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映画『未熟な犯罪者』イ・ジョンヒョン、ソ・ヨンジュ、記者会見に登壇!

2012/11/2 09:35

東京国際映画祭コンペティション部門の招待作品『未熟な犯罪者』の記者会見が、10月26日、東京・六本木ヒルズのムービーカフェにて行われ、カン・イグァン監督(脚本/エクゼクティブ・プロデューサー)と、主演を務めたイ・ジョンヒョン、ソ・ヨンジュが登壇した。


映画『未熟な犯罪者』は、16歳の少年犯罪者のジグが、一緒に暮らしていた祖父の死をきっかけに、死んだと思い込んでいた母ヒョスンに13年ぶりに再会した。しかし、その母は彼が生まれた後で出弄していたという事実を知ることになる。ジグが少年院から出所した後、二人は失われた時間を取り戻そうとしていく・・・。未熟すぎる母親と大人になれない少年という親子の関係を繊細に描く物語。


母親役には、ドラマ 『美しき日々』に出演し、NHK紅白歌合戦にも出場した経験を持ち人気を博す歌手兼俳優のイ・ジョンヒョン。孤独な少年を演じたソ・ヨンジュは、『ファッション王』や『私の声が聞こえる?』など多くのドラマで活躍している名子役俳優だ。

 
カン・イグァン監督は、「最初に考えていたエンディングとは異なるものでした。」と明かし、「ジグと母親、そしてジグのガールフレンドのセロンはそれぞれ犯罪を犯した経験がある若者たちなので、弱いものが助けあい家族を成していくというものでした。ですから、ジグが少年院から出てきたところで、彼らが一堂に会する・・・という構成ですでに撮影も行っていました。しかし、撮影や編集の段階で何か作為的だと感じ、“最初は寂しい思いをしていたジグが母親と会い、そして再び離れ離れになってしまうが、最後は母親が自ら子供に会いに行く意思を持った”という、希望を感じさせるエンディングが良いのではと思い、撮りなおすことにしました。」と語った。


母親役を演じたイ・ジョンヒョンは、「母親のヒョスン自身も少年犯罪者だった経験があって、気性の荒いところがあったと考え監督と話し合いました。そんな彼女が母となり、つらいことがあっても泣き言も言わず、凛々しくたくましく生きている姿を演じようと思いました。ただ、彼女は極端に悪い状況に追い込まれると、未婚のまま母親になったという悔しい思いや社会に捨てられたという思いから、元々もっている激しい部分が出てくる女性だと考えました。」と役柄を分析。


一番難しかったシーンは、「床を転がりながら叫ぶシーンです。」と語るイ・ジョンヒョン。「感情を爆発させるシーンで、その感情を作るのが大変でした。5~10分の間を何か月もの時間に感じました。」と撮影時を振り返った。

また、ジグが家庭裁判所で判決を受けるときに、「罪を軽くして下さいよ~」とおどけた顔を見せるシーンについて、ソ・ヨンジュは「初めはもっと重い演技でした。すると監督から『重すぎるのでもう一回やってみよう』と言われ、何度も撮りなおしたので、いいシーンになったと思います。」と説明。

すると、カン・イグァン監督から「彼は元々良い演技をしてくれました。私は細かい表情までは指示はせず、役者たちとたくさん話し合いをして撮影に臨みます。撮影が始まると役者の自由にさせますが、テイクは多いです。恐らく彼も実際に身をおいて考えた上で演技をしてくれたと思います。」とその演技力を絶賛した。


さらに、この物語の後にこの親子はどうなっていくと思うか?との問いに、「撮影をしながらその都度、この状況では二人はどうするだろう、と演じている彼らと手を加えていきました。二人は、今後母と子は一緒に暮らしていくのではないかと言っていましたよ。」とカン監督。ソ・ヨンジュは、「少年院に入っている間、母はしょっちゅう会いに来てくれて、出所のときには自分の車で迎えにきて、家も用意してくれているのではないかと思います。」とし、イ・ジョンヒョンは、「あの二人は希望をもって一生懸命頑張り、今後は犯罪を犯すことはないと思います。」と伝えた。


同作品は、東京国際映画祭で10月25日、26日の上映後には、観客との“Q&A”も行なわれ、実際に少年院の子供たちと会い、少年院や裁判所での撮影により作品のリアル感を追及したことを明かした。

 
ソ・ヨンジュは、「少年院にいる少年たちと少しだけ会うことができました。最初は恐いかと思ったのですが、実際に話をしてみると本当に平凡な少年だと思いました。」とその時に感じた率直な気持ちを語り、イ・ジョンヒョンは、「息子と会ったことで、生きる希望をみつけたんだと思います。前向きのマインドで演じました。」と笑顔をみせた。

 
なお、『未熟な犯罪者』は、「第25回東京国際映画祭」で審査委員特別賞を受賞し、ソ・ヨンジュは最優秀男優賞を受賞、2冠の栄光に輝いた。

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