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映画『夢二~愛のとばしり』で夢二の「美人画」のモデルで妻のたまき役を熱演。黒谷友香にインタビュー! <後編>

2016/7/29 14:07

2016.07 取材:記事・写真/RanRan Entertainment

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――劇中、たまきと夢二が取っ組み合いのケンカをするようなシーンもありましたが、男性とそういう激しいシーンを演じられるのもめずらしいのではないですか?

そうですね。ぶつかり合うことはあっても、あそこまでお互いがもみくちゃになるようなシーンの経験はなかったですね。激しいですよね、たまきも夢二も(笑)。2人とも似ているところがあって、2人で1つの世界をつくったという絆もあるし、離れられないというところはあるんだけれど、でも、離れないと夢二は次の世界を切り開いていけないし、というところもあって、ぐちゃぐちゃに絡み合った2人の腐れ縁がそうさせてしまったという場面ですよね(笑)。

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――もし好きな男性が、夢二のように芸術のために女性を求めるような人だったらどうしますか?

うーん、どうでしょうね(笑)。今とは時代が違いますからね…。当時、夢二は本当に最先端のアーチストだったと思うので、それで許される面もあったと思います。私だったら、身近に夢二のような人がいたら、才能は認めますけれど、「どうしてこの人はこういうふうになるの?」という目で見ちゃいますね(笑)。恋愛対象というより、「才能があるがゆえの孤独があるのかな」とか、「どんな重荷を背負っているんだろう」とか、人間的な部分に興味を引かれる存在、という感じになるんじゃないかと思います(笑)。

――夢二のように飛びぬけた才能の持ち主でも、結婚相手には選びませんか?

いくら才能があっても夢二みたいな人は困りますよね(笑)。たまきと夢二の激しい関係を見ると、結婚相手は普通でいいです、と思っちゃいます(笑)。たまきはつねに大変なんですよ、安定がなくて。店も切り盛りしなければいけないし、子育てもしなければいけないし。店で作品を売ることで夢二に関わっているんだけれど、夢二の関心は新しい女性に移っていきつつあるので、どこか許せないというか、我慢できないというか。そういう気持ちをずっと持ち続けているキャラクターなんです。だから、実際にそういう生活だったら大変だと思います。たまきの場合はプロデューサー的な才能があったと思うので、割り切って裏方に徹してしまえば、もうちょっとうまく立ち回れたんじゃないかなと思いますけれど…。

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――この映画を通して黒谷さんの心に一番残ったことはどんなことですか?

そうですね…。いろいろあるんですけれど、一番というと「夢二って、こういう人だったのか」ということですよね(笑)。私は出演している側なんですけれど、夢二という人の人間的な部分を知らなかったので、すごく驚きながら演じていたんです。夢二って思っていた以上に人間臭いんだな、と。

――夢二の絵を見る目も変わりそうですね?

すごく変わったと思います。映画で本人の気性というか性格というか、そういった面を知ると、やはり絵のほうに重ねてしまいますね。夢二は一瞬一瞬を生きている人だということを知ったので、美人画を見て「ああ、この女性を描いているときは、この人に本当にのめり込んで、ひと筆ひと筆、情熱を傾けていたんだろうな」とか、「周りの女性たちの存在があったからこそ、この才能が引き出されたんだろうな」とか。「夢二に振り回された女性たちにとっては、幸か不幸か…」と思ったりもします(笑)。

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――これから映画を見ようと思っている人に見どころを教えてください。

夢二ファンの方は、実際の史料をご存知だと思うんですけれど、そうでない方は「こんな人だったんだ」という、ちょっとした衝撃と新鮮さを味わってもらえると思います。夢二の絵には、苦しみや、光る才能のようなものが濃縮されていて、でも、描くときはそんな苦しみも何もかも忘れて、その世界に浸かって描いていたというのが伝わってくる物語です。ですからきっと、絵の裏の裏を見たような気持ちになれると思います。それと、着物好きな人にもぜひ見てもらいたいと思っています。夢二の絵のように、衣装の着物の色合いがすごくきれいなので、楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。

前編~

黒谷友香

1975年12月11日生まれ。O型。95年に雑誌『mc Sister』のモデルとして活動をスタートし、映画『BOXER JOE』のヒロイン役で女優デビュー。映画『極道の妻たち Neo』『利休にたずねよ』『イン・ザ・ヒー ロー』、ドラマ『ハンチョウ~神南署安積班~』など幅広く活躍中。16年秋に放送予定のドラマ『子連れ信兵衛2』(NHK BSプレミアム)にも出演。

公式サイト http://www.spacecraft.co.jp/tomoka_kurotani

『夢二~愛のとばしり』

 

Story

大正時代。夢二(駿河太郎)は、自らの絵を売る店を営みながら、美人画のモデルでもある妻・たまき(黒谷友香)、息子とともに暮らしている。しかし、生活のために絵を描く毎日に、芸術家として葛藤を覚えていた。ある日、運命の女性・彦乃(小宮有紗)と出会う。やがて、たまきとの関係は崩壊していき…。

7月30日より全国順次公開

■原作:野村桔梗「竹久夢二のすべて」(駒草出版)

■監督・脚本:宮野ケイジ

■出演:駿河太郎、小宮有紗、加藤雅也、黒谷友香ほか

■2015年/日本/108分

■配給:ストームピクチャーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

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