瀬戸康史・主演 舞台『彼女を笑う人がいても』 トレーラー公開
撮影:マチェイ・クーチャ
演出:栗山民也×作:瀬戸山美咲による新作『彼女を笑う人がいても』が12月4日(土)世田谷パブリックシアターにて開幕。本作のトレーラー映像も公開された。
「安保闘争」という現代日本社会を語る上で外すことのできない歴史的事件を題材に、 現代と1960年安保闘争の二つの時代を舞台に、報道の真実やマスコミニュケーションの正義を追い求め奔走する二人の新聞記者の青年の姿を通し、日本社会の光と闇を見つめ、現代を生きる私たちの心にかすかな光を灯す作品となっている。
主演は映像・舞台に目覚ましい躍進を続ける瀬戸康史、ミュージカルを中心に活躍し今回がストレートプレイ初出演となる木下晴香、近年活躍をみせ今回初舞台となる期待の俳優 渡邊圭祐、舞台・TV・映画と幅広く活躍する演技派の近藤公園。更には、話題の舞台作品に次々と出演している阿岐之将一、舞台・テレビドラマのほか声優としても目覚ましい活躍を遂げる魏涼子、舞台だけでなく映像作品でも幅広く活躍中の吉見一豊、長年舞台で活躍し続け栗山作品に欠かせない大鷹明良が脇を固める。
トレーラー映像: https://youtu.be/ZomyEjATqHk
舞台『彼女を笑う人がいても 』
2021年12月4日(土)~12月18日(土) 世田谷パブリックシアター
《ツアー公演》
福岡公演 12月22日(水) 18:30 福岡市民会館・大ホール
愛知公演 12月25日(土) 18:00/26 日(日)13:00 刈谷市総合文化センター 大ホール
兵庫公演 12月29日(水)18:00/30日(木)12:00/30日(木)17:00 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
公式サイト:https://setagaya-pt.jp/performances/202112kanojyo.html
<あらすじ>
雨音。 1960年6月16日。黒い傘をさした人々が静かに集まってくる。人々はゆっくり国会議事堂に向かって歩き出す。
2021年、新聞記者の伊知哉は自分の仕事に行き詰まっていた。入社以来、東日本大震災の被災者の取材を続けてきたが、配置転換が決まって取材が継続できなくなってしまったのだ。そんなとき、伊知哉は亡くなった祖父・吾郎もかつて新聞記者であったことを知る。彼が新聞記者を辞めたのは1960年、安保闘争の年だった。
1960年、吾郎は安保闘争に参加する学生たちを取材していた。闘争が激化する中、ある女子学生が命を落とす。学生たちとともに彼女の死の真相を追う吾郎。一方で、吾郎のつとめる新聞社の上層部では、闘争の鎮静化に向けた「共同宣言」が準備されつつあった。 吾郎の道筋を辿る伊知哉。報道とは何か。本当の“声なき声”とは何か。やがて60 年以上の時を経て、ふたりの姿は重なっていく。