ドラマ『検事プリンセス』で俳優デビュー、次世代の韓国スターとして期待の高いイ・ジョンソクが、5月27日、東京・GINZA K-PRACEにて日本で初となるファンミーティング『イ・ジョンソク Japan First Fan Meeting in TOKYO』を開催した。
韓国で大ヒットし、日本でも人気のドラマ『シークレットガーデン』で歌手サン役を熱演、その存在感ある演技で注目を集め、ドラマ『ハイキック3!短足の逆襲』では、キュートな青年アン・ジョンソクを演じ、女性ファンの心を鷲づかみにして離さないイ・ジョンソク。
ジョンソクに直接会える!この日のイベントに胸をおどらせて集まったファンから終始熱い視線が送られた。
会場の照明が暗くなり、客席がにわかにざわめくと、ステージの袖からジョンソクが登場!
ドラマ『シークレットガーデン』のOST“ク・ナムジャ(その男)”を日本語で歌ってイベントがスタートした。黒のジャケットとパンツ&カットソーに、赤のシューズを合わせ、モデル出身の抜群のスタイルで、歌手サンを彷彿させる妖艶な雰囲気を漂わせながら、甘い歌声を披露。「こんにちは、イ・ジョンソクです。日本のファンの皆さんにお会いできて嬉しいです。今、本当に緊張していて手がブルブル震えています。」と挨拶すると、大きな拍手と歓声が沸きあがった。
フォトタイムでは、ファンに向けてポーズをとって、少しでも近くで撮れるように客席に近づくなど、いきなりのファンサービスに悲鳴にも似た歓声があがり、早くも会場はヒートアップ。
トークタイムでは、イ・ジョンソクの魅力を分析すべく、さまざまな質問に答えた。
Q:ファンを前に今の気持ちは?
A:照れくさい気持ちでいっぱいです。昨夜は、心配で心配で・・・やっと寝たという感じでした。
Q:来日は初めてですか?
A:公式には2回目です。プレイベートでは4回来ています。日本には東京以外に行ったことがないので、大阪にも行ってみたいですね。
Q:ジョンソクさんは、どんな子供でしたか?
A:学校でも意見が言えず手をあげられないような内向的な子供でした。ですから、母も僕がまさか俳優をやるとは思わなかったようです。
Q:俳優になろうと思ったきっかけは何ですか?
A:僕は昔からドラマを見るのが好きでした。Rain(ピ)さんが出演した『フルハウス』というドラマを見て、俳優になりたいと思いました。
※今年8月に韓国で公開される航空アクション映画『R2B:Return to Base』に、Rainの後輩役として出演しており、こちらの公開も話題となっている。
Q:『R2B:Return to Base』の前に公開される話題の映画『コリア』にも出演されていますが、映画の見どころは?
A:日本の皆さんには理解が難しいと思いますが、同じ朝鮮半島に位置しながら、分断されている国家の痛みを感じられる作品です。
Q:ドラマ『シークレットガーデン』で、演じられた天才ミュージシャンのサンはゲイの役でしたが・・・本当のご本人は?
A:(大笑いで)もちろん、違います。日本に来て、日本の彼女を作って帰りたい!と、言っていたんですよ。今探しています。
※この言葉に会場は「え~!」と、大きく反応!
Q:では、理想の女性のタイプは?
A:う~ん・・・。(と、かなり考え込み)よくわかりませんが、フィーリングが合えばいいと思います。
Q:ドラマ『ハイキック3!短足の逆襲』のアン・ジョンソク役では可愛いポーズがありましたね?“プインプイン”のポーズをここでやってもらえますか?
A:日本に来てこのポーズをするとは思いませんでした(笑)。でも、皆さんがお望みなら・・・。
と、「プインプイン~」と可愛いポーズをとって大照れのジョンソク。
会場のファンは全員目がハートに!
Q:韓国の人気番組『SBS人気歌謡』のMCに大抜擢され、6月から始まりますね?
A:初めてなので、気が狂いそうです(笑)。とても緊張していますが、与えられた仕事ですから、一生懸命頑張ろうと思います。
その後、ファンからの直接の質問に答えたり、ゲームや愛蔵品プレゼントなどで大いに盛り、ジョンソクの緊張も徐々にほぐれていった様子。
「シンデレラ選び」と題したゲームは、ジョンソクの好みの条件を彼自身が二択で選んでいくもの。「ロングヘアー」「ヒールを履いている人」「目は二重」「携帯の待ち受けをジョンソクにしている人」の条件をクリアしたシンデレラ3人がステージに上がり、俳優ジョンソクとドラマ『ハイキック3!短足の逆襲』の中から選ばれたシーンを再現。胸キュンシーンの連続で、演じる方も見ている方もドキドキ・・・。
新作映画『コリア』のハイライトシーンやメイキングシーンの映像が流れ、迫力の演技に見入っていると、再びジョンソクが登場。「いつも応援して愛してくれてありがとうございます。日本での初めてのファンミーティングの開催が決まった時は、僕のことを覚えてくれているか、どれだけの人が来てくれるのかと、楽しみよりプレッシャーの方が大きかったんです。でも、そんな心配は無駄でした。皆さんのくれた愛をしっかり胸に刻んで韓国に帰って頑張ります。僕のことを忘れないでください。愛しています。」と、手紙を読み上げ、改めて自身の気持ちを伝えた。
ラストは、BUSKER BUSKERの“ヨス パムマダ”の歌をプレゼント。笑顔いっぱいのジョンソクに温かい拍手が送られ、「サランヘ!」というファンの声を受けステージを後にした。
さらに、握手とツーショット撮影会が行われ、ファンからのプレゼントを直接受け取るなど、最後までファンとの触れ合いを楽しんだ。
かっこよくて可愛いイ・ジョンソクの魅力満載で、和やかな雰囲気の中進められたファンミーティングとなった。ファンとの距離は間違いなく近くなっただろう。
イベントの後、開かれた会見では、初めての日本ファンミーティングを無事に終え、安堵した面持ちで登場。「今までプレッシャーの中で過ごしてきましたが、やっと大の字で眠ることができます。(ファンミーティングを終え)今は、心が温まるような満足感で満ち溢れています。」と心境を語った。
映画『コリア』の撮影では、「同じ朝鮮半島でも北朝鮮は違う国なので、色々なことを理解するのに苦労しました。韓国語とも違うので練習しました。卓球の選手の役なので、3か月特訓しましたが、卓球をするのは初めてなので大変でした。」と振り返った。
『SBS人気歌謡』のMCについて、緊張するタイプのようだが生放送でステージに立つのは大丈夫?と記者から心配する声がかかると、「上手くできないかも。でも、4週間くらいたてば上手にできるんじゃないかと思っています。」と笑った。しかし、「人の前に立つのは大変なこと。練習を重ねていきます。」と、やる気十分。K-POPも大好きだというジョンソク。彼のMCで視聴率アップも間違いないだろう。
ところが、自分の歌った歌には「今日歌ったものは、点数をつける価値もないです。」と、かなりの謙遜。普段からカラオケにも行かないので練習も大変だったらしい。ファンを喜ばせるために頑張ったようだ。
今後やってみたい役や、俳優としての目標について問われると、「やりたい役を1つに決めてはいけないと思っていますが、チャンスがあれば『デスノート』のL(エル)のような役をやってみたいですね。カン・ドンウォンさんのようなオーラのある俳優になりたいです。」と、目を輝かせた。
ドラマ、映画、CMと次々に出演し、MC挑戦など彼の可能性は未知数。今後の活躍に期待大のイ・ジョンソクから目が離せそうにない。