伝説の韓国4人組ロックバンド＜プファル（復活）＞のヴォーカリスト、チョン・ドンハが12月23日、東京・日本教育会館一ツ橋ホールにて日本初のファンミーティング『チョン・ドンハ Japan 1stファンミーティングRock X-mas with DongHa』を開催した。
オープニングは、プファルのヒット曲『思い出す』を歌いながら登場したチョン・ドンハ。続いて、ドラマ「男が愛する時」のOSTよりタイトル曲『最初のボタン』を中低音の効いたハスキーボイスで熱唱すると、客席から大きな歓声が沸いた。
トークでは、7月にプファルとして日本初公演を行ったことについて、「日本で全く活動していなかったにも関わらず、大勢の方が来て下さって感動しました。ソロでの活動もなかったのですが、今日もこのように来ていただき嬉しく思います」とコメント。
伝説のロックバンド・プファルのボーカルになったきっかけについて、「軍を除隊後に歌手になりたいと思い、ソウルの弘大(ホンデ)に通い詰めていました。そうやって音楽活動を続けていた時、作曲家の方に紹介される形でプファルに出会いました。一緒に活動しようと話を持ちかけられたときはびっくりしましたね。有名なバンドなのでとても信じられなかったです。その後、プファルの10枚目のアルバムとデビュー20周年の記念アルバムに参加することになりました。バンドの20周年記念コンサートが僕の初ステージとなりました(笑)」と述懐。また、「最近は演技にも魅力を感じ、今年は4つほどミュージカルにも出演しました。ミュージカルを土台に、来年はドラマや映画にも挑戦したいです」と意欲を語った。
イベントではトークやゲームコーナーのほか、事前に集められた質問コーナーも用意され、チョン・ドンハへの願い事が書かれた“お願いボード”が登場。時間があったら日本で何をしたいかの質問には「一番したいことはコンサートですね。それから、冬には温泉に行ってみたいです」。続けて、今一番欲しいクリスマスプレゼントには、「皆さんの知っている…皆さんの愛が欲しいです！」と答え、ファンを喜ばせた。また、キーボードの伴奏とともに、「ホワイトクリスマス」を歌唱。甘美な歌声にうっとりしていたところに、今度は歌いながら客席へ降りてキャンディーを手渡すサプライズが。さらに、今月誕生日を迎えるファンのためにバースディーソングのプレゼントといった嬉しいサプライズも飛び出し、イベントを大いに盛り上げた。
一方、会場のファンからもサプライズのお返しとして、「イルボン チョン ペンミーティング チュッカへヨ。メリークリスマス！サランへヨ～」とドンハへメッセージが贈られる一幕も。ファンの温かい言葉に感激しきりの様子で「僕も愛してるっ！」と満面の微笑みで応えた。
後半のライブでは、好きな日本の曲という安全地帯の『ショコラ』やミュージカル『Jack The Ripper』より『止められない』など、圧倒的な歌唱力で会場を魅了。また、テ・ジナの『同伴者』といったトロットなども歌唱し、ロックやバラード、ミュージカルやトロットまで全10曲を披露、ジャンルを越えたステージを見せて観客を楽しませた。
エンディングは、歌手としてのロールモデルというイム・ジェボムの『飛翔（ピサン）』を歌唱。KBSの番組「不朽の名曲」で歌って喝采を浴びた名曲であり、「僕に勇気をくれる曲です。1stファンミーティング、始まりということで選曲しました」と思い入れのある曲だと紹介した。
最後は、プファルの『友よ、君は知ってるか』を力強く熱唱し、初の日本公演を成功裏に終えた。
2014年には日本オフィシャルファンクラブもオープンし、ファンとの交流を深めようと「皆さんと出会えるところならどこへでもいく」と語ったチョン・ドンハ。さらなる活躍を期待したい。
JUNG DONGHA Japan Official Fanclub
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