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2021年11月4日 21:11

倉科カナ、福本莉子 舞台『お勢、断行』 2022年世田谷パブリックシアターにて上演決定!

倉科カナ、福本莉子 舞台『お勢、断行』 

組写真(web用)

倉科カナ、福本莉子が共演する舞台『お勢、断行』が2022年5~6月、世田谷パブリックシアターにて上演されることが決定した。昨年開幕目前に、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のため、やむなく公演中止となった本作が、2年の時を経て待望の上演となる。

『お勢登場』では、江戸川乱歩によるケレン味あふれた8本の短編を、卓越した構成力で見事舞台化し好評を得た劇作家/演出家・倉持裕。今作では、極彩色に広がる乱歩の迷宮世界を踏襲しながらも、稀代の悪女・お勢(倉科カナ)という魅力的なキャラクターをモチーフに、善悪せめぎ合う全く新たな謀略の物語を立ち上げる。

本公演独自の世界観を構築するにあたり、大きな要素となる音楽を担当するのは、椎名林檎を始め多くのミュージシャンの作品に参加し、多彩な活動を続ける斎藤ネコ。「大正末期から昭和初期の時代が持つ、狂騒的で混沌とした雰囲気を出してくださると思います」と、倉持も大きな期待を寄せる。

自らも悪事に染まりながら、企みを巡らす人間たちに正義の鉄槌を下さんとする主人公・お勢には、あどけない表情と凛とした佇まいの対照的な魅力が光る倉科カナ。第8回東宝シンデレラグランプリで、映画「思い、思われ、ふり、ふられ」での柔らかな透明感と確かな演技力が印象的な福本莉子は、倉持とは本作が初顔合わせ。物語の中心となる謀略の被害者・資産家の娘で、おっとりとしたお嬢様らしい外見ながら、その奥に秘めた強い意志を感じさせる役どころを演じる。

また、これまでも倉持作品に出演してきた江口のりこ、池谷のぶえ、堀井新太、粕谷吉洋、千葉雅子、大空ゆうひ、正名僕蔵、梶原善が出演する。

 

倉持 裕 [作・演出] コメント
江戸川乱歩『お勢登場』の主人公である悪女お勢を、大正末期から昭和初期という時代背景はそのままに、また別の欲望渦巻く場所で活躍させたい、と思ったのが始まりだった。財産目当ての謀略を巡り、善悪が目まぐるしく入れ替わる物語。
これは2020年2月に作り、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、開幕直前に全公演中止になってしまった芝居である。
あれからおよそ2年。ウイルスから派生した様々な問題に関し、世界中で対立が生まれ、大勢がそれぞれの立場で正義と悪を生み出した。これは善悪を巡る芝居である。当時より鮮明に映えると思う。

 

世田谷パブリックシアター「お勢、断行」(撮影:細野晋司)-(3)

倉科カナ コメント
2年前、初の緊急事態宣言発令により公演中止となった舞台『お勢、断行』の公演がついに決まりました!
本当にあの時はやり場のない、そして行き場のない悔しさが溢れ、ゲネが終わってずっと涙がとまらなかったのを覚えています。
一度頂いた役をそのままというのは心に蟠りがあったのですが、この度公演が決まり本当に嬉しく!また、2年前に「絶対公演しようね!!また会おうね!!」とキャスト、スタッフさんと言っていたことが実現できると思うと喜びもひとしおです!あのときの悔しさを胸に、カンパニー一同2年前より良い作品を作っていこうと思います。
ぜひ、『お勢、断行』観にいらして下さい!

福本莉子 コメント
2年前に『鎌塚氏、舞い散る』を観劇して、倉持さんが創り出す世界に憧れを抱きました。そして今回ご一緒する念願が叶いとても嬉しく思います。
前回とほぼ同じキャストの中、今回新たに参加させて頂くので不安もありますが、憧れの倉持作品なので気合十分で私なりの晶を演じたいと思っています。
また、ミュージカル、音楽劇の経験はありますが、ストレートプレイは初めてなので、経験豊かな先輩方からたくさん学べるよう、一瞬一瞬を大切に、身を引き締めて稽古に励みたいと思います。 是非劇場にいらして下さい。

 

★世田谷パブリックシアター「お勢、断行」(撮影:細野晋司)-(1)世田谷パブリックシアター「お勢、断行」(撮影:細野晋司)-(6)世田谷パブリックシアター「お勢、断行」(撮影:細野晋司)-(9)

舞台写真は全て2020 年、映像収録時  撮影:細野晋司

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