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2025年2月18日 05:00

北村匠海、河合優実、窪田正孝ら 自身のワルいところを発表! 「クズとワルしか出てこない」映画『悪い夏』完成披露上映会

映画『悪い夏』の完成披露上映会が2月17日(月) に都内劇場で行われ、舞台挨拶には主演の北村匠海、共演の河合優実、窪田正孝、木南晴夏、伊藤万理華、毎熊克哉、箭内夢菜、そして城定秀夫監督が登壇した。

本作は「クズとワルしか出てこない」と話題の染井為人による傑作小説が原作。北村演じる佐々木守は、真面目に生きるも気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく男の姿を渾身の力で体現。河合は、色仕掛けで佐々木を犯罪へと巻き込んでゆく育児放棄寸前のシングルマザー・愛美を演じている。また、伊藤は正義感に燃える佐々木の同僚・宮田役を、箭内は金本の愛人役を演じている。

北村は本作出演について「脚本自体にものすごくパワーを感じ、その後原作を読んだのですが、原作から改善されているところや、すごく自分の納得がいくものもあったし、映画として発信する上での良さが詰まっていると思いました。僕の中ではいつか城定さんとやりたいと思っていたので、二つ返事で引き受けました」と振り返る。

河合は初共演の北村について「現場ではひとつひとつに対しての真剣さが伝わってきますし、お芝居とか作品を作ることを心から楽しいと思って、毎日現場に来ている方だということをすごく感じました」とコメント。一方の北村は、河合を「すごい人が出てきたなっていう印象。一緒にやっていく中で、芝居とかシーンひとつひとつを同じ目線で見ている感覚があって、すごく気持ちのいい時間だなと思いました」と称賛し合っていた。

窪田が演じる裏社会の住人で犯罪計画の首謀者・金本が「とにかく怖かった」と言う北村と河合。窪田は「悪の概念は人それぞれ違うし、その人がいいと思ってるものが傍から見ると悪に見えたりすることが多々ある。金本は、皆を救いつつ皆を食い物にする。色々な事を考えている人で、すごく深いことも言う。でも引っ張られてはいけません、悪ですから」と役柄を説明した。

木南が演じる古川佳澄は、息子と2人困窮した生活から万引きに手を染めるという役。木南は「息子役の子と二人きりで生気を失ってボーとしている役で、現場でもずっとぼうっとしてただけで終わっちゃったみたいな感じで、誰ともコミュニケーションを取らずに終わった現場で、寂しかったです」と残念がっていた。

愛美に肉体関係を強要する佐々木の先輩を演じた毎熊は、城定監督について「僕は『私の奴隷になりなさい』というちょっと怪しいタイトルの結構キツめの映画で初めてご一緒して、そのときに強く思ったのは、(撮影が)めちゃくちゃ速いという印象。今回はおそらく日数が少なくて大変だったと思うんですけど、さらにインティマシー・コーディネーターの西山さんが入ったことで、城定さんの速さに的確さが加わった。さらにこれだけのキャストの方も集まって、高度な話し合いがもたらされたのが印象的でした」と評価。北村も「(撮影が)本当に速く、現場のカメラマンを含むスタッフも結構若く、かつ熱量のある人が多く、実験的な瞬間もいっぱいあって、楽しかったです」と同調していた。

イベント後半には映画のタイトルに因んで、自身の悪いところを自己申告することに。北村は「サプライズが苦手です。心が面に出せない。頑張ってお芝居するんですけど、ど下手です」と言って、その例をあげた。「現場で自分の誕生日を迎え、盛大にサプライズをやっていただきまして、『あんぱん』という作品なんですけど、自分が想定していない芝居が始まり、そこでドデカいあんぱんを渡され、そこには『誕生日おめでとうございます』と書いてあった。あんぱんはすごい美味しかったですけど、多分顔は引きつっちゃった。嬉しかったですけど、面に出せない。嬉しかったんですけど・・・、嬉しかったんですよ」と“嬉しかったんです”を連発していた。

河合は「方向音痴。別に悪意はないんですけど、わざとじゃないんですけど・・・」と苦笑しつつ「道はマップが使えるからいいんですけど、建物の中が分からないです。ドアを開けたらどっち行けばいいかわかんないし、トイレに入って出たら、どっちに行けばいいか分からないみたいな毎日です」としょんぼりしていた。

窪田は「10円ガムを1万円札で買ってやった」と答えると、北村が「ワルいですね。“買ってやった”も悪意を感じる」と非難。窪田は「財布が200円ぐらいしかなくて、目の前にコンビニがあって千円札欲しくて、1万円札で一番安いのを探して買ってやったという感じ」と弁解になっていない回答に、北村は「ワルいですね」と重ねて非難していた。

木南は「ハマり症で飽き症。結構ハマりやすくて、それを布教する癖があって、そのときには自分が冷めているみたいな。現場でもゲームとドラマとかを見てよ!やってよ!と言って、やらせておいて自分が飽きる。すみません。ワルいです」と申し訳なさそうに。

伊藤は「友だちのアイスを食べた」と発言すると、男性陣からは「ワルい!ワルっ!」。毎熊は「目つき」。これには「ワルくない!ワルくない!」の大合唱。その一方で城定監督が「(毎熊は)最初から、スゲエ怖かった」と反論し、会場は大笑いとなっていた。

そして箭内は「『一口ちょうだい』で一番美味しい所を食べる。映画でポップコーンをシェアするとき、キャラメルがいっぱい付いているところを食べてしまい、気付けばただのポップコーンになっている。ワルいですね」と反省していた。

映画『悪い夏』 3月20日(木・祝) 全国公開
配給:クロックワークス ©2025 映画「悪い夏」製作委員会

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