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2012年9月23日 19:46

Led apple(レッド アップル)ダイバーシティーでライブ!

9月12日、13日と2日間にわたって、東京・台場のZEPP Diver Cityにて開催されたイベント「K-POP MIRACLE NIGHT」!2日目はLed appleによる単独公演。ノンストップで駆け抜けた、全18曲の模様をお届け!

開演時間になり客電が落とされる。暗闇のステージにメンバーが登場すると、いっせいに悲鳴のような歓声が湧いた。まもなく、インストに乗せたオープニング映像が流れる。そしてヒョソクのハイハットの打ち込みに合わせて、ギターとベースのサイケなイントロが重なり、「밤밤밤」でライブは幕を開けた!「こんばんは、東京~!」とハンビョルの雄叫びが、お台場にこだました。

会場一体が、真紅のライティングに照らされ、ズンズンと響く激しいビートに、パッション全開の観客。「一緒に盛り上がって~!」とハンビョルは、そんな客席をさらに煽っていく。続く「Birthday killer」では、イントロからツインボーカルが「ハイ!ハイ!」と声を掛け、疾走感をさらにプラスさせていく。アタックにキレがあるハンビョルと、艶やかなカラーを持つギュミン、それぞれのボーカルが相乗効果を生んでいく。

そして、ヨンジュンによるギターの刻みに合わせて、ボーカルが“ワン、トゥー、スリー”とたたみかけ「嘘みたいな愛」へとフローしていく。ステージ前方からプワーっとスモークが吹き出した。主題のフレーズにラップが乗っかり、ギターの泣きのアルペジオがそれを包み込む。そんなグルーヴィーな空間に、ハンビョルも「トーキョー、スクリーム!」と勢いが止まらない。ここで会見でのコメントをふと思い出した。宣言通り、のっけから飛ばしている!ステージの前方ギリギリまで歩み寄り、座り込んで、観客と目と目を合わせる。こんなふうに、至近距離でシンパシーを感じられるライブって、やっぱり楽しい!そして四分音符を刻むバスドラム、ボーカル組は頭の上で腕をクロスさせて手拍子をリードさせ、「DASH」へと誘う。ペク・チヨンによる名曲のカバーとして話題を呼んだナンバーだ。ヒョソクの四つ打ちと、グァンヨンのベースがリズムを支えている。そのあいだもボーカル2人は、ステージを駆け回り、シャウトを繰り返した。

リハーサル風景の映像が流れた後、ハンビョルによるソロの時間。憂いのあるピアノの音色が響く。どこかで聴いたような旋律…。そう、彼がこの日のためにセレクトしたのは、なんと五輪真弓の「恋人よ」!80年代的スタンダードナンバーを、スポットライトを浴びながら、見事に日本語で歌い上げた。切ないメロディに時折、感極まるような瞬間も。会場には、10代から20代という若い世代のファンの姿が多く見られたのだが、そんな観客から、大きな歓声と拍手が贈られていたのが、とても印象的だった。

しっとりとしたバラードの後は、「니가뭔데」「SADNESS」といった、ノリノリのナンバーを再び展開!ヒョソクのドラミングが、こうした速度が微妙に違う楽曲を、見事にリードしている。ステージの左右に位置するヨンジュンとグァンヨンも、曲中には、近づき、向かい合って、お互いのアンサンブルを楽しんでいるよう。その後は、ドラマ「海雲台の恋人たち」のOSTから「Smile Again」、ミディアムテンポの「바램」といった“幸せモード”なナンバーで、会場にたくさんの愛を振りいた。

「大好きなみんなのために日本の曲を準備しました!」というギュミンの紹介で披露されたのは、ELLEGARDENの「Marry Me」、UVERworldの「Tokyo Midnight sun」といったJ-POPのカバーナンバー。こういったRockな楽曲をセットリストに掲げてくる彼らに、アーティストとして発展したいという、いい意味での欲が伝わってきた。ギュミンは、その後のソロ曲「Good Bye」で、持ち前の流し目をキラキラと会場に撒き散らし、観客からの悲鳴のような歓声を浴びていた。

少しのインターバルを置いて、ヨンジュンが、コードをゆっくりとつま弾いていく。それに合わせて、「最高のバンドになるには、僕たちはまだまだです。でも、ここにいるみなさんが、一緒に楽しんでくださり、僕たちを信じてさり、Led appleを愛してくださるから、最高のバンドになるための、血と汗がにじむ努力を惜しみません!」と、グァンヨンが熱く語る。そして「東京ドームでコンサートをするその日まで、成長を見守ってください!かならずみなさんの愛に、応援に応えるLed appleになります!」と胸を張った。ひたむきな彼のメッセージに、大きな拍手が贈られた。

そして「みなさん、一緒に盛り上がる準備は出来ましたか?」というギュミンの叫びに続き、後半戦へと突入していく!「Something wrong」「Yeah」と、さらに勢いを増していく、魅力いっぱいの5人のパフォーマンスに、“ついていきます!”とばかりに、観客のテンションがグングンと上昇していく。最新ナンバー「Run To you」では、ハンビョルがペットボトルの水をぶちまけた!ライブ用にアレンジされたと思われる「영희야」は、パーソナルなプレイが際立った構成になっていた。

ヨンジュンは主題のフレーズを渋いタッチでリフレインさせ、グァンヒョンは動きのあるリズムを鳴らし、ヒョソクにいたっては、16ビートを刻む間にも、クルっとスティックを回してみたり…。エンドレスに続くかと思うくらい、長いスパンで構成された後奏の大胆な仕上がりに、思わずハッとさせられた。そんなテンションをキープしたまま、ギターのアルペジオがリードし、いよいよラストのナンバー「어쩌다마주친」!最高潮の盛り上がりに、客席はジャンプの波がうねっていた。アンコールは、チクタク…と時計の音から始まる「Time is up」!最後までパワーを失うことなく、全速力で突き抜けた5人。この先、どんな音楽に挑戦していくのか、今後の活躍がとても期待される。そんな頼もしい5人の背中を見送り、公演は幕を閉じた。

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