――普段は緊張しないのに、武道館が緊張したというのは何か理由があったのですか?
あまりライブ会場に詳しくないのですが、そんな私でも武道館は分かるくらいの神聖な場所です。しかも「幻想曲(ファンタジア)WONDERLAND」という楽曲は私のセリフから始まるんです。それに緊張してしまって。楽曲の最後もセリフなのですが、2曲目に繋げていけるようにと考えていたら、変に背負ってしまうものがあって緊張したんだろうと思います。
――普段、ライブをするときにはどんなことを大切にされていますか?
歌をしっかり歌うとか、ダンスを決められた通りに踊るというのも大事だというのは大前提としてあって、その上で、ライブは来てくださるお客さんと楽しむ場所だと私は思っているので、公演の時間全てを使ってお客さんと”遊ぶ”と決めています。例えば、一人だけ違う方向を指差すというのもライブだったら私はありだと思います。揃ったダンスを観せることもすごく大切ですが、「私は今、ここにレスをあげたい」という思いが強くなってしまうタイプなので、とにかく自分が楽しんで、お客さんにも楽しんでいただく。ライブ中はそうした選択をすることが多いなと思います。
――ここからは、これまで12年間のグループ、そして久保田さんについても聞かせてください。この12年を通して、メンバーの印象や関係性が変わったということはありましたか?
どうだろう。でも、結成当時の方がみんな、尖っているところがあったのかなと思います。i☆Risのメンバーはみんな、ソロで活動したり、グループの活動以外の現場もたくさん経験してきているメンバーばかりなので、そうしたたくさんの経験でみんな丸くなったのかなと思います。グループが結成された当時は、まだ10代のメンバーが多かったのでどうしても「自分が!」という想いが強く出てしまったのだと思います。活動を続け、たくさんの経験を積み、大人になったことで、バランスの良いグループになったのかなと。
――この12年の活動の中で、久保田さんにとってのターニングポイントは?
i☆Risがスタートしたのは私が高校3年生の頃でしたが、その後、私は大学にも4年間通っていたので、学生とi☆Risの活動を両立していた期間が4年半くらいありました。大学を卒業して、このお仕事1本になった時、気持ちがしっかり切り替わったことを感じたので、そこが気持ちの上でのターニングポイントだったのかなと思います。それまでもお仕事をちゃんとしてなかったとか、雑にやっていたわけではないですよ。ただ、半分学生で半分社会人というような感覚だったのかなと、実際に社会人になってから感じましたね。
――i☆Risに入る前に思い描いていた夢や目標は、今の時点でどれくらい叶っていますか?
よく質問されるんですが、私、このi☆Risのオーディションを受けた時は、夢や目標があったわけではなかったんです。小さい頃から絶対に声優になりたいとか、絶対にアイドルになるんだという夢があってオーディションを受けたわけではなく、アニメやゲームや漫画が好きだったので、ただ漠然とそうしたことに関わるお仕事ができたらいいなという気持ちだったんです。声優じゃなくて、例えばアニメ制作会社でもアニメ雑誌でも良くて、自分の好きなものに関わりたいという思いだけでした。声優になって何かをしたいという大きな目標もなく、偶然、受かってしまったという感覚でした。なので、何か叶えたいものがあるのかと聞かれると、いまだになくて。とにかく楽しく生きたいなと思っています。
――久保田さんにとって、改めて今、メンバーの存在はどのような存在ですか?
いろいろな現場に出させていただくことが増えて、i☆Ris以外でパフォーマンスをすると「お姉さん」という扱いをされることが増えてきました。歌もダンスもしっかりできる子と思っていただいているのかなと思いますが、i☆Risに戻ると一番下の子(笑)。初期の頃から私は歌もダンスも苦手でしたし、今でも苦手意識があるので、別現場に行って「できる、できる」と持ち上げられた状態を0に戻してくれる場所がi☆Risです。私は、他のメンバーの方が歌もダンスも、全てのパフォーマンスにおいて上をいってくれていると思っていて、メンバーたちは常に私の1歩先を行ってくれる人たち。こうして芸歴が長くなってくると、後輩が増えてどうしても追われる側になりますが、i☆Risに戻ると自分は追う側になれるという安心感もあります。他のメンバーが常に1歩先を走ってくれていることはとてもありがたいです。
――11月にはぴあアリーナでの公演も控えています。今後の活動についての想いを聞かせてください。
周年ライブやツアーを毎年、開催させていただいていますが、今回は私たちにとって初めてのアリーナなので気合いが入っています。それをファンの方も感じ取ってくださっていると思うので、一丸となって「楽しかったね」と言える1日にできたらいいなと思っています。
映画『Live & Documentary Movie ~i☆Ris on STAGE』は9月13日(金)から全国公開中。
CAST
山北早紀
芹澤 優
茜屋日海夏
若井友希
久保田未夢
主題歌:「愛 for you!」/i☆Ris
監督:野中哲也
脚本:金森直哉
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ ⒸAPI・81P/i☆Ris on STAGE製作委員会
【サイン入りチェキプレゼント】
<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式X(旧Twitter)アカウント「https://twitter.com/ranranentame」をフォローする
(2)【前編、後編】の両方の記事を、リツートする。
(3)ダイレクトメッセージから「久保田未夢さん希望」と書き、申し込む。
<応募締切>
2024年9月27日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※X(旧Twitter)アカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。
取材 文・嶋田真己 撮影・有田純也