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2019年3月26日 10:17

高良健吾主演、平成最後のちゃんばら時代劇『多十郎殉愛記』完成記念記者会見

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

平成最後のちゃんばら時代劇映画『多十郎殉愛記』完成を記念しての記者会見が3月25日(月)、帝国ホテルにて行われ、主演の高良健吾、共演の多部未華子、木村了、永瀬正敏、寺島進、および中島貞夫監督が登壇した。4月12日(金)より全国公開される。

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本作は日本映画界のレジェンドである中島貞夫監督が20年ぶりにメガホンをとった平成最後のちゃんばら時代劇。幕末の京都、長州脱藩浪人・清川多十郎(高良)はひとたび剣を抜けば、凄まじい強さと色気を放出する。多十郎に好意を寄せるおとよ(多部)、多十郎を慕ってやってる弟(木村)、三者三様それぞれの想いを胸に京都見廻組との死闘が繰り広げられる。

会見では、キャストたちが桜をイメージした“桜カーペット”を歩き、桜が活けられたステージに登壇し、春らしく華やかな雰囲気で始まった。

中島監督は「京都撮影所の伝統である“ちゃんばら”を後世に伝えたい。時代劇をやるなら本格的な“ちゃんばら”をいう気持ちで、全身全霊で撮りました。“ちゃんばら”は、単にアクションではなくドラマがある。そのドラマとしての“ちゃんばら”を撮りたかった」と本作への想いを熱く語った。

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高良は「撮影に入る前に参考の為に当時のことが書かれている本を読んだりするのですが、日本人の精神には元々“自己犠牲”があると思います。なんのために命を使うのか…。だからこそ、今の時代にも響く作品なのだと思います」と語り、さらに「中島組に入れたということがとても嬉しかったです。30代最初の作品で気合が入っていて、気合が入るとこういう演技になるのかということに気が付きました。この現場での経験が今の僕の俳優としての糧となっています」と感謝の意を表わした。

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多部は「こんなに注目されている作品に紅一点、参加できて嬉しいです。愛の溢れた現場で、現場の全員が“監督の為に”と頑張っている現場の雰囲気に感動して心が震え感動しました」と振り返った。

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剣術が下手な役を演じた木村は「殺陣の練習をしていたので型が体に染みついていて、下手くそに刀を振るのが難しかった」ことを明かし、桂小五郎を演じた永瀬は「監督から『桂さんは逃げ足が速かったんだよね』と言われ一生懸命走ったら、勢い余ってカットが掛かった後で転んでしまった」と苦笑していた。

また、多十郎の最強の敵、抜刀隊隊長・蔵人を演じた寺島は「京都撮影所のメイク室に『多十郎殉愛記』の台本が置いてあったのでパラパラとみると見廻組隊長の役者名が書かれていなかった。監督に直談判でこの役をやらせてくださいとお願いしたら、本当はこの役は松方弘樹さんにお願いしたかったと。だから松方さんへの追悼の意味を込めて、ここ10年のなかでもとりわけ気合を入れて演じさせていただきました!」と本作に懸けた想いを語った。

本作は、4月12日(金)より全国公開される。

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