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2020年3月23日 17:45

【後編】斬劇『戦国BASARA』豊臣滅亡で伊達政宗役を演じる武子直輝にインタビュー! 「期待を上回るものをお見せできたら」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

100s

――今回の公演でも、斬劇「戦国BASARA」お馴染みの「笑劇」(「笑い」に特化した限定オリジナル演目)も用意されていますが、それについてはいかがですか?

まだ、全く予想がつかないです(笑)。どんなことをするんだろうって、楽しみでも不安でもあります(笑)。ただ、今回、寺山さんがいらっしゃるので、なんとかしてくれるだろうと思ってます。僕の中で、寺山さんは一番面白い俳優なので。

――武子さんご自身は、コメディやコントはお好きですか?

大好きです。コメディは演じるのも大好きなんですが、2.5次元ではキャラクターがブレないようにというのが第一だと思うので、自分を忘れずにギリギリのラインを突いていかないと、とは思っています。あくまでもキャラとして立っていられたらいいなと思いますね。

081s

――演出のヨリコジュンさんの印象は?

実は、ご一緒するのは初なんです。(取材当時)まだお会いできていなくて、どんな方かも分からないので、どんな感じで演じればいいのかを聞くためにも、ぜひ、ご飯に連れて行ってもらいたいと思っています(笑)。

――(笑)。新しい作品、新しいカンパニーに入る時には、武子さんはどのようにコミュニケーションを作っていくんですか? やはりご飯?

そうですね、でも、僕は、人見知りが激しくて、初対面の方とコミュニケーションをとるのは苦手なんですよ。今、人見知りを直そうと思って、意識して明るく振る舞うようにしていますが、なかなかうまくいかないこともあって(苦笑)。そういう場合には、本番に入ってからご飯を一緒に食べる機会とかも増えると思うので、そういうところで話せればと思っています。

159s

――ところで、武子さんはどのように役作りをされているんですか?

もちろん、資料を見たり、調べたりもしますが、基本的には、台本を読みながらその役をイメージして作っていきます。それから、2.5次元作品であれば、原作を読んだり、プレイしたりして、キャラクターにハマるようにということを意識します。あとは、体作りですね。キャラクターをイメージして、どんな体型が合っているのかを考えて、体を作ります。ただ、体を作っても、本番で痩せちゃうんですよね…なかなか千秋楽まで維持するのは大変です(苦笑)。

――本番中は痩せてしまうというお話はよく聞きますが、それは例えば、殺陣が少ない作品でもそうなんですか?

はい、そうです。お芝居は、体の全ての筋肉を使って表現するものだと思うので、全身の筋肉を駆使して、指先まで使って演じていると、体力を使うんだと思います。

156s

――なるほど。「戦国BASARA」はゲームが原作ですが、役作りとして今回もゲームはすでにプレイしましたか?

今は別の作品に入っているので、まだプレイできていないんですが、稽古前には始めようと思っています。僕、課金ぐせがあるので、早く始めすぎても怖いですし(笑)。

――ゲームお好きなんですか?

すごく好きです。引きこもり体質なので、家から出ないでやっています(笑)。なので、休みの日は、まず、台本を覚えて、筋トレをしつつ、ゲームをしてYouTube見て…という感じで、家の外にはほとんど出ないですね。自炊をしているのですが、それも冷蔵庫の中にあるものでパパッと作る感じです。

142s

――そうなんですね! では、俳優を目指したきっかけは?

子どもの頃に祖父と祖母が新聞の広告で子役の募集を見て応募したのが一番最初のきっかけです。子役の仕事は中学生の頃に、普通の生活に戻りたいと思ってやめたのですが、高校生になって進路相談を受けているうちに、自分は何をやりたいんだろうと考えてみたら、役者という道が浮かぶようになって。その時、何もやりたいことがなかったんですが、働きたくないし、お金は欲しいし、好きなことを好きなだけやりたいと考えていて(苦笑)。改めて振り返ったら、役者は楽しかったし、やりたかったことなのかなと思うようになって、それで、またやり直したんです。

138s

――実際に役者のお仕事をされていて、今、改めてどうお感じですか?

接客だったり、デスクワークだったりと、基本的に一つのことをやり通すのが「働く」ということだと思うんですが、その中で、役者の仕事は3カ月くらいで作品が変わるんですよ。もちろん、どの仕事であっても「演じる」ということは変わらないのですが、作品や役が変われば、(演じる役の)職業も変わるので、新鮮なんですよね。この間まで僕は高校生でしたが、次は歴史上の人物なんですよ?(笑)。役者をやっていると、何にでもなれる。だから、飽き性の自分にぴったりの仕事だと思っています(笑)。すごく楽しいです。

――今、俳優としての目標は?

ただ顔が良ければ売れるとか、お芝居がうまければ世に出れるというわけではなく、タイミングが重なったりと、多くの方に知ってもらうためにはいろいろな要素が必要だと思います。なので、僕はその可能性をたくさん持てる人間になりたいです。役者だけではなく、MCも歌もバラエティもやって、いろいろなところに価値を見出される人間になりたいと思っています。パラメーターがマックスの人間になりたいです。

――改めて、作品に向けての意気込みを。

10年という長い歴史のある作品の中で、伊達政宗というシリーズを通して人気の役をやらせていただくので、皆さまの期待を裏切らず、むしろ、期待を上回るものを舞台上でお見せできたらと思っています。

118s

前編~ https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/music/66547.html

斬劇『戦国BASARA』豊臣滅亡
原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ)
構成・演出・映像:ヨリコジュン
脚本:宮城陽亮
脚本協力:太田紘平(CAPCOM)
企画・原作監修:小林裕幸(CAPCOM)
出演:沖野晃司/武子直輝  前田隆太朗 永田聖一朗/井上正大 松藤拓也 健人 白又敦 寺山武志/護あさな 出口亜梨沙 水原ゆき/寿里/伊藤裕一 ほか
<東京公演>2020年4月10日(金)~4月19日(日)東京・品川ステラボール
<神戸公演>2020年4月24日(金)~4月26日(日)神戸・AiiA2.5Theater KOBE

公式HP   http://www.basara-st.com/

 

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