
――獅童さんから誘われて、ご自身が影響を受けたとのことでしたが。
『あらしのよるに』という童話が原作の作品です。獅童さんと獅童さんのお母様が企画をされました。まさに今回の『刀剣乱舞』と同じように。そして、その作品に当時はまだ世間の方に全く知られていない僕を誘っていただきました。ダブル主演という形でしたので、それはとても嬉しかったですし、舞台をつくる上で大切ないろいろなことを近くで見させていただきました。その時に獅童さんに、「おまえもいつかはこういう自分の企画、自分の新作というもので結果を出せるようにならなきゃダメだよ」と仰ってくださり、僕もいつか自分が手掛ける新作歌舞伎を作りたいと思うようになりました。僕が経験させていただいたように、後輩たちにも「あぁ僕もやってみたいな」と思ってもらえるような作品作りをしなくてはという思いです。
――獅童さんからご自身が影響を受けたように、こんどは後輩方に繋げるということですね
最近は「新作歌舞伎が多いですよね。」「アニメ作品も歌舞伎でやりますよね。」というお客様からのお声をお聞きしますが、これは最近の出来事ではなくて、昔から歌舞伎は、新作を作り続けてきて今があります。伝統芸能とは、古典を守るだけではなく、新たな作品を生み出し継承することも含まれています。自分も先輩方の背中からそうした姿勢を学び、今度は後輩たちにもそのバトンを渡せるようにと思っています。

――今回の役者としての松也さんですが、 前回に引き続き三日月宗近役、そしてもう一役が羅刹微塵。悪役ということだけは書いてありますが、これがどんなお役なのか教えてください。
これはもう謎に満ちたキャラクターにしたいのですが、僕ら自身もよく理解してないことが事実です(笑)。彼の背景に何があってこれからどうなっていくのかは、僕らも作品を作りながら構想して楽しんでいって、自然に成長してほしいなと思っているようなキャラクターです。お稽古をして作っていく中で何かが増幅していったらいいなと思っています。
――羅刹微塵はこれからも続いていくことを予感しますが。
もしかしたら続くかもしれないですし、その辺も僕らもわからないまま突き進みたいと思っています。

――今回、所作事「大喜利所作事舞競花刀剣男士」もあります。どのようなものになるのでしょうか。
イメージで例えますと、いわゆる出陣をしてミッションを終えた刀剣男士たちが本丸と言われる、自分たちの家に帰って来て、審神者と一緒に宴を楽しんでいる、芸を披露しあっているというような舞踊シーンになります。 その中で、 四季折々だったり、日頃から歌舞伎をご覧になられている方ですと、あの舞踊を刀剣男士が踊っているみたいなど、その双方でファンの方にも違った意味でも、お楽しみに頂けるように、最後は華やかに楽しい雰囲気で終われるといいなと思っています。
――前回、舞台が華やかで綺麗だったことが印象的だったのですが、今回の舞台でここだけは観て欲しいところを教えてください。
舞台装置や構造は歌舞伎らしさを基本にしていますが、特に印象に残したいシーンがいくつかありますので、楽しみにしていただきたいです。新しいことを取り入れる際も、物語の整合性を考えて、自然な流れや効果が大切で、奇をてらうのではなく意味のある演出を目指しています。実朝暗殺という重要な場面では、お芝居と見た目の両面でインパクトを残したい、印象付けたいと考えています。

――前回初めて演出をされて、ご自身に与えた影響はありますか?
演出と主演を同時に勤めたことで感じたプレッシャーや達成感は、何ものにも代えがたい経験になりました。僕のお芝居や演技にどう還元されているのかはわからないですけれど、自分が思い描いてきたこと、こうやりたいと思ってきたことが、全ての方に共感していただくことは難しいですが、多くの方に感動していただけたということは、自分が積み重ねてきたことは間違っていなかったという自信にはなりましたね。
――松也さんご自身は、プレッシャーを感じるタイプですか?
感じますね。感じなさそうだとよく言われるのですが、緊張しいですし(笑)。ですので一作目のビジュアル解禁の時もびくびくしていましたし、初日が開くときも不安で仕方がなかったです。演出と主演も兼ねていましたので逃げ場ゼロですので怖かったことを覚えています。

――最後にご覧になる皆様に向けて、メッセージをお願いいたします。
どなたでも楽しんでいだけるエンターテイメントにしたいという思いを持ちつつ、歌舞伎の良さ、魅力を前作とはまた違った形でお見せできると思いますので、前作をご覧になった方も、今回初めての方もぜひ劇場にいらしてください。この『刀剣乱舞』「とうかぶ」の世界に浸っていただけたら幸いです。
――ありがとうございました。

歌舞伎『刀剣乱舞 鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ) 』
大喜利所作事舞競花刀剣男士(まいきそうはなのつわもの)
日程:東京 新橋演舞場 2025年7月5日(土)~27日(日)
博多 博多座 2025年8月5日(火)~11日(月・祝)
京都 南座 2025年8月15日(金)~26日(火)
原案:「刀剣乱舞 ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)
脚本:松岡亮
演出:尾上菊之丞 尾上松也
出演:尾上松也 中村歌昇 中村鷹之資 中村莟玉 尾上左近 澤村精四郎 上村吉太朗
市川蔦之助 河合雪之丞 大谷桂三 中村獅童
製作:松竹株式会社
主催:歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
©NITRO PLUS・EXNOA LLC/歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
公式サイト https://kabuki-toukenranbu.jp/

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取材:文/高橋美帆 撮影/有田純也

