳になる前ということ?

そうです。20代と30代って大きな溝があるとどこかで思っていたんですが、そんなことはなくて。きっと自分が意識しすぎていただけだったんだと思います。実際には年齢がひとつ変わったくらいで何も変わらないなと悟った瞬間から意識しなくなりました。やることは変わらないですから。ただただ、目の前のことを必死にやるというだけです。

――そう悟ったきっかけはあったんですか?

特にこれということはないですが、誕生日が近づくにつれて、きっと変わらないなと思うようになったという感じです。もちろん年齢によっていただけるお仕事というのは変わるとは思いますが、それも急に変わるわけでもないので、緩やかに成長できたらいいなと思っています。

――30代の目標や、これから先の人生でやりたいことは?

今回の作品に出演する猪野広樹くんは、僕の1歳上なんですが、兄貴の役なんですよ。同じチームにいてもおかしくないけれども、彼が役者として色々な選択してきた結果、お兄さんという役柄を今、演じるようになっているんだと思います。そういう意味でも、役者として前に進んでいく彼をみてすごいなと思います。僕もいつか誰かをサポートするという役を演じてみたいなとは思います。

――確かに、橋本さんには弟のイメージがありますし、若手をサポートするという役どころよりも、中心にいるというイメージがあります。

そうなんですよね。ただ、こうした役もいただける限りは頑張っていきたいと思います。

――ありがとうございました! 最後に改めて本作への意気込みをお願いいたします。

今回、再演ではありますが、西田さんの演出によって、そして演じる役者によってガラッと変わる作品だと思います。そういう意味でも、また新しい『野球』をお届けできると思います。今の僕たちの全力を注いでお客さまにお届けしたいと思っておりますので、ぜひ劇場で僕たちの熱量や汗をリアルに体感していただけたらうれしいです。

舞台『野球』
天王洲 銀河劇場
2024年6月22日~30日
HP https://homerun-contrail.com/schedule.html

【サイン入りプレゼント】

<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式X(旧Twitter)アカウント「https://twitter.com/ranranentame」をフォローする
 (2)【前編、後編】の両方の記事を、リツートする。
 (3)ダイレクトメッセージから「チェキまたはボールかご希望と橋本祥平さん希望」と書き、申し込む。
<応募締切>
2024年7月1日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※X(旧Twitter)アカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

 

トップ > PICK UP > 【後編】橋本祥平インタビュー 野球を通して描かれる戦時下の少年たち「当時を生きた少年たちの想いが届けば」 舞台「野球」飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています