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2024年5月3日 06:00

川西拓実(JO1)「自分自身すごく成長できた作品」 桜田ひより「潮ちゃんは私の人生でとても大切な財産」 映画『バジーノイズ』特別前夜祭

映画『バジーノイズ』特別前夜祭が5月2日(木) にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、W主演の川西拓実(JO1)、桜田ひより、共演の井之脇海、栁俊太郎、そして風間太樹監督が登壇した。

本作は、ビッグコミックスピリッツに連載されたむつき潤による青春音楽コミックの実写化で、行き先の見えない若者たちの<出会い>と未来を見つける姿が描かれる。

川西は、マンションの管理人をしながら音楽以外は何もいらないという生活を送る清澄を演じる。川西は「本当に今いるメンバー以外のキャスト、スタッフの皆さんと、一生懸命頑張って撮った作品なので、皆さんに少しでも刺さっていただければ幸せです。自分の中で本当に大切な作品。自分もすごく成長できた作品なので、皆さんにも得るもの、響く言葉を持って帰っていただければなと思います」と自信をみなぎらせた。

桜田は、マンションの下の階から聞こえてきた清澄の音楽を聴いて、初めて自分から好きなものを見つけ、世界が変わっていく潮を演じた。桜田は「振り返ってみて、あっという間だったというのが一番。去年の夏、皆さんと濃い1日1日を過ごして、これをひとつの形として皆さんにお届けできるドキドキと、こうやって舞台挨拶する日が来るんだなっていうワクワクもあったので、今こうして上映後の皆さんの表情を見ることができて、改めて素晴らしい作品をみんなで作ったんだという思いでした」と1年間を振り返っていた。

そして、レコード会社に勤めながら清澄たちと出会い、新たな活動が生まれていく航太郎役を演じた井之脇。井之脇は「前夜祭という意味では、遠足の前の日とかテストの前の日に一人でワクワク。こうやって皆さんの顔を見れて、一緒にそれを共有できる機会はなかなかないのですごく幸せです」とこの場を感謝。「現場には常に音楽が鳴っていて、みんな体で同じ振動を浴びて 3、4週間いたので、自然と同じような温度感を持てる人たちが日に日に増えていった。それを皆さんにも感じ取ってもらったらと思います」と見どころをアピールした。

さらに、清澄とともにバンドAZURの仲間となっていくベーシストの陸を演じた栁は「いざ観ていただけることで結構緊張もしますが、みんなで一つ一つの音を頑張って作ったので、大丈夫じゃないかなっていう自信はあります」と胸を張った。

既に作品をご覧になった方からの感想も披露。「キャラクターが奏でる音にすごく個性を感じた。清澄が作った音、陸さんのベースが重なったときがめちゃくちゃ良かった。大感激でした」との感想に、川西と栁はグータッチして喜び合った。川西は「触れると壊れてしまいそうな関係というか、その中で一緒に演奏して青春だなって感じましたし、音楽ってこういうことがあるから楽しいなと改めて実感できました」、そして栁は「音を合わせたとき、なんか震えるものがあったし、拓実君の生歌を、プロの綺麗な音を身近で聴けて感動して、これは間違いないと思いました。ちゃんとお客様に伝わっているのがうれしい」と喜びを噛みしめていた。

もう一つは「音、光、言葉、空気感、全てが繊細でした」。風間監督は「清澄というキャラクターは音楽作家ということもあって、その彼がどのように音楽づくりを励んでるのかという没入感は、工夫を凝らして表現したいと思っていた。例えば、その光が巡っていく時間があっという間に過ぎていったり、映像的にも楽しく、音としても心地よさが届けばいいなと思って作ったので、そこに注目いただけて嬉しいです」と笑顔で語った。

川西は「出来上がった映像を観て、優しい色ってこれだな!大正解の画だったなと思って、風間監督の作る作品にすごく心打たれました」、桜田は「撮影している最中に私が感じていた色、音が映像にそのまま映し出されているような感覚があって、青の色はどこか温かいけれど切なくて、懐かしい感じもするし、儚い感じもする。この作品とそれぞれのキャラクターの中に眠っていた感情にすごくマッチしている。やっていてとても楽しかったです」とコメントした。

イベントの後半は、作品の内容にちなんで「私の人生を変えた●●との出会い」を発表。風間監督は映画の面白さを教えてくれた「先生」、桜田は一目ぼれしたという「愛犬」、川西は毎日着ているお気に入りの「デニム」。そして「63℃」という井之脇は「牛、温泉卵、魚とか63℃で低音調理したものは美味しい。今日は『バジーノイズ』と神の温度63℃だけ覚えて帰ってください」と熱弁した。栁は学生時代に経験した左足脛の複雑骨折といい「家で休んでいる間に映画観たり新しいものに出会ったり、それがきっかけでMEN’S NON-NOのモデルになれた。骨折に感謝(笑)」と各人の●●を紹介した。

さらに、サプライズで原作者・むつき潤氏からの手紙が読み上げられた。川西へは「映像化企画は連載当時からあったが、漫画完結後に至ったのは川西拓実を見つけるための時間だったとのこと。映画の中で音楽を鳴らす清澄を観て、改めて適任だと思ったこと」などが綴られ、締めは「清澄としてのミュージックワークも心から応援しております」との応援メッセージ。川西は「清澄とは重なるものがあって、本当に僕の中で大切な存在になった。これから活動する上でも心の中で生き続けると思います」と噛みしめていた。

そして桜田へは「漫画の潮が持つ魅力や役割はそのままに、映画『バジーノイズ』ならではの潮がそこにはいました。作者である僕自身、僕の知らなかった潮を知り、もっと潮が好きになれました。本当に情緒豊かでキュートな潮でした。ありがとうございます」とのメッセージ。桜田は「こういうところで泣いたりしないんですけど、すごい心に響きました。潮ちゃんをやって、自分自身、とても成長できるところもありましたし、気づかされる部分もたくさんあったので、本当に私の人生でとても大切な財産になりました」と号泣しながら感謝していた。

映画『バジーノイズ』 5月3日(金・祝) TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会

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