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2026年3月21日 06:00

戸塚祥太&加藤和樹&辰巳雄大らがビートルズに! FINALを迎える『BACKBEAT』公開稽古および会見開催「お客さまと演者という関係性を飛び越えて一緒に遊びましょう」

『BACKBEAT』公開稽古および会見が2026年3月19日(木)に行われ、戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大、JUON、上口耕平、愛加あゆ、林翔太、尾藤イサオ、演出の石丸さち子が登壇した。

本作は、世界的ロックバンド・ビートルズの創成期を描いた1994年公開の伝記映画『BACKBEAT(バックビート)』を、イアン・ソフトリー監督自ら舞台化した作品。結成当初は5人編成だったビートルズに、メジャーデビューを待たず袂を分かつことになるバンドメンバーが存在した…という史実が基になっており、日本では2019年に初演され好評を博し、2023年に再演。初演から出演し、初期ビートルズの粗削りながら勢いのある生演奏を披露してきた戸塚、加藤、辰巳、JUON、上口の5人がファイナルステージを迎える。

この日の公開稽古では、「Long Tall Sally」リードボーカル:ポール・マッカートニー(JUON)、「Love Me Tender」リードボーカル:スチュアート・サトクリフ(戸塚)の2曲が演奏された。「Long Tall Sally」では、楽しそうに音楽を奏で、思い思いに暴れる5人の姿が印象に残った。

さらに1幕後半の「Money(That’s What I Want)」リードボーカル:ジョン・レノン(加藤)の場面が披露された。これは、グループとは別の方向を向き始めたスチュアート(戸塚)に、ジョン(加藤)が思いを伝え、なんとかグループに繋ぎ止めようとするという場面だ。若さゆえの刺々しいやり取りに溢れたジョンとスチュアートのやり取りが心を揺さぶる名シーンとなっている。

会見で、演出の石丸は「リバプールでまだ10代後半のビートルズのメンバーたちが、メンバーを探してバンドをやろうとしていたこと、そしてあのメンバーが出会ったことが奇跡だったと思います。本当の奇跡で、天才の集まりだった。でも、ここに集まったメンバーもまた、奇跡だと思います。忙しい皆さんが再々演まで集まってくださり、ツアーまでできるという最高の奇跡を用意していただきました」と今回の公演への熱い思いを吐露。続けて、「この公演の素晴らしいところは、素晴らしい出会いがあると同時に痛ましい別れもやってくるということ。光があるとそこには必ず影があるということを、バンドの生演奏とともに描いていきます。弾けるような喜びのシーンと、胸がえぐられるようなシーンがどんどん積み重なっていって…一言で言うと青春です。そうしたものをバンドのテンションぶち上がる演奏と共に、味わっていただきたいと思います」とアピールした。

スチュアート・サトクリフ役の戸塚は、今回の稽古を振り返り、「時間をいっぱいいただいているので、熟成されてきているのではないかなと思います。進化しつつ、深く深く掘って、熟成させていくという方向にもアプローチできているのかなと思っています」と手応えを感じている様子。

ジョン・レノン役の加藤は「バンドリハから稽古が始まって、今、徐々にビートルズになりつつあるなと思います。僕自身もようやくジョンになれてきているような感覚があります。声帯もようやくジョンになりました。この作品に挑むのは、生半可な覚悟ではできないので、覚悟と希望を持って、FINALとは銘打たれていますが、それに臆することなく、いつも通りの、彼らの音楽を体現していきたいと思っております」と意気込んだ。そして加藤は、「FINALなので、観ないと損をすると言いたいです。そこにあるリアリティを大事に生きて、その向こう側にまで突き進んでいきたいと思いますので、ぜひ劇場に体感しにきていただきたいです。彼らが成し遂げた始まりの物語にぜひ出逢いに来てください」とメッセージを贈った。

また、ジョージ・ハリスン役の辰巳は「ギター初心者からこのビートルズに入ることになった辰巳雄大です」と挨拶。初演で出演が決まったときにはギターが全く弾けなかったそうで「ついていくのに必死でした」と話す。そして、「ビートルズという世界的大スター、ジョージ・ハリスンを演じるということ、彼の人生を生きるということは、僕の大切な宝物の一つです。彼らが生きてきた実話を演じることができるという幸せを感じながら臨んでいきたいと思います。まだまだビートルズが5人だったことを知らない方もいらっしゃると思います。自分の人生を賭けて生きるという覚悟を持って全公演、音をかき鳴らしていきたいと思いますので、ぜひ劇場でこの作品を楽しんでいただきたいと思います」と力を込めた。

ポール・マッカートニー役のJUONは、「ポール・マッカートニーは左利きで演奏をするので、普段の僕は右ですが、左に変えて練習を重ねた初演でした。僕はその時が初舞台だったんです。なので、初演、再演ではみんなにすごくサポートをしてもらいました。今回のテーマは、初演の自分の演技を超えること。そうすることが、『BACKBEAT』のみんなにも、来てくださる皆さまにも貢献できるポイントになるのではないかと思っています」と思いを寄せた。

ピート・ベスト役の上口は「今、AIの技術など、人のエネルギーを借りなくていろいろなものがまかり通るようになってきました。それはエンターテインメントの世界でもそれがどんどん台頭して来ていて。、だからこそ、生の舞台の、今しかない瞬間のエネルギーや尊さを感じますし、だからこそ僕は演劇をやっているのだと思います。特にこの作品は、ここでしか観られない凄まじいエネルギーが放出されていて、生で観ることで最高の瞬間が始まります。人生で1度は体験していただきたい、観ていただきたい作品だと強く思っていますので、そのエネルギーを浴びに来てください」と語った。

また、再演に続き、アストリッド・キルヒヘアを演じる愛加は「私もこの作品が本当に大好きで、毎日稽古場で皆さまからお作品からも刺激をいただいています。お客さまにこの素敵な作品をどう感じていただけるのか。ぜひたくさんの方に観に来ていただきたいという思いでいっぱいです。劇場まで足を運んでいただけたら嬉しいです」

今回初参加となるは「初参加なので、この出来上がっているカンパニーに入るのは大変でもありますが、その『初めて』が使えるところもたくさんあると思います。その時、その時に皆さんの芝居を受けて感じたものを大事に演じていけたらと思っています。この令和のビートルズの演奏を聞いて、きっと皆さまも衝撃を受けると思います。僕も一緒にこのビートルズのファンとしてステージに立ちたいと思います」、初演から引き続きエルヴィス・プレスリーを演じる尾藤は「皆さんの演奏、お芝居、楽屋で聞いていてすごい成長ぶりですから、頑張っていきましょう。僕も負けずに頑張っていきたいと思います」とそれぞれコメントした。

最後に戸塚は、「今回はFINALということで、最後の公演となりますので、少しでも興味がある方はぜひ劇場に遊びに来てほしいと思います。一緒に遊びましょう。客席と舞台、ステージという関係性じゃなくて、お客さまと演者という関係性を飛び越えて一緒に遊びましょう」と思いを語った。さらに、「オノ・ヨーコさん、もし東京にいらっしゃることがありましたら、ぜひ観に来てください!」と呼びかけて、会見を締めくくった。

『BACKBEAT』は、以下の日程で上演。
プレビュー公演:2026年4月12日(日) 水戸市民会館 グロービスホール
愛知公演:2026年4月17日(金)~19日(日) 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール
大阪公演:2026年4月25日(土)~26日(日) SkyシアターMBS
東京公演:2026年5月3日(日祝)~17日(日) EX THEATER ROPPONGI
兵庫公演:2026年5月21日(木)~24日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

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