取材・撮影/RanRanEntertainment
『Endless SHOCK』製作発表が1月16日(月)に東京都内で行われ、堂本光一、北山宏光、佐藤勝利、越岡裕貴、松崎祐介、中村麗乃(乃木坂46)、島田歌穂、前田美波里が登壇した。
左から:松崎祐介、越岡裕貴、島田歌穂、北山宏光、堂本光一、佐藤勝利、前田美波里、中村麗乃
2000年11月の初演『Millennium SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている『SHOCK』。2023年度の公演では、『Endless SHOCK』本編と、スピンオフである『Endless SHOCK ‐Eternal‐』を同じ劇場、同じキャストで舞台セットを変えて同時に上演する。詳細は今後発表となるが、基本的には昼夜2公演の日には昼公演で『Endless SHOCK』、夜公演で『Endless SHOCK ‐Eternal‐』を上演、夜のみの公演日は『Endless SHOCK』を上演する予定だ。
また、ライバル役は昨年に引き続き、佐藤と北山、オーナー役は前田と島田のダブルキャスト。佐藤と前田が前半、北山と島田が後半の公演を担当する。
堂本は、「今までこうした形で上演をしたことがないので、これを同時にやるのは誰よりもスタッフが大変だと思います。キャストももちろんそうなのですが。稽古が非常に大変です」と世界でも類を見ない挑戦となる今回の公演への率直な思いを吐露。
しかし、一方で、「『‐Eternal‐』という作品を通して『SHOCK』の世界が全て昇華されると思うんです。ライバル役にしても、(それ以外のキャラクター)全員のそれぞれの想いを完結できるのが『‐Eternal‐』。コロナ禍に生まれた作品ですが、コロナ禍だからやっていた作品だよねということではなく、しっかり一つの作品として届けたいと思ってこの形を取りました」と本作への強い思いも明かした。
2年連続でライバル役に挑戦する佐藤は「光一くんから学んで、殻を破って、自分でも見たことがない佐藤勝利を見せられるように、泥臭く挑んでいきたいと思います」と意気込んだ。昨年の公演では、堂本からそれまで踊る予定がなかったシーンで、突然踊るように頼まれたことがあったそうで、「当日にふりを入れて、次の日から(踊った)。ジャニーズイズムですね」と笑った。それを聞いた堂本は「血が騒ぐでしょう? そういうのがもうなくなったからね。『出ちゃいなよ』みたいな、そういうのほしいよね」と問いかけると、佐藤も「血がたぎりました。でも、光一さんがそういってくれたのが嬉しい」とにっこり。堂本は、「しんどいけれど、それを乗り越える楽しさが勝つし、それを一緒に経験したいというのがある」と語った。
また、北山は、「『‐Eternal‐』をやることで、ライバルがどう気持ちが変わっていくのか、台本と睨めっこしながら、自分なりのライバル役を演じられたらと思っています。2022年に演じた役を超えられるように頑張っていきます」と挨拶。そして、昨年の公演時を、「キャストたちをギリギリまで追い込んだところでお客さまに提供するというのを感じた。(さらに)1公演が終わると、またスタートに戻る。肉体と精神の強さを持っていないとできないなと思った。でもそれをやり遂げた後に快感になっていくので、中毒性を感じ、『SHOCK』ってこういうことなんだって自分の体で体験できたのがよかったです」と振り返った。
さらに話題は、2022年12月30日に松崎が結婚を発表したことに。松崎にとって、この日は結婚後、初の公の場となったが、「心境は特に変わりません。まだ実感がないというか…。『おめでとうございます』と言われて、ああ、結婚したんだなという感じで、いつも以上に頑張っていく次第です」と思いを語った。婚姻届の証人欄は、堂本と相葉雅紀が記入したそうで、松崎は「かしこまって、お時間ありますかって(お願いして)、時間を作っていただいて」と明かした。
堂本自身の結婚について聞かれると、「ないですね。焦ってもいないので」とキッパリ。松崎が、「もし、その時が来たら、僕が証人を書くので」と立候補すると、堂本は「それはちょっと考えさせて」と即座に断り、会場を笑わせた。
最後に、堂本は「2023年の『SHOCK』は、本編とスピンオフである『‐Eternal‐』の同時上演という形をとらせていただきます。キャストの皆さん、スタッフの皆さんにはご迷惑をおかけする部分がたくさんあると思いますが、みんなで苦労して、一つひとつの積み重ねがきっとステージ上では輝くものになると思います。その輝きをお客さまに届けたいと思っておりますので、2023年の『SHOCK』もどうか期待していただきたいと思います」と呼びかけて、会見を締めくくった。
『Endless SHOCK』は、4月・5月に帝国劇場で上演。