取材・撮影/RanRanEntertainment
映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の初日舞台挨拶が6月30日(金)にテアトル新宿にて行われ、伊藤沙莉、竹野内豊、北村有起哉、久保史緒里(乃木坂46)、そして内田英治監督、片山慎三監督が登壇した。
左から:内田英治監督、北村有起哉、伊藤沙莉、竹野内豊、久保史緒里、片山慎三監督
本作は、探偵新宿歌舞伎町を舞台に、誰にも言えない秘密を持つ探偵・マリコと彼女を取り巻く人々を描いた探偵エンタテインメントで、『ミッドナイトスワン』の内田英治監督と『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督、二人の監督がタッグを組んだ。
伊藤は、映画化のきっかけについて「内田監督とまた一緒に海外映画祭に行こうという話をしていて、そこに片山監督が加わってすごい作品になりそうだなって思って、本当に豪華なキャストが集まった」と話し、伊藤自身、多忙を極めて海外映画祭には出席できなかったが、「海外でも評価いただいたり、今日という日を迎えられてとても嬉しいです」と喜んだ。
第27回富川国際ファンタスティック映画祭(Bucheon International Fantastic Film Festival)にも正式出品、7月には内田監督と片山監督が参加予定。内田監督は「海外映画祭に一緒に行こうと昔から約束していたけれど、沙莉さんはいけません。ごめんね!」と伊藤に謝りつつ、片山監督は「気楽に観ていただける作品なので、海外での反応が楽しみです」と期待を込めていた。
マリコの恋人MASAYA役の竹野内は「役作りと忍者の練習は当日ぶっつけ本番。忍者役は初めてだったし、お話をいただいたときは、忍者とはどういうこと?”と分からなかったんですけど、とても楽しませていただきました」と役柄に自信を覗かせた。また「私がクランクインしたときには撮影が始まっていて、途中から参加するのは緊張するものだけれど、伊藤さんが現場の空気を和ませてくれた。とてもニュートラルな方なので、自然と現場に溶け込んでいくことができました」と伊藤に感謝。伊藤は「竹野内さんのサンドイッチマン姿が似合うのが不思議。なんでも似合うのは衝撃的でした」と絶賛していた。
北村は今作の役どころについて「“落ちぶれた”役ということで、最近冴えない、ぱっとしない役ばかり。今度は“落ちぶれた”役ということで、そのままやればいいのかなって、肩の力で抜いてやらせていただきました」と苦笑していた。また伊藤について「話しやすい人と話しづらい人がいて、(伊藤は)間違いなく話しづらい人じゃない。話しかけやすい魅力の持ち主だなと思う」と彼女の魅力を強調した。
ホストに恋するキャバクラ嬢・絢香役の久保は「私は撮影中ずっと緊張していたんです。彩香はキャバクラ嬢役ということもあってすごく短いズボンを履いていて、外の撮影ではすごく寒かったんですけど、沙莉さんから『寒くないですか?』と話しかけてもらったり、お気遣いいただき救われました」と気配りに感謝。
伊藤は久保について「めちゃくちゃ可愛くて顔が小さくて。でも役になると幸が薄くなる。そこが素敵」と評価。久保も「(乃木坂46で)グループ活動でも幸が薄い担当というか、ファンの方からも幸が薄いと言われるので(笑)、それを感じ取っていただければ」と意外な側面を強調していた。
イベントの最後には、伊藤が自身のエゴサーチ魔ぶりに触れ「尋常じゃないくらい、この舞台挨拶が終わった瞬間にエゴサーチするくらいSNSを見ていますので、ぜひ感想を言葉にしていろいろな人に伝えていただけたら嬉しいです。すぐにチェックしますので、この映画を広めていただけたら」と呼びかけた。
映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』 全国公開中
配給:東映ビデオ
©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会