
人気ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」を原案とした新作歌舞伎の第二弾『刀剣乱舞 東鑑雪魔縁』が2025年7月5日(土)東京・新橋演舞場を皮切りに、福岡、京都で上演される。
今作は鎌倉時代の歴史書「東鑑(吾妻鏡)」をふまえ、鶴ケ丘八幡宮で暗殺された三代将軍源実朝の時代に刀剣男士が出陣する。前作も登場の三日月宗近(尾上松也)、髭切(中村莟玉)、膝丸(上村吉太郎)、同田貫正国(中村鷹之資)、小烏丸(河合雪之丞)の五振りに加え、新たに鬼丸国綱(中村獅童)、陸奥守吉行(中村歌昇)、加州清光(尾上左近)の三振りが加わる。前作に続き演出を手掛け、三日月宗近、羅刹微塵の二役を演じる尾上松也に作品への思いを聞いた。

―― 2023年第一弾に続く今回の第二弾が決まった時のお気持ちをお聞かせてください。
歌舞伎版の刀剣乱舞を企画した時から一作品では終わりたくないと思っていました。継続的に創りたいという目標がありましたので、上演出来ることはとても嬉しいのですが、まだ第二弾。これからも、第三弾、第四弾と続けていきたいと思っております。
――今作も、前作に引き続き 演出も尾上菊之丞さんと共にされますが、今回はどのようなことを意識されていますか?
今回は前作と比べると少しテイストが違う形式にしております。更には物語と舞踊を別立てにしておりますので、両方ともわかりやすく、楽しく観ていただけることを目指しています。内容話も前作とは違いますし、「とうかぶ」と言われる新作歌舞伎『刀剣乱舞』といえば、これがセオリーだというものも作りたい気持ちもありつつ、また違ったものもお見せしたいです。そういう要素を盛り込めたらと考えております。
――そのセオリーはもう頭の中に出来上がっているのでしょうか。
『刀剣乱舞』の基本的な姿勢が「歴史を守る人」と「変えようとする人」。この対決が根底にありますので、その設定は変わりません。どのようんな敵が来ようとも歴史を変えることが悪であるということ、時代がどんなに変わろうとその設定は変わりません。「とうかぶ」ですとこう表現されますというセオリーを作った方が、楽しんでいただけるのではないかなという気がします。

――製作の中で、大変だなと感じるところはありますか。
全部大変ですけど、やはり物語を作るところですね。前回もそうでしたが、『刀剣乱舞』の良さでもあるのですが、決められたストーリーがないので、自由性が高く、それぞれの物語をオリジナルで創作できるのは、いいところでもあり大変なところでもあります。 原作があれば、本筋で追っていく物語になりますが、それをゼロから作っていかなくてはならないですし、なおかつその物語に順じてどんなキャラクターを出すかも自由ですのでやりがいがありますが、苦労するところも多いというのは前作と同様でした。
――演出として、どの段階から関わっていらっしゃるのでしょうか。
本当に最初の企画を出すところからです。今後も他の作品で演出的なことをさせていただけける機会があったとしても、ここまではやらないなというところまでやらせていただいています。グッズをはじめ、あらゆることに自分の思い、意見を言わせていただいています。
――グッズとは、いわゆる販売グッズのことですか?
はい。デザインも含めて、 知らないことはないようにしたいという思いはありますね。ですので歌舞伎『刀剣乱舞』のことで目指しているのは舞台演出ということだけではなく、劇場に入る瞬間、グッズ、食べ物、劇場に入って来た時の印象、聞こえてくる音楽、幕開きからはもちろんお芝居が大事ですが、終演から劇場の扉を出て、ロビーを通過して、劇場の外に出る。そこまでがワンセットというのが僕のイメージです。
――この作品の提案からされたということですか。
そうです。ですので一作目は公演に至るまでに2、3年の時間がかかりました。

――題材として『刀剣乱舞』を選ばれた経緯は
純粋に自分が新作を上演したいと思い、歌舞伎との何かリンク性の高い作品はないかなと思っていた時に出会いました。僕自身はそれまで刀剣乱舞のゲームは未経験でしたし、いまだにヘビー審神者にはなれておりませんが、この作品が持っている歌舞伎とのリンク性に非常に魅力を感じましたので、それからいろいろと勉強をしました。
――新作歌舞伎ありきで探したということですね。
そうですね。新しい作品を作りたい、自分が手がける新作歌舞伎をやりたいとずっと思っている中での出会いでしたね。
――そうした中で、『刀剣乱舞』は2.5次元の舞台であったり、ミュージカル化されたりしていますが、歌舞伎で表現する良さはどこに感じていますか。
まあ間違いなく、白塗りをして髪型も違う、衣裳も違う、まずこういう刀剣男士は歌舞伎でしか見られないということです。他のメディアミックスは、忠実に原作通りに髪型やビジュアルもゲームに則った造形が基本となっております。歌舞伎版はそれをリスペクトしながらも、歌舞伎に落とし込んでおりますので、歌舞伎版でしか見られない形になっています。
――洋装を歌舞伎で表現する。洋装を連想させるような形が出てくるのでしょうか。
連想させるというよりは、 基本的には全部和装に変換しています。どう見ても和装なのに髭切、膝丸は洋装のようにも見える。加州清光もタイトなスーツ姿に見えるように工夫をしています。

――今回の物語の題材については、どのような思いでいらっしゃいますか。
題材を選ぶのは大変です。たくさん歴史の題材があり、できるだけ他のメディアミックスでまだ上演していない作品を作りたいとは思っていましたが、主だった時代はだいたいすでに上演されています。今回は、第一作目の上演中から第二弾の構想をしておりまして、その時には、髭切、膝丸に関係がある作品にしたいという漠然とした思いがありました。自分にもお仕事で少しですがご縁があり、個人的に魅力を感じている鎌倉時代の「実朝暗殺」をテーマにするのがいいのではないかという思いに至りました。
――NHK大河ドラマの『鎌倉殿の13人』でも印象的でしたね。
大河ドラマの影響はあったと思います。非常に印象的な時代ですし、歴史上でもトップクラスに入るぐらい衝撃的な事件だと思いますので、それを題材にするのは面白いかなと思いました。
――髭切、膝丸の二振りを特にと思われたのはなぜですか。
前回は三日月宗近が活躍しましたので、今回は僕以外の若手が中心になれる題材にしようと思いました。第一作時に、髭切、膝丸の人気を肌で感じておりましたし、カーテンコールの後の写真撮影タイムでも、とても人気が高かったので、これは次回、是非この二人にゆかりがあるテーマにしたいなと公演中に思いました。

――今回、新しいお三方、鬼丸国綱(中村獅童)、陸奥守吉行(中村歌昇)、加州清光(尾上左近)の三振りが加わります。
このお三方が参加してくださったのはとてもありがたいです。特に歌昇君と左近君は、自ら出演を希望してくださいました。獅童さんは、自分が若い頃に大役に抜擢していただいたり、新作に誘っていただいたことが、僕のバイタリティーのひとつになっておりますので、恩返しの意味も含めて、第一作目ではお声だけのご出演でしたけれども、今回はぜひ出演していただきたいと思いお願いをしました。とても心強いです。

歌舞伎『刀剣乱舞 鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ) 』
大喜利所作事 舞競花刀剣男士(まいきそうはなのつわもの)
日程:東京 新橋演舞場 2025年7月5日(土)~27日(日)
博多 博多座 2025年8月5日(火)~11日(月・祝)
京都 南座 2025年8月15日(金)~26日(火)
原案:「刀剣乱舞 ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)
脚本:松岡亮
演出:尾上菊之丞 尾上松也
出演:尾上松也 中村歌昇 中村鷹之資 中村莟玉 尾上左近 澤村精四郎 上村吉太朗
市川蔦之助 河合雪之丞 大谷桂三 中村獅童
製作:松竹株式会社
主催:歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
©NITRO PLUS・EXNOA LLC/歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
公式サイト https://kabuki-toukenranbu.jp/

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