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2012年1月7日 10:32

チャン・ドンゴン、オダギリジョー、『マイウェイ 12,000キロの真実』書初めで大ヒット祈願!

映画『マイウェイ 12,000キロの真実』の1月14日公開に先立ち、5日、ザ・ペニンシュラ東京において、大ヒットを祈願した書初めイベントが行われ、主演のチャン・ドンゴン、オダギリジョー、カン・ジェギュ監督が出席した。

昨年12月に来日を果たし、韓国でのPR活動や舞台あいさつを経て、日本公開直前での再来日となったチャン・ドンゴンと、カン・ジェギュ監督。「この映画を通して、日本の皆さんに新年のあいさつができて嬉しいです。」と挨拶。

また、本作品は今年2月に開催されるベルリン国際映画祭パノラマ部門の、スペシャル上映としての出品が決定したことも発表され、新年早々おめでたい報告会見にもなった。

ベルリン国際映画祭出品について、カン・ジェギュ監督は、「この映画のメッセージは、人と人が素直になって心を開き一つになるということ。世界の人たちにそのメッセージが届いてくれれば。」と伝えた。オダギリジョーは「このような商業的な映画が、三大映画祭に選ばれることはあまりないこと。作品のアート性や監督の技量を評価していだだいたのだと思います。ただのエンターテインメント作品として終わらなかったことに、すごく安心しています。」と胸を張り、「監督がベルリン映画祭に、かなりのお金を渡したのかと思いましたよ。」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘った。

チャン・ドンゴンも、「撮影が始まる前から、『ベルリン映画祭の開幕作品として出品したら?』と提案していたんです。」と嬉しそう。「これまで第二次世界大戦を描いた作品は、ヨーロッパ人の視点のものが多かったと思います。東洋人の視点で描かれた作品は、ヨーロッパの人々にも新鮮に映るのではないでしょうか。」と語った。すると、オダギリジョーが「素晴らしいコメントです。先ほどの僕のコメントはなかった事にして下さい。」と言って、さらに場を沸かせた。

今年、年男のオダギリジョーは、年越しを韓国で迎え「ホテルの部屋から初日の出を見ることができました。36年間生きてきて初めて見ることができて、今年は特別な年になると思います。」と目を輝かせ、映画のプロモーション活動で3人一緒に過ごしたことを明かした。

続けて、まもなく公開となる映画の手ごたえを問われると、オダギリジョーは「周りの方から『ボロ泣きでした』というメールをたくさんもらいました。どこで泣くのか分からないけど・・・(笑)。人それぞれ感じ方が違うので、(作品を)どのように受け止められるのか大いに興味があります。」と答えた。チャン・ドンゴンは、「韓国での反応はさまざまです。この時代にこのような問題を投げかけた監督は素晴らしい。映画とは、作っているときは俳優や監督のものですが、公開されたら観る人々のものです。どのように日本の方が観て下さるのか楽しみです。」とコメントした。

映画『マイウェイ 12,000キロの真実』とは?の問いに、カン・ジェギュ監督は「この映画は単なる戦争映画ではなく、韓国と日本の青年が戦争の中、少しずつ歩み寄り友情を育んでいく映画。たくさんの若い人たちに見てもらい、日本と韓国両国の歴史についても、新しいビジョンで新しい未来を作っていってほしいです。」とメッセージを伝え、チャン・ドンゴンは「夢と希望の映画であり、厳しさに立ち向かっていく映画でもあると言えます。今は、国際的にも非常に厳しい時代に生きていると言われていますが、この映画の中で厳しさを克服していく二人を通して、昨年の大震災で被災された方々に、少しでも希望を与えられたらと思います。」とエールを送った。

チャン・ドンゴンのコメントに感心しきりのオダギリジョーは、「今日のオダギリは、終始無言だったと書いておいて下さい。(苦笑)」と記者たちにリクエストしながらも、「これまで日本と韓国は仲がいいようで、微妙な関係があったと思います。誰も触れなかったことを映画にした監督はすごい。今は、K-POPも自然に受け入れられ浸透していますが、その根本となったものがどこにあるかを感じ取ってもらえればと嬉しいです。」と真摯に語った。

書初めイベントには、世界中で活躍する女性書道家の木下真理子さんが登場。

韓国では、一般的に書初めの風習がないということで、初めて見る力強く迫力ある書のパフォーマンスにカン・ジェギュ監督とチャン・ドンゴンは目が釘付けに。

同作品を観て感じ、表現した文字は『絆』。もうひとつは2012年の辰年と、オダギリジョーの役名の“辰雄”、龍神の運気や幸運の象徴にちなみ、木下さんが事前に書いて用意した甲骨文字の『龍』という文字に3人が目入れをして完成させた。

韓国では、わずか3日間で100万人以上の動員を記録中の映画『マイウェイ 12,000キロの真実』。日本での公開もいよいよだ。

『マイウェイ 12,000キロの真実』は、1月14日(土)より全国公開!

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